松平健がNGKでド迫力ステージ! テンダラーとのコントにも挑戦
吉本興業創業100周年特別公演では、毎日、日替わりでさまざまなスタ―の方々にゲストでご登場いただき、「唄って笑って100周年」と題したスペシャルステージを行っています。その5日目となる4月12日(木)、“マツケン”こと松平健さんが、なんばグランド花月に初登場! 昨年の『THE MANZAI』で一躍注目を浴びたテンダラーとともに、コントに挑戦しました。
公演中盤、舞台が暗転し、再び照明がつくと、ステージには華やかな着物姿の女性ダンサーたちがズラリ。流れてきたのはもちろん、あの大ヒット曲『マツケンサンバ』です! 続いて金色に輝く着物を身にまとった松平さんが登場すると、客席からは大きな拍手と歓声が上がりました。リズムに乗って歌い踊る松平さんは、さすが大スターの貫録! しょっぱなからお客さんの視線をくぎ付けにしています。
歌が終わると、舞台の端にテンダラー・白川の姿が。どうやら人質をとった誘拐犯のようで、テレビで松平さんのショーを見ているという設定のよう。この犯人が妙にのんきで、うっかりアジトの住所を明かしてしまい、テンダラー・浜本と新喜劇の松浦真也扮する刑事に追い詰められてしまいます。歌で犯人を懐柔しようとする浜本ですが、松浦のギター演奏に乗せられボケまくり。交渉が暗礁に乗り上げそうになったとき、伝説の刑事・松平さんの登場です! 身につけているのは、昨年11月に発売された新曲『マツケン・マハラジャ』のキラキラ衣装。怪しむ犯人に向かって、『マツケンサンバ』のフレーズ「オレ!」にひっかけたボケを連発し、客席を爆笑の渦に巻き込みます。ここから2曲目の『マツケン・マハラジャ』に突入し、再び女性ダンサーを引き連れてのゴージャスなステージがスタート。後半はテンダラーのふたりもダンサーとして加わり、見事な踊りを見せていました。終了後のトークでは「コントは難しいねー」と苦笑いしていた松平さん。しかし、集まったお客さんは大スターの意外な(?)一面を垣間見れて、大満足の表情でした。
1回目公演終了後には、松平さんとテンダラーによる囲み会見も行われました。「朝早くからの公演なのに、お客さんもいっぱい入っていてビックリ。とてもいい劇場でした」と笑顔で語った松平さんですが、コントはやはり勝手が違ったようで、「初めてやらせていただきましたが、ちょっと緊張しまして……テンポをつかむのが難しいなと実感しました」とコメント。「ふたりに助けられた」との感謝の言葉に、テンダラーは「いえいえ!」と恐縮しきりでした。
浜本は、「いろんなイベントやライブで踊ってきましたが、今日ほど緊張したことはなかった」そうで、少しホッとした表情。前夜の稽古で振りを覚えた後、松平さんと初めて合わせたときに「『よく覚えたね』と言っていただいたんですよ。あまりにかっこよくてうれしくて……『あ、抱かれるんちゃうかな』と思いました(笑)」と、感激を笑いで表現していました。一方の白川からは、「緊張しすぎたのか、今日、急に目ばちこ(ものもらい)ができてしまいました」と爆笑の告白も。
「自身の演技に点数を付けるなら?」と聞かれた松平さんは「50点ぐらいかなあ」と謙遜しましたが、すかさず浜本と白川が「120点です! 最高でした!」と訂正。コントの考案者である浜本は、「内容を説明させていただく前は少し心配だったんですが、快く乗っていただけて。その人柄に触れ、ふたりともさらに大ファンになりました!」と、興奮の面持ちです。白川は、ボケる松平さんに厳しくツッコんでいくという役でしたが、「目力(めぢから)がすごすぎて、ツッコんだ後、2、3歩後ずさりしてしまいました」と笑わせていました。
「今度は松平さんの舞台にテンダラーがゲスト出演しては?」と聞かれると、「めっそうもない!」(浜本)「舞台じゃなく、お手伝いとか物販とかをやります」(白川)と慌てていたふたり。逆に「100周年は一年間続く企画なので、アンコール公演ができれば……そのときは引き受けていただけますか?」(浜本)とオファーし、松平さんが「もちろん」と答えると、「支配人! 確約をいただきましたよ!」と叫ぶなど、終始、笑い声でいっぱいの会見となりました。
これからも、各界からさまざまなゲストを招いて贈る『歌って笑って100周年』。めったに見れない貴重な顔合わせも続々実現予定です。どうぞお見逃しなく!
【テンダラー】