演歌の大御所・山川豊がなんばグランド花月に初登場!
「函館本線」や「アメリカ橋」など数々のヒット曲でおなじみの歌手・山川豊が、なんばグランド花月通常興行の1コーナー「ティーアップスペシャルステージクイズ$マエダネ ア」にサプライズ出演しました。
「クイズ$マエダネア」は、クイズ番組『クイズ$ミリオネア』のパロディコント。ティーアップ前田が司会の“マエモンタ”に扮し、ティーアップ・長谷川を解答者として迎えます。この「マエモネア」は、解答者に与えられる“ライフライン”に、使い放題の「ソング」があるところがオリジナル。そこで長谷川は1問目から正しい答えがわかっていながら「ソング」を使います。すると登場したのが山川豊だったのでびっくり! このサプライズを知らされていなかった観客の皆さんも、驚きのあまりにざわついていました。しかしその後は、歌詞に答えのヒントが隠された山川豊の新曲『ナイアガラ・フォールズ』にうっとりと聴き入り、歌が終われば拍手を送りました。この後も山川豊は、「テレフォン」で繋いだ電話相手の映像に映り込んでみたり、「ソング」と聞こえただけで舞台に飛び出してきたりするたびに笑いを巻き起こします。さらには、ヒントとして歌ったヒット曲『アメリカ橋』の歌詞を、アドリブで「メキシコ橋」と変えて長谷川を困惑に陥れる一幕も! こうして初めてのコント出演とは思えない山川の活躍で、大盛り上がりのスペシャル企画となりました。
舞台終了後に行われた会見では、山川が「昔から新喜劇を観ていましたし、その舞台に立ててすごくうれしかったです。緊張もしましたけど楽しくやらせていただきました。ぜひとも機会があれば、2回3回とやれればなじんでくるんじゃないかと思いましたね。初めてですからお互いに遠慮があったかなぁと……」と切り出すと、ティーアップ・長谷川は「十分なじんでましたけど!」とすかさずツッコミ。山川に「アメリカ橋」を「メキシコ橋」と変えて歌うアドリブで騙されてしまった長谷川は、「はっきり言って怒ってます! だってあの(ヒット曲)『アメリカ橋』ですよ!? 何にも聞いてないから僕はめちゃくちゃ焦りました」と、詰め寄ります。しかし山川も「僕もあせりましたね。あんなに緊張したのは初めて。“メキシコ橋”って歌詞で歌ったことないからすべっちゃうんじゃないかって。何度も出番まで練習したんですよ。だからちゃんとあって良かった」と告白。なんと歌だけでなく、笑いのためにも真剣勝負で臨んでいたようです。
また前田は、「朝のラジオにゲストとして登場していただいたときに初めてお会いしたんですけど、背はすらっと高いし顔も小さくて男前で。だからシルクさんがほめたんです。そこで僕が『コメディアンとしてはねぇ~』ってふったら、すぐさま『歌手ですから!』ってツッコミが返ってきたんですよ。そこでグッと親近感がわきましたね」と、笑いの才能の高さを感じていたことを明かし、「舞台でも、いつものNGKとは違って、お笑いだけじゃなく歌もしっかり聴かせていただいたので、お客さんがお得に感じてはるのが肌でわかりましたね」と手ごたえを語りました。
そして山川は、「最近は歌番組も少なくなりましたから、芸人のみなさんに、ワンフレーズだけでもいいから、たとえば(『ナイアガラ・フォールズ』なら)『無理です、無理です』のところの歌詞とかを使ってもらいたいですね。そしたら、若い方からご年配の方にまで歌を発信できて、ヒット曲に結びついたりするかもしれない」と提案。「ヒットしたらティーアップのお二人とナイアガラに行きたいです。お忙しいだろうから2泊3日で」という夢の構想を語ると、長谷川も「えー、カナダですよ!?」とツッコミつつも「ぜひ行かせていただきます。さっそく僕らも『ナイアガラ・フォールズ』のネタを考えさせていただきます」と笑顔で承諾。もしかしたら、お笑いとのコラボもあるかも知れない(!?)山川豊の新曲『ナイアガラ・フォールズ』に注目です!