【ライブレポート】相方とは?~お客さんは絶対知らない僕らの本当の関係性を本音でトークします~
11月30日(水)、東京・品川よしもとプリンスシアターで『相方とは?~お客さんは絶対知らない僕らの本当の関係性を本音でトークします~』が開催されました。
このイベントは、お客さんの知らない芸人の関係性を本音で話そうというもの。この日はギンナナ、ニブンノゴ!、エリートヤンキー、御茶ノ水男子が出演。品川よしもとプリンスシアター最後のイベントということもあり、MCのギンナナ・金成はまず「楽しいライブにしましょうね」と、出演者に声をかけました。
芸人への事前アンケートを中心に、トークは進んでいきます。
「相方を選んだ理由」でニブンノゴ!・宮地は、大川について「根アカ、声が好きだった」とコメント。
「僕が高3の時に、1年に飛び抜けたバカが入って来たと噂になった。それが大川だったんです。で、昼休みに大川が友達と(学校の)中庭でパットゴルフをしているのを観に行った時に声が印象に残ったんですよね」(宮地)
その後、大川のいる教室まで出向き、「学園祭で一緒にお笑いやらない?」と誘ったと言う宮地は「先輩から呼び出されてビビったんだと思う」と前置きしながら、「呼びに行った時、大川が机の中に財布を隠したのを見逃さなかった!」と絶叫していました。
宮地が専門学校入学後、再び大川と再会。「もう一度やろう」と誘った際、大川が友人だった森本に声をかけ、今のメンバーに至ったそうです。
そんな熱い理由を述べた宮地に対し、大川は「僕が産まれた高知に住んでいたから」とあっさりした回答。みんなが真面目に答えるなか、アンケート記入名を“チョロンチンマンタルディア”にするなど、ボケに徹する奔放な大川。そんな彼に度々振り回される97年デビュー組のミニコントが多々観られました。
エリートヤンキーは「結成8年間中7年半は暗いけど、NSC時代に明るかった」という橘を西島が誘って、コンビ結成。元々、相方のいた橘を西島が電話で口説いたというエピソードを聞き、「恋愛みたいだね!」と嬉々とする森本。
また、「別々のコンビだった時から、飲みに行くほど仲がよかった」という御茶ノ水男子の「努力する方だったので」(しいはしジャスタウェイ)「話が合う。気が利く人だった」(おもしろ佐藤)という理由には、金成から「お前らだけ本物のお見合いみたいだな!」というツッコミが入りました。
「コンビの約束事」では、舞台前についての行動について興味深いエピソードが語られました。
ギンナナは菊池に金成が「自由にやって」と、エリートヤンキーは舞台袖で出番を待っている時に、前に立っている橘へ西島が「元気よく楽しく新鮮にやりましょう」と声をかけるそう。アクションを取り入れたコントも多い御茶ノ水男子はネタ前にストレッチ&握手は欠かさないとか。今ではやらなくなったというニブンノゴ!ですが、単独や賞レースなど大一番の出番前には指を重ねて円陣を組むそうです。
「コンビでケンカはする?」というテーマに、「数えきれないほどケンカをしている」と答えたのはエリートヤンキー。
「ネタの間違いとか言い方から始まって、ケンカばっかりしていると言うこともなくなってくるじゃないですか。そうすると、(ケンカのもとになったことは)関係ないことをその場で言うようになって」(西島)
「で、相方に“僕はみのるくんって呼んでるのに、みのるくんはにしじって呼んでくれないじゃないか!”ってキレられたんです」(橘)
ニブンノゴ!は、トークライブの最中に宮地と森本のケンカが始まったこともあったそうですが(その場は大川が冷静に対処)、どのコンビもやはりネタに関してのケンカが多いよう。ただ、「30歳を超えたらケンカはなくなってくるもんだ」という森本の意見に、みんなが同意します。
「言い方もマイルドになってきますよね。昔は“それ、面白くない”ってキツく言ってましたけど、今は“これより面白いの、ないかな”って言うようになりました」と言う西島に「そう言うと、さっき言ったことも否定してないもんね」とうなずく金成。すると、「俺にもそう言ってよ!」と相方・菊池が主張します。
「いやいや。みのるは考えてきてるから、こう言える訳でしょ? 手みやげなしで来られてもこうは言えない。ネタ合わせしようかって言ってから、ノートを広げることが多いじゃん」(金成)
「確かにそういう時もあるけど、考えてきた時にノートを見せても“ウィッス!”で終わらせるじゃん!」(菊池)
急に言い合いを始めたギンナナに、「今、ケンカしてましたよね?」と橘。その瞬間、2人はオープニングで「ケンカをしたら仲直りのキスをしよう」とふざけて言ったことを思い出します。「いや、今のは違う」と必死で取り繕うとするも、あとの祭り。
最初は嫌がっていた2人ですが、なかなか始められない空気の中、金成が「早くキスして終わろうぜ!」と男らしく腹をくくります。観客&出演者の笑いが響くなか、品川プリンスシアターはギンナナの熱〜いキスで最後の幕を下ろしました。
【ギンナナ】【ニブンノゴ!】【エリートヤンキー】【御茶ノ水男子】