ウェルカムイベント最終日、COWCOWらが強風に負けない笑いで締めくくる
3月24日(土)から始まる「第4回沖縄国際映画祭」を盛り上げるため、沖縄本島や離島で開催されてきた「ラフ&ピース ウェルカムイベント」。映画祭開幕前日となった23日(金)、沖縄県那覇市の中心街にあるデパート「パレットくもじ」の特設ステージにて、ついに最終日を迎えました。全3公演のステージには、COWCOW、パンクブーブー、スリムクラブ、ハイキングウォーキング、しずる、品川庄司、パンサーらが出演。会場付近にはあいにくの強風が吹き荒れていましたが、お笑い芸人たちをひと目見ようと各公演それぞれに大勢のお客さんが集まりました。
芸人たちがステージに登場すると、黄色い悲鳴があちこちから上がり、会場は一気にヒートアップ! 進行役のパンクブーブー・黒瀬純が会場に向かって「こんにちはー!」と呼びかけ、すかさずパンクブーブー・佐藤哲夫も「めんそ~れ~!」と沖縄の方言でお客さんを“歓迎”します。先日結婚したしずる・村上純には、会場から「おめでとう!」の声。スケッチブックに書かれた祝福コメントに村上は顔をほころばせていました。また、3月20日に開催されたR-1グランプリで見事優勝したCOWCOW・多田健二は、お祝いの言葉に対して、「R-1優勝はただの通過点なんで、みなさん騒がないで下さい。相方のお陰なんで」と、したり顔で答えていました。
オープニングトークに続いて、芸人たちのネタライブに突入。先陣をきってネタを披露したのは、現在人気急上昇中の3人組、パンサー。おなじみのネタで若いお客さんから「キャー!」という黄色い歓声を浴びていました。会場を十分に温めたところで、ハイキングウォーキングにバトンタッチ。強風に苦戦しながらも、Qちゃんが鉄板ネタ「卑弥呼さまーー!」で会場の心をつかみます。その後も、風の力を利用して髪をしばる姿で笑いを誘っていました。
続いて登場したCOWCOWは、独特のペースで会場を彼らの世界へ引き込んでいきます。ひとしきりネタを披露した後、会場からネタのリクエストを受け付けるサービスも。「あたりまえ体操!」とお客さんからリクエストを受けた多田は「いや~、そんな急に言われても、音源が……。あるんですよ~(笑)」とちゃめっ気たっぷり。この日はCOWCOWが笑いの中心となり、大人気の「あたりまえ体操」で会場を大いに盛り上げました。
一方、パンクブーブー・佐藤は得意だという“ものまね”を次々と披露。「スーパーマリオがクリボーをファイヤーボールで倒す音」「ケチャップ残りわずか」などの細かいネタに、会場には「あ~…」という微妙な空気が流れましたが、次の歌ネタでは「ドラマチックな1年生になったら」や「軍歌のようなオクラホマミキサ」などを歌い上げ、お客さんを笑いの渦に巻き込みました。
それぞれのネタ披露が終わると、再び全メンバーがステージに上がりトークコーナーへ。芸人たちは沖縄のおすすめの飲食店を聞くなど、地元のお客さんとのやり取りを楽しみました。また、ウェルカムイベント恒例の“じゃんけん大会”では、品川庄司・庄司智春が「じゃ~んけ~ん…、ミキティー!!」と叫ぶお約束の一幕も。偶然にも本日誕生日を迎えたというお客さんに映画祭のチケットがプレゼントされるなど、イベントはアットホームな雰囲気の中で進行しました。
待ちに待った「第4回沖縄国際映画祭」がいよいよ24日(土)から沖縄コンベンションセンターを中心にスタートします。初日のレッドカーペットでは、よしもとの芸人たちはもちろん、各作品の豪華出演者も多数登場。明日から31日(土)までの8日間、「ラフ&ピース」を合言葉に、映画祭を思い切り楽しんでください!