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2012年1月23日 (月)

16の個性豊かな店舗が揃い踏み! なんばグランド花月ビルお直しプロジェクト会見

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1987年に竣工し、いまでは年間約85万人が訪れる笑いの殿堂「なんばグランド花月」が、来たる4月8日、リニューアルオープンします! コンセプトは「伝統と革新」。ビルの名称は「なんばグランド花月ビル」と改め、現在、着々とお色直し工事を進行中です。1月23日(月)、その全貌と新たに同ビルに出店するテナントを発表する記者会見が開かれました。

司会の浅越ゴエが登場し、まずは今回の改装について概要を説明。「これまでは公演を見ていただくだけの劇場でしたが、そんな吉本らしくないおもてなしを改め、観劇以外のお客さまにも大阪と吉本の笑いを楽しんでいただける場所に生まれ変わります」と宣言した後、その中核をなすのが16のユニークな店舗であることを明かしました。「コテコテの粉モノからとんでもないショップ、占いまで、吉本らしい仕掛けがいっぱい」というその顔ぶれに期待が高まります。また浅越は、施設などのハード面だけでなく、ソフト面のグレードアップについても言及。通常の昼公演を朝9:45から3回行い、毎日、特別ゲストが出演。夜は「吉本百年物語」と銘打ち、新喜劇とはひと味違う芝居を上演するという充実ぶりで、こちらも注目です。

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ここで、ゲストの今いくよ・くるよが舞台に登場。くるよは、同ビルに新設されるファサード(正面玄関の意匠)をイメージした巨大衣装で視線を独り占め。前回改装時の思い出話とともに、新生NGKへの期待を語りました。くるよは、「たくさんのテナントさんが入られることに大感激。お客さんには、お食事してから入場して笑っていただき、また帰りにお食事を楽しんでもらえる。私たちは出前もね!」と、オープンが待ちきれない様子。いくよは、「そしてまた、漫才でも頑張らせていただきます!」と決意を新たにしていました。

続いて、気になる16のテナントを応援する芸人たちが。それぞれが、お店の方々とタッグを組んで、PRを展開する形で進行します。

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トップバッターは、「つるとんたん和朗亭」「大阪バール」「浪速甘味処(仮称)」を運営するカトープレジャーグループの加藤誠三朗さんと笑い飯のコンビ。「『つるとんたん和朗亭』は、寄席の雰囲気で舞台のあるうどん店。ほかの『つるとんたん』にはないメニューばかりを用意して、100名以上のお客様に演芸や音楽とともに楽しんでいただきます。『大阪バール』は粉もん、串カツ、どて焼きに鉄板料理と、さまざまな大阪の味とお酒が楽しめます。『甘味処』でも、大阪のさまざまなスイーツを独自にアレンジしてお出ししますよ」と、加藤さん。魅力あふれるラインナップに、西田は思わず「もう、この3店舗でしか飲食しません」。哲夫は、「『つるとんたん』の特徴は大きな器。吉本興業も器の大きな会社になればいいなと思います」と、実は真面目な人柄が透けて見えてしまうコメントで、周囲からツッコミを入れられていました。

「果麟(KARIN)」の香山一弘さんは、銀シャリとともにPR。玉子でとじるのではなく、一口大のカツを特製のしょうゆだれに漬けてご飯に乗せるという自慢の「たれカツ丼」に加え、ご飯をカツで巻いて上げた「たれカツ棒」も作ったそうで、「ぜひ一度、ご賞味いただければ」とニッコリ。会見前に試食したという銀シャリからは、「すごいカラッと揚がってまして、僕らのテンションまで上がってしまったというか」(橋本)、「食欲もね、どんどん(丼丼)そそられるというか」(鰻)と「うまいこと言い」合戦のようなコメントが続出しました。

「千とせべっかん」からは、森井勇貴さん、松尾忍さんが、吉本新喜劇・井上竜夫、烏川耕一とともに店を紹介します。千とせと言えば、“芸人御用達店”としても有名。今回が初の支店となるそうで、「代々続く本店の中では、なかなかできない新しいことにもチャレンジする店に。そういう意味を込め『べっかん』と名付けた。肉吸いなど人気メニューに加え、べっかんのオリジナルメニューをさらにプラスします」との松尾さんの説明に、芸人からは「おー!」とどよめきが起こりました。烏川曰く、「もともとは花紀京さんのリクエストで生まれた」という肉吸いは、新喜劇ととくに深い関わりがあります。ところがその思い出を聞かれた井上は、「え? ああ、あったあった。いろいろあったわ。でも覚えてない……」と答えて芸人たちを脱力させてしまいます。しかし最後は「皆さん、千とせをお頼申しまんにゃわ~」と締めくくり、めでたしめでたし。

「甲賀流」の田中由弘さんが登場すると、会場にどよめきが。ねじり鉢巻きにエプロンをつけた姿が、同じ衣装に身を包んだギャロップ・林とそっくりだったのです。「ギャロップが選ばれた理由がわかりました」と、浅越もビックリ。1974年にアメリカ村で生まれて、はや37年。田中さんは、「父と祖父が始めた小さな店が、このような晴れやかな場所であいさつさせていただけるようになった。NGK店では、せっかく吉本さんと一緒にやらせていただくので、いろんな企画を考えて楽しい店づくりを進めていきたい」と意気込みました。林は、「さきほどお兄ちゃんからもありましたが……」と言い間違えて笑うを取りつつ、「NGKで甲賀流が頑張っていくうえでは、なんとか新喜劇の伊賀(健二)さんには負けないようにしたいです」と、店名にちなんだよくわからない抱負を語っていました。

「窯焼き豚玉 豚の空」の利根川治雄さんは、ミサイルマンと一緒に店舗を紹介。「特注の石窯で厳選した厚切りの豚肉を焼き上げ、20年以上かけて作り上げた生地に乗せてカリッフワッと焼き上げています」と、自慢の豚玉をアピールしました。これを受けて、武将キャラで売り出し中の岩部も「鉄板という名の夜空に見事に咲いた豚玉の花火。どうかその美しさ、皆の衆の心で感じ取っていただきたく御座候なり。太閤秀吉様もうなりをあげるこの豚玉、見事見事あっぱれじゃ!」と絶叫。場を沸かせます。

「よしもとテレビ通り」からは弊社・菅沼が、藤崎マーケットと店を宣伝。吉本芸人に関するさまざまなお菓子やグッズを取り揃える同店では、「グランドオープンに合わせ、今まで以上に喜んでいただける商品を多数発売していく」そう。藤崎マーケットは、得意の「細かいモノマネ」で、同店の繁盛を祈願。くるよからは、前出の衣装を使った新グッズの提案も飛び出し、菅沼が「作ります」と宣言するなど、続々登場予定(?)の新商品にもご期待ください。

「占いどころ服部宝観」の服部宝観さんは、「最近の本木雅弘さん」に扮したレイザーラモンRGと異色の顔合わせ。服部さんが編み出した五霊殺宿命とは、占いとは違い、「宿命は天が決める」との考えのもと、人々に生きる道しるべを指南するもの。「宿命を知ることによって、まだまだ人生これからの人はたくさんいる。興味のある方は、ぜひブースに寄ってください。宝観ちゃんでした!」と茶目っ気たっぷりに語りかけます。RGは、T-BOLANの「Bye for Now」に乗せて「服部宝観先生あるある」を熱唱。「きんちゃく袋を持ちがち」と、まさかの“見たまま”あるあるで、会場を凍らせましたが、服部さんも軽やかにステップを踏みつつ応戦するなど、大いに盛り上がりました。

同ビル2階に開店する「よしもとおみやげもん横丁」「Mazekoze屋」「吉本面白記念写真館」については、Ko.Ko.Moよしもと・杉田祥市郎が説明。ウーマンラッシュアワーが応援を担当しました。「写真館では、吉本ならではの楽しい記念写真を。Mazekoze屋は、大阪名物のおいしいミックスジュースとスイーツが食べられます。おみやげもん横丁では、うるさい吉本さんが『まいりました!』と言うようなお土産をいろいろ揃えています」と、いずれも個性豊かな内容になりそう。ウーマンラッシュアワーは、ご存じバイトリーダーのネタを交えて3店を宣伝。村本が、「リニューアルするなんばグランド花月においてもっとも素晴らしい出来事、それはMazekoze屋さんを中心にほかの店舗、吉本興業、そして芸人が、笑いのミックスジュースを作ること。バイトリーダーです!」と鮮やかな口上を決め拍手を浴びました。

「吉本キャラクター人形焼カステラ」の西河保さんは、実は35年よしもとに所属する笑福亭仁幹という落語家でもあります。「モットーは、おいしくておもしろいお土産。今や花月土産の人気№1です」と胸を張る西河さん。「実はここで私、2年ほどアルバイトをさせていただきまして」と明かしたガリクソンは、「仁幹さんは、落語はおもしろくないけどカステラは本当においしいんです」と暴言を交えつつ絶賛。最後は下ネタのギャグを力いっぱい披露し、独自のスタイル(?)で吉本100周年と店舗オープンを祝っていました。

店舗紹介のトリを飾るのは、「よしもと47ご当地市場」。弊社・西本英樹が、ハイキングウォーキングとともに店舗をアピールします。同店は、北海道から沖縄までの物産展を週替わりで展開する、大阪では初となる常設物産市場。その地方出身、または在住の芸人たちが発掘したおいしいものを取り揃え、「既存にはない新しい物産展を作っていきます」と抱負を語りました。「AKB48に負けないぐらい、GTT47 として頑張っていきたい」(松田)、「全国にはいろんなうまいものがある。それを皆さんに食べさせたい」(Q太郎)と、応援団の2人も意欲満々です。

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16店舗のプレゼン後は、なんと中田カウス・ボタンが登場し、同ビルの意匠について秘話を披露しました。カウスは「リニューアルというよりは真っさら。今までの劇場には顔、構えがなかったが、今回はきっちりできました」と笑顔で話します。「ひさしのところに、各芸人さんの名前が入った看板が並ぶ」とのことですが、この看板も手の込んだこだわりあふれるものになっているとか。「住みます芸人やエリアの社員に探してもらい、各地におられる伝統工芸の匠の皆さんに協力して作ってもらいました。職人さんが魂を込めて作った看板が上がるので、それに恥じないように頑張りたい」と熱く語りました。

 質疑応答では、芸人からのコラボレーションの逆オファーも。「ラララライスというのを、千とせさんに作ってもらいたい」(トキ)、「それなら僕たちはそのまま銀シャリというメニューをお願いします」(橋本)など面白提案が続々飛び出しましたが、果たして実現するものはあるのでしょうか? 劇場内改装のため、3月27日~4月7日は閉館となり、最後の仕上げに入る新生NGK。オープン時の割引やサービスなども、各店で検討しているとのことなので、こちらもお楽しみに! 今後も同ビルに関する新情報を、続々お届けしてまいります。

詳しい情報はこちらをチェック! http://www.yoshimoto.co.jp/ngk/ngk_renual/index.html

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