笑い飯が「文化財レスキューイベント」に出動! 聴講生を“奈良漬け”に!?
1月22日(日)、東京都内の新宿住友ホールにて『笑い飯・アドルフがおくる「1日奈良漬け特別授業」』が行われました。
このイベントは、奈良の文化や伝統を楽しく学んでもらうとともに、奈良文化財研究所が東日本大震災で被災した文化財を救援するために行っている「文化財レスキュー」について知ってもらおうというもの。そこで今回、奈良県出身である笑い飯と、奈良県の住みます芸人であるアルドルフに白羽の矢が立てられたという格好です。
特別授業のメインとなったのは、笑い飯・哲夫による「おもしろくてためになる仏教入門」。最近では、仏教に関する講演を行うほか、著書『えてこでもわかる 笑い飯哲夫訳 般若心経』やDVD『見たら必ず行きたくなる 笑い飯哲夫のお寺案内DVD』も出している哲夫が、ホワイトボードとスライドを駆使し、満員の聴講生たちを相手に仏教の魅力を語ります。「もうね、お話したいことがいっぱいあってですね…」と終始早口、息切れまでして話した内容は、それこそ縦横無尽。哲夫個人が仏教に興味を持ったきっかけから語り起こし、そこからのめり込むまでが、まずはマクラ。その後は、釈迦が仏教を生み出してからの歴史を振り返り、「空」などの仏教の独特な教義をなぜか「チョコボールの箱」にたとえて説明したりで、生徒たちをどんどん巻き込んでいきます。
果ては、陰陽五行説を持ち出し、そこからどこへ行くのかと思いきや、陰陽道が奈良の都の平安にいかにして生かされたかを立て板に水で説明。そうして、お寺における伽藍の変化についてまで解説した最後は、「中二のときにヤンキーに絡まれたことがありましてね。そのヤンキーの顔をね、見つけたんですよ!」と仏像の写真を映しだして、見事にオチ。会場は哲夫先生の授業に感じ行った様子で(?)拍手を送っていました。
また2時限目は、奈良県“住みます”芸人のアルドルフが講師の先生を招いて、奈良独特の「握り墨」についてレクチャー。終了後エントランスの一角に設けられた握り墨体験のブースには、たくさんの方たちが並び伝統文化に親しんだのでした。また、エントランスには「文化財レスキュー」の活動報告とともに、募金コーナーが設置され、こちらにも多くの方々が足を止めていました。
なお、休憩時間に行われた囲み会見で、哲夫は講義を終えた感想について「これだけのお客さんが来てくださってありがたかったんですが、実はね……僕これ思いだしたの昨日のことやったんですよ」とまさかのコメント。記者たちからは「前日であれだけのものを!?」と驚きの声が上がりました。また、西田は奈良の良さについて「有名な歴史的な文化財が身近にあるっていうのはすごいですよね。だって学校から大仏さんまで歩いて行けるんですよ。ただ、僕がまさにそういうヤツだったんですけど、大阪や京都に比べて、若干イケてないんですよね(笑)。もっと堂々としたらいいのにね」と、奈良について不思議なPRを行い、会見は笑いにい包まれたのでした。
●書籍&DVD情報
『えてこでもわかる 笑い飯哲夫訳 般若心経』
価格:1300円(税込)
ヨシモトブックスより発売中
http://ysmt-books.laff.jp/books/2009/01/post-3f37.html
『見たら必ず行きたくなる 笑い飯哲夫のお寺案内DVD~修学旅行でなかなか行けない奈良のお寺編』
価格:3500円(税込)
よしもとアール・アンド・シーより発売中
http://store.shopping.yahoo.co.jp/yoshimoto-shop/yrby90258.htm
●芸人顔検索 笑い飯
http://search.yoshimoto.co.jp/#/r/s=w=2654/r=097
●芸人顔検索 アルドルフ
http://search.yoshimoto.co.jp/#/r/s=w=93/r=3309
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