映画『指輪をはめたい』で三股をかけられる池脇千鶴「プライベートなら許せない」
11月3日(木・祝)に都内のホテルで、11月19日(土)よりロードショー公開される映画『指輪をはめたい』の完成報告記者会見が行われ、池脇千鶴が出席しました。
今作は、新鋭・岩田ユキ監督が芥川賞作家・伊藤たかみの同名小説を大胆に脚色、レトロポップな世界観を散りばめてファンタジックに映画化したものです。山田孝之さんが演じる営業マンが、ある日スケートリンクで転倒したことから、なぜか恋人に関する記憶だけを喪失! しかもカバンからは婚約指輪が出てくるわ、3人の女性が「自分が彼女」と名乗り出てくるわ…という、一風変わったラブストーリー。そんな中、池脇千鶴は小西真奈美さん、真木よう子さんとともに、いわば三股をかけられる女性を演じます。
そして今回の会見では、監督とともに、三股をかける方とかけられる方が勢ぞろい。なんとも華やかさに満ちたものとなりました。冒頭、山田さんが「この映画は、映像とか音楽がファンタジックで美しいんですよ。そういう意味で女性はすごく楽しめると思いますし、それ以上にぼくは男性に観てほしいので、ぜひ男女で観にきてください」と、映画の魅力をアピール。才女を演じた小西さんは「設定が設定ですけど、とっても楽しく仕上がっています。3人のキャラもまったく違うので、女性は自分に当てはめてみて」、風俗嬢にふんした真木さんは「コミカルで幻想的で独創的な映画ですが、今までやったことない役をやったのでどうみなさんに受け止められるかドキドキしています」とコメント。そして、公園で人形劇の屋台をしている女の子を演じた、池脇は「この映画は“ラブファンタジー哲学”だと思っています。面白おかしいんだけど、とても深いものが残るというか。いろんな方に観ていただきたいです」と笑顔で語ったのでした。
なお自分の役柄について「相手が大好きだっていう思いが空回ってしまう子で、でも前には出られなくって、なんだか演じていて『残念な子だな』っていう風には思っていましたね(笑)」と評してみせた池脇。三股をかけられるということに関しては「客観的に見ると、本当にダメですよ(笑)。それはやっちゃいけないことだし、人ごとならいいんですけど(笑)、そこに自分が絡むとなったら許せないでしょうね」と力強くコメント。小西さんも真木さんも「三股は絶対許せない」ということで、女性陣の意見は一致。それを受けた山田さんは「三股なんて大変でしょうから、ぼくはしたいと思わないですよ」と同調してみせました。また、結婚に何を求めるかについて訊かれると、「フィーリング」(山田)、「優しさ」(真木)、「健康」(小西)、という答えの中、池脇は「まず相思相愛であること。あとは一緒においしいもの食べて、気持ちよく眠りにつける生活ならいいですね」と穏やかに語ったのでした。
最後は、指輪型をしたケーキが登場し、出演者&監督がそろって入刀。作品のヒットを祈願しました。なお映画の本編には、かまいたちの山内健司も出演していますので、そちらもお楽しみに!
●作品情報
『指輪をはめたい』
2011年11月19日(土) 新宿バルト9ほか全国ロードショー
監督・脚本:岩田ユキ
原作:伊藤たかみ(文春文庫刊)
出演:山田孝之、小西真奈美、真木よう子、池脇千鶴、
二階堂ふみ、山内健司(かまいたち)、マギー司郎、水森亜土
配給:ギャガ、キノフィルムズ
公式サイト:http://www.yubiwa-movie.com