【ライブレポート】L.A.F.U.×KABUTO
10月10日(月・祝)、品川プリンスシアターにて『L.A.F.U.×KABUTO』が開催されました。
L.A.F.U.とは、2000人以上が参加したオーディションを勝ち抜いたイケメンユニット。芸人だけではなく、ダンサー、俳優などさまざまなジャンルで活躍が期待される新鋭16人が歌に、ダンスに、コントにと多岐にわたった活動を繰り広げています。
そして、KABUTOとはピン芸人・畑中しんじろうこと“ちゃんのしん”をリーダーとする若手芸人のアイドル軍団。ピンクのタンクトップ&はちまき、白の短パンという出で立ちの歌って踊れるユニットとして、人気を博しています。
そんなよしもとを代表する(?)2大ステージユニットが今宵、夢の共演を果たしました!
まずは、L.A.F.Uが登場。切れ味の鋭い迫力あるダンスで、会場を一気に包み込んでいきます。気持ちよく踊れたようで、“ハイスクール”というストーリー性のあるダンス後には暗転のなか、メンバーから「楽しい〜!」という声も挙がりました。
「L.A.F.U×パフォーマンス」では、さまざまな特技を披露するメンバー。
トップバッターのKan&TACKTによるボイスパーカッションは成功に終わったのですが、てっぺーの三線演奏、ムラジュンのバイオリン演奏はお世辞にも上手いとは言えない結果に。仲間の散々な出来に「俺も怖くなって来た……」とつぶやくユーキでしたが、aikoさんの「ボーイフレンド」をピアノで演奏します。すると演奏中、可愛いとチヤホヤされるユーキを意識しているらしいりょうが、突然乱入。「ホントに邪魔だった!」と、困惑の表情を浮かべるユーキでした。
華麗なダンス後は、オリジナルソング「L.A.F.U.YELL」「Still in Love」「Wonderland」を披露しました。
暗転のなか、客席でピンクのペンライトが光り始めると、続いてKABUTOが登場。
「す〜ごい人数だね。300万人は入っているのかな? 今日は僕達のためだけにありがとう」と、お決まりのセリフを口にするリーダー・ちゃんのしん。「L.A.F.U.もカッコいいけど、俺らもカッコいい?」と副リーダーのにしじ(エリートヤンキー・西島)に訊かれると、「カッコいい!」とキッパリ答えます。
「けど、ハゲてる人もいるよ」とにしじから名指しされたのは、GHS(トレンディエンジェル・斉藤)。頭を隠さず、口元を隠すという謎の行動で会場を沸かせました。
メドレーでは「ステドリ」「過去未来」「君が好き」「ワンステップ」「君に元気」を披露しました。
また、アコースティック・バージョンでは文様(囲碁将棋・文田)のギター演奏に合わせて、GHSとCHS(ジャングルポケット・斉藤)が「Thanks for you」「ステドリ」「ワンステップ」を熱唱。その横では、このユニットでは食いしん坊キャラのこんちゃん(バース・近藤)が、焼きそばを無心に食べ続けていました。
いじめられるだま君(ジューシーズ・児玉)を助けるマイケル・ジャクソン。最初はちゃんのしんが扮していたのですが、イノッチ(井下好井・井下)に変わって……というダンス調のユニットコント後は、さらに歌とダンスを披露。「虹に願いを」「sweet sweet baby」「マッチョ未来」、アンコールでは「過去未来〜大阪Ver.〜」を熱唱し、KABUTOのステージは終了しました。
それぞれのライブ後は、合同企画「L.A.F.U.×KABUTO 7番勝負」がスタート!
1番勝負は「腕相撲バトル」。腕に覚えアリのメンバーが3名ずつ参加し、勝ち抜き戦へ。トップバッターのGHSがあっさりと負けてしまったため、KABUTOは追いかけるかたちとなりましたが、最後の砦・だま君が2人を倒して最終決戦へと持ち込みます。が、「若い頃はケンカばかりしていました」というヒロが、圧倒的な強さを見せてL.A.F.U.を勝利へと導きました。
2番勝負は「モノマネバトル」。3対3の対決となりましたが、L.A.F.Uチームは大将がアニメ『ちびまる子ちゃん』に登場するさまざまなキャラクターを1人でモノマネ、KABUTOチームはCHSが「踊るポンポコリン」に合わせて氷室京介さん、松山千春さん、山崎まさよしさん、森本レオさんのモノマネを披露し、会場を沸かせます。結果、多彩な芸を見せたL.A.F.U.チームの勝利となりました。
3番勝負は「クイズバトル」。5人の勝ち抜き戦は序盤、KABUTOチームが劣勢にたちましたが、L.A.F.U.チームのアンカー・みずきが最後まで正解できず、逆転に成功します。
4番勝負は「ラブソングバトル」、5番勝負「女子歌バトル」は、L.A.F.U.チームのSori、TACKT&大将というイケメン相手に健闘したKABUTOチームのCHS、GHSに、それぞれ軍配が上がりました。
6番勝負「運だめしバトル」。1つだけ入っている鳴らないクラッカーを手に取ってしまったほうが負けというなか、各チーム5人がランダムにクラッカーを選択します。BGMに合わせて踊りながら、クラッカーを鳴らしていく両ユニットメンバーでしたが、L.A.F.U.チームが華麗なダンスを披露するたびに絡んでいくKABUTOチームの文様。にしじに「デブなのに、なんで出て来るの?」とツッコまれても、全くひるみませんでした。
このバトルは最後の1人ずつまでもつれ込みましたが、てっぺーがクラッカーを鳴らしたL.A.F.U.チームが勝利を収めました。
最後の勝負「大縄跳びバトル」は、そのタイトル通り、大縄跳びで飛んだ回数が多いチームが勝ちというもの。KABUTOチームの人数に合わせて、L.A.F.U.チームはYU、なる、みずき、ジャン、りょう、ムラジュン、てっぺー、G.Meeが挑戦。……ですが、G.Meeはなぜか気まずい表情を浮かべています。
実は、KABUTOメンバーでもある彼。仲間にぐいっと前へ押し出されると、客席からは「あ〜〜〜〜!」という非難の声が。さらに、「あれ? しんちゃん、あの人知ってる?」(にしじ)「誰だっけ? 同級生の鈴木くんかな?」(ちゃんのしん)と冷たい態度を取られてしまいました。
先攻のL.A.F.U.チームは、結果16回。なんとか勝ちたいKABUTOチームは、誰が縄を回すのか、誰がどのポジションに入るのかで揉め始めます。そんな様子に、いつもチームを仕切っているにしじは「え? 俺がいないと、こんなにぐだぐだなの?」と呆れ顔。揉めに揉めたKABUTOチームでしたが、最後は見事なチームワークを見せ、18回に成功。7番勝負を見事に制し、先輩ユニットとしての威厳を見せつけました。
エンディングでは、L.A.F.U.が「ステージオブドリーム」、KABUTOが「Wonderlad」と、それぞれのオリジナルソングを歌い合います。お客さんの温かい手拍子を受けて、ライブの成功を喜び抱き合う両リーダー。
「KABUTOはたちが悪いから、今後“Wonderland”を自分らのライブで歌う可能性があるよ」と、ニヤニヤするにしじ。ちゃんのしんが「交換として、“メッセージオブドリーム”あげる!」と言うも、「いや、1曲だけじゃ申し訳ない」と文様。「じゃあ、“過去未来”も“ワンステップ”も“マッチョ未来”もあげる!」と大盤振る舞いするちゃんのしんでしたが、L.A.F.U.メンバーはただただニコニコと笑うだけです。
そんななか、1人号泣するG.Mee。「どうしたの? なんで泣いてるの?」と口々に訊ねられ、「こんなかたちでKABUTOさんと共演できるなんて……」と顔を覆うと、KABUTOメンバーからは「お前もKABUTOじゃねーか!」という愛のあるツッコミが入りました。
●L.A.F.U公式サイト
http://lafu.laff.jp/
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