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2012年3月 9日 (金)

【ライブレポート】『大平サブロー芸能生活36周年記念興行~1年かけてこんなんやってきました、むちゃぶりチャレンジ36連発~』

3月6日の“サブロー”の日、『大平サブロー芸能生活36周年記念興行~1年かけてこんなんやってきました、むちゃぶりチャレンジ36連発~』が開催されました。
昨年の3月6日から、芸能生活36周年という記念すべき1年間、日頃の感謝の気持ちを込めて「36人から36個のむちゃぶりを受ける」という企画にチャレンジし続けてきたサブロー。
そしてこの日、ついに集大成が行われたのでした。

開始直前、幕前へ前説に現れたのは、なんとオール阪神・巨人のおふたり!
実に35年ぶりの前説だそうです! 前説からこんな贅沢な展開とは、胸が高鳴ります。

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そしていよいよこの日の主役、サブローが登場。「うれしいわー」と満面の笑みに、大きな拍手が贈られました。
「贅沢な前説やったでしょ? 歌舞伎でいうたら通行人ABが市川海老蔵やった、みたいなもんです。今日はお祭りですから、無理からにでも笑ってください!!」とさっそくお客さんを盛り上げました。
この日のプログラムは、サブローが1年かけて挑戦してきた「36人からの36個のむちゃぶり」結果発表会、そして後半にはギネス級の、“あること”に挑戦するとか。

まず最初のブロックは、トミーズ、プラスマイナス、赤井英和、井岡弘樹という、『ごきげん!ブランニュ』のメンバーがステージに。
月亭八光がサポートに入り、まず発表されたむちゃぶりは6つ。

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1、井岡弘樹からの「世界チャンピオンとスパーリングを3ラウンド」
2、トミーズ雅からの「井岡会長とスパーリング」
3、月亭八光からの「36時間黙ることに挑戦」
4、サブロー(ロッテ)からの「楽しんごのモノマネ」
5、キュートンからの「キュートンのネタを一緒にやって欲しい」
6、なだぎ武からの「ガリガリガリクソンと桜 稲垣早希でトリオ漫才」

「世界チャンピオンとスパーリング3ラウンド」では、現WBC世界ミニマム級王者であり、井岡会長の甥でもある井岡一翔選手とのスパーリング。かなり強烈だったらしく、尋常じゃない速さのパンチを必死でよけて、6分間は「ほとんど記憶がなかった」のだそう。その後、鍼治療に行ったところ、「足首が、100kmを走ったのと同じぐらいのダメージを受けている」と言われたそうで、メンバー全員が「えぇ~!!」と驚愕していました。
「36時間黙ることに挑戦」では、36時間、黙ってドミノを作るという内容に。途中、お手伝いにやってきたプラスマイナス・岩橋に、オナラが止まらなくなるという謎の症状が出るなど苦戦したそうですが、無事にチャレンジ成功!
むちゃぶりの過酷さが手に取るようにわかりました。

続いてのブロックは、中川家、矢野・兵動、テンダラー、パンクブーブー、笑い飯が登場。むちゃぶりは、これまたハードなものばかり!?

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7、テンダラーからの「おやじバンドを結成」
8、中川家からの「浜村淳のモノマネで守口市の良いところを紹介」
9、ブラックマヨネーズ・吉田からの「競馬のメインレースで36万円を賭ける」
10、ブラックマヨネーズ・小杉からの「女装をしてサブコ・デラックスになる」
11、浅越ゴエからの「1日女装をして仕事をする」
12、桂三度からの「白ブリーフ、ゴミ袋、ロープ、ガムテープ、ヌンチャクで素敵にコーディネート」
13、桂小枝からの「落語『宇治の名物ホタル踊り』を再現。全身真っ黒で赤い手拭いで頬被りをして踊る」

普段、競馬をやらないサブローにとり、「競馬のメインレースで36万円を賭ける」は印象的だったようで、無事に勝ち越し、チャレンジ成功。しかし、予想した馬券を買おうと券売機に36万円を入れたら、1枚ずつじゃなくて36万円丸ごと回収されたことにびっくり。「掃除機みたいに吸い取られてしまった」としみじみふり返っていました。

ここで、サブローのサポート役が、月亭八光からたむらけんじへとバトンタッチ。そして、間寛平、ラサール石井、近藤光史、村上ショージ、シルクと、かなり濃いメンバーが舞台上に。

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14、ラサール石井からの「子作りに挑戦」
15・16、あべこうじ・シルクからの「やったことないスポーツ“サルサダンス”に挑戦」
17、EXILE・TETSUYAからの「EXILEダンスに挑戦」
18、間寛平からの「老人ホームで36人の介護」
19、桂三枝からの「三味線や尺八など和の伝統楽器に挑戦」
20、小宮孝泰(コント赤信号)からの「モノマネなしで『地獄八景』に挑戦」
21、志村けんからの「芋焼酎を飲みながら、好きな芸能人、嫌いな芸能人を3人ずつ暴露」

というむちゃぶりの数々の結果発表が行われました。
このラインナップで、唯一、達成していなかったのが「EXELEダンスに挑戦」のむちゃぶり。それをなんとこのステージでチャレンジすることに! 「Choo Choo TRAIN」を一緒にダンスしてくれるのは、EXPGキッズダンサーズの皆さん。この日も朝早くから練習していたとのことですが、はたしてうまく踊れるのでしょうか?

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初めは笑顔を見せていたサブローですが、途中から動きがなんだか鈍くなり……。
なんとか踊り終えたものの、なんと初めのほうで「足がつってしまっていた」!! 足の痛みに耐えながらのお見事なダンス、これはチャレンジ成功でしょう!

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続いてのブロックは、角淳一が率いる“角軍団”の面々。シャンプーハット、ロザン、銀シャリが登場しました。
発表されたむちゃぶりは以下のとおり。

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22、角淳一からの「イベント『二人の世界』でモノマネ三昧」
23、たむらけんじからの「36回、ご飯に連れて行く」
24、ハイヒール・モモコからの「36種類のワインの名前と味を覚える」
25、ハイヒール・リンゴからの「強行日程で海外ロケをし、モノマネ上手な女性を探す」
26、友近からの「『アニー』の『Tomorrow』を歌う横でタップダンス
27、浜村淳からの「『さてみなさん』を1分間で36回言う
28、やしきたかじんからの「36時間で、36番組に出演」

たむらけんじの「36回、ご飯に連れて行く」は、お店での食事はもちろん、あるときは原っぱでおむすびを2人で頬張ったこともあったとか。さらにハイヒール・モモコからのむちゃぶり「36種類のワインの名前と味を覚える」では、きちんとレッスンに行き、次第に香りなどで分かるようになっていったそう。

最後のブロックは、ザ・ぼんち、オール阪神・巨人、桂雀々、博多華丸・大吉といういぶし銀のメンバーが勢ぞろい。
そして残りのむちゃぶりの結果発表が行われました。

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29、オール阪神からの「24時間耐久釣りに挑戦」
30、明石家さんまからの「国道36号線を歩きながら芸人人生を反省」
31、ほっしゃん。からの「一緒に南の国へ行く」
32・33・34、オール巨人、桂雀々、博多華丸・大吉からの「24時間でハーフ36に挑戦」
35、坂田利夫からの「男性とのラブシーン、気持ちの悪いシーンを見せる」

ほっしゃん。のむちゃぶり「一緒に南の国へ行く」は、なんとも楽しそうなタイ旅行の様子が紹介されました。しかしその一方、チェンマイの温泉に入ったときに悲劇が! 「温泉のお湯に浸かったところが、全部ものすごい虫さされになってしまった」というから恐ろしいですね……。

こうして改めてふり返ってみると、まさに“むちゃぶり”なミッションが盛りだくさんの、むちゃぶり結果発表会でした!
しかし、数えてみると35個。あとひとつ、まだむちゃぶりが達成できていません。
残るむちゃぶりは、西川きよしからの「36人の相方とリレー漫才」。
なんとこれから、そのむちゃぶりに挑戦しようというのです。
「1人2分でも72分かかってしまいますから、1人1分で」というサブローですが、にぎやかな面々が大集合したこの日、1分ではとても終わりそうにない気配も……。

いよいよ最後のむちゃぶり「36人の相方とリレー漫才」がスタート!
トップバッターはトミーズ・健。「キンコンカン健ちゃ~ん!」とおなじみのギャグを連発し、さらにサブローにギャグをプレゼントしていました。

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次はプラスマイナス・兼光とは、世界一短いモノマネ合戦。さらに赤井英和とも漫才を披露! 続いてプラスマイナス・岩橋、井岡弘樹、トミーズ雅、銀シャリ・橋本、しますまんず・池山、銀シャリ・鰻、村越周司、矢野兵動・矢野、笑い飯・哲夫、テンダラー・浜本、パンクブーブー・黒瀬、テンダラー・白川、パンクブーブー・哲夫、笑い飯・西田、矢野兵動・兵動、月亭八光、ラサール石井、村上ショージ、近藤光史、シルク、間寛平、たむらけんじ、シャンプーハット・てつじ、角淳一、シャンプーハット・小出水、里見まさと、博多大吉と、続けざまに漫才を披露。

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31人目はオール阪神。「やっと31人目やで。息抜きしいや~」と見事な歌ネタを披露しました。いよいよ36人まであと少し。博多華丸、桂雀々、ぼんちおさむ、オール巨人と続き、そしてトリは、むちゃぶりに張本人、西川きよしがついに登場!! 

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約1時間20分かけて、無事に最後のむちゃぶり「36人の相方とリレー漫才」 をやりきりました。

エンディングでは、改めてサブローよりご挨拶が。
「この1年、36個のむちゃぶりを『どないなるかな』と思ってやってきましたが、それ以上に、こんなに皆さんに支えてきていただいて、本当にね、うれしくて……」とここで感極まって号泣。「泣かんとこうと思ってたんやけど」というサブローに、思わずもらい泣きするお客さんも……。

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さらに、今年2月に急逝した元相方のシローさんにも触れ、「36年間のうち、17年、一緒にやってもらいまして、長いこと会ってなくて、本当に水くさいことをしてしまったんですけど、たぶん、そばで見ててくれていると思うんです。ここまで来れたのもサブロー・シローのおかげやと思います。本当に皆さん、ありがとうございました。お客様、スタッフの皆さん、そして今日、出ていただいた皆さん、ありがとうございます」

笑いいっぱい、感動いっぱいの36周年記念興行となりました。

イベント後のコメントは以下のとおりです。

――すべてやりきった感想は?
サブロー「とりあえず、『あしたのジョー』のラストシーンみたい。西川きよし師匠(との漫才)が終わった瞬間、『燃え尽きたぜ……』という。本当に『燃え尽きた』という言葉がピッタリだというぐらい、やってこれました。本当にありがたかったです」

――涙を流された一番の理由は?
サブロー「お客さんが最後まで温かく見守ってくれてましたから。イベントが長いので、途中で笑いが薄くなるやろうと思っていたんですが、最後までずっと付いてきてくれて、笑っていただいて。それと、後ろをふり返ったとき、舞台の上の36人の仲間の顔を見たときに、『やっぱり人は、ひとりでは生きていかれへんなぁ』と思いました。こういう舞台をやれている幸せというものをかみ締めさせていただきました。

最後にも言いましたけど、サブロー・シローで17年間やらせてもらってたということが、やっぱり大きかったなぁと思います。あれがあったから今があるから。シローさんには、本当に、素直に『ありがとう』と言いたいです。今ごろ言うてどうすんねん、と言われるかもわかりませんけど、そういう思いがグッと沸きました。このイベントをやれた幸せと、サブロー・シローへの感謝が、同時に沸いてきましたね。そしたら、本当に涙が止まらなくなってしまって。笑いながら、『どうもありがとう!』で終わるつもりが、ダメでしたね。やっぱり56歳ですなぁ。涙腺が弱くなりました」

――明日以降、脱力感などは残りませんか?
サブロー「まだ、京都マラソンが残ってますから(笑)。たぶん、京都マラソンが終わると『はぁ~っ』という“ほどけ”が来るんじゃないかと思うんです。このイベントだけやったら、これでほどけて急にふぬけになるかも知れないので、京都マラソンがあってよかった。でも、もう回りの近い人に言うてるんですが、これから40周年とか、還暦とかあるんで、そこに向けてのイメージづくりや、小さい準備はしていきたいな、とうっすら考えています」

1年間、チャレンジの連続だったサブローの記念すべき36周年。これからも引き続き、躍進するサブローをぜひ応援してくださいね!

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