「あなたを描きます!」注目の画人・たいぞうが、東京で開催中の個展で驚きの企画を
12月2日(金)、よしもとの新画人として注目を集めている吉本新喜劇・たいぞうの個展『たいぞう展 in TOKYO 2011「透明」』が開催されるにあたり、たいぞう本人が会場となっている有楽町マルイに登場。意気込みと、驚きの企画について語りました。
たいぞうは、新喜劇に所属する芸人でありながら、番組の企画で絵を描くことになったことから才能を認められたという注目の絵描き芸人。12月2日(金)~7日(水)まで開催される『たいぞう展 in TOKYO 2011「透明」』は、東京では3回目の個展となります。過去2回の個展もすべての絵が完売したということもあり、開場早々、絵が売れていく中での会見となりました。
とはいえ、東京での会見は初めてというたいぞう。「僕の感じとしては、絵を見てくださる方の好みが大阪と東京では違うように思います。大阪はやっぱり派手好きと言いますか、パワフルな絵が好まれるんですが、東京では優しい色が好まれる。なので、今回は家族や愛情をテーマにした絵を多めに持ってきましたね」と、個展への意気込みを。
また、絵を描き始めたきっかけについて尋ねられると「絵は小さいころから描いてました。中学のころ、漫画家になろうか芸人になろうか迷って芸人になったくらい(笑)。でもそうして芸人やるようになったんですけど、番組の企画で絵を描いてみたら『アボリジニーの絵に似てる』って言われた。それでみなさんのおかげで個展を開いてみたら、絵が完売するというんでなんだか不思議な流れを感じますよね」とコメント。現在ほぼ毎日キャンバスに向かっているということですが「たとえば尊敬している、キャラもちょっと似てると言われる(笑)、ジミー大西さんのように、芸人を辞めるという選択肢は僕にはないんです。僕の中での割合としては芸人と絵描きが半々ぐらい。芸人として舞台で人を喜んでいただきつつ、見て幸せになってもらえるような絵を描いていきたいですね」と、絵描き芸人としてのアイデンティティについて語りました。
そんな「人のために描きたい」というたいぞうが、今回の個展に新たに挑戦するのが「“あなたを描きます”企画」。これはたいぞうが、大切な思い出やエピソードなどを希望者から直接伺い、イメージを膨らませて1枚の描くというものです。「中村玉緒さんに勝新太郎さんとの絵を頼まれたことがあるんですが、そのときには2人が手をつないで歩いた話などを聞き、その姿を描きました。その一方で、一般の方から『絵から元気をもらって、病気が治りました』とか、こないだも『2歳の娘がいるんですが、彼女が結婚したときのプレゼントにします』とか、ありがたい声をいただくことが多くて。じゃあこの機会に、ぜひ直接お話を聞いて、僕がその人のために描いた絵を買っていただければと思ったんですよね。僕自身、すごく楽しみにしています」とのこと。世界でただ1枚のたいぞうの絵が手に入れられるチャンス。個展自体は入場無料ですので、ぜひ会場に足を運んでみてください。
●展覧会情報
『たいぞう展 in TOKYO 2011「透明」』
期間:2011年12月2日(金)~7日(水)
会場:有楽町マルイ 1F カレンダリウム
入場料:無料
※「あなたを描きます予約販売」
極大(910mm×1820mm)1,000,000円/特大(910mm×910mm)500,000円/大(700mm×700mm)300,000円
完成受け渡し予定は2012年3月。詳しくは係員にお尋ねください。
●芸人顔検索 たいぞう
http://search.yoshimoto.co.jp/#/r/s=w=1240/r=674
【たいぞう】