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2012年5月 4日 (金)

ちゃらんぽらん冨好の長男が競艇選手としてデビュー! 親子で喜びを語る

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昨年春、倍率約50倍という難関を突破して、福岡県にあるボートレースの「やまと学校」に入学した、ちゃらんぽらん冨好の長男・祐真さん。1年間におよぶ訓練を経て無事に卒業、来たる5月12日(土)に競艇選手として水面デビューを飾ることに。5月1日(火)には、親子揃って喜びの記者会見を開催き、将来の夢や目標を語りました。

「入学が決まったという会見から1年。けじめのために卒業・デビューをご報告する機会を作りました」と口火を切った冨好。「僕は年間成績1位で卒業してほしかったが、残念ながら最下位に甘んじてしまった」そうですが、入学後半年で再度、成績によって選抜されるという厳しい環境のもと、卒業できたことにホッとしている様子。「過去10年間、500人の新人選手がデビューしたが、初戦で1着をとったのは11人。たった2%の確率ですが、何が起こるかわからない。皆さん、ぜひ夢を買ってください!」とさっそく我が子を強力アピールしていました。

一方の祐真さんは、待ちに待ったデビュー戦を前に、「最下位で卒業したので期待はされていないと思う。そのぶん思い切ってスタートでかまして、新人らしいレースをしたい」とやる気充分です。110期生となる同期で、ともに卒業したのは30人。実技はもちろん、学科や整備もこなさなければならず、「僕は整備が苦手で……」と苦笑い。今後は先輩選手について練習を積み、レースで実力を磨いていくそうです。

在学中、父兄が学校に行けるのは、5月の終わりにあった父兄参観日と、3月の卒業式のみで、途中、教官から冨好に「もっと頑張るように激励してやってください」と直接電話があったことも。「勝負強いところがあるんやから、気合入れて、根性見せたれ!と言いましたよ」と、励まし続けていたことを明かしました。勉強に加え、減量などでも苦労したため、祐真さんは「何度か、夜にふと『なにやってるんやろう?』と思ったこともありました」とポツリ。それでも、父の支えのおかげで、なんとか乗り切ってきました。また、「月に一度の外出日は、朝一番に、駅にあるコンビニに駆け込むんです。そこで1000円分のお菓子を買うのが楽しみだった」など、当時のエピソードも披露していました。

将来の目標は、もちろん「賞金王です」と、祐真さん。「自分のレースを『買いたい!』と思わせる、魅力あるレースをやっていきたい」と力を込めます。これを受けて、「ウハウハですね(笑)。冨好エンタープライズを作らないと!」と笑わせた冨好。さらに「中途半端な成績より、イチかバチかを狙え!」とハッパをかけつつ、「事故防止は徹底してほしい。とにかく無事が一番やから」と、息子を心配するやさしい表情も見せていました。

「1位になったらご馳走する」そんな父子の約束が果たされる日を目指して、競艇界のニューフェイスがいよいよスタートを切ります。どんなレースを見せてくれるか、どうぞご期待ください!

【ちゃらんぽらん冨好】

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