木村祐一・西方凌が結婚記者会見を行いました!
5月8日(火)、吉本興業東京本部にて、木村祐一・西方凌の結婚記者会見が行われました。
「本日はお忙しい中、結婚報告にお集まりくださりありがとうございます。この度、かあちゃんもらいました」という木村に対し「よろしくお願いします」と、やや緊張した面持ちで挨拶した西方。以下は、記者会見での一問一答です。なお会見の後には、中庭にて社員や芸人らを集めたパーティーが開催されることも発表されました。
――なぜ自分の事務所の中庭で結婚パーティをしようと?
木村:ひとつは吉本に所属して25年になりますが、会社の人たちに観てもらいたいなという思いがありまして。それと、劇場が近いんで芸人もたくさん足を運んでくれるのかなと。昨年の沖縄国際映画祭で、大崎社長に報告する際に「会社でやりたい」というのを相談しまして、そこから1年がかりで準備いたしました。
西方:私としても学園祭のノリでやりたいと思ってたので楽しみです。
――雨が降ったらというのは考えなかったですか?
木村:雨が降る気がしなかったというか、晴れると信じて疑わなかったですね。でもたとえ雨が降ったとしても、隣には体育館もありますしね。
――結婚の決め手は?
木村:彼女の全力で向かってくる姿勢です。楽しいときは楽しそうにしつつ、なにかが気になったら徹底的。いつも100%でぶつかってくるところですね。
西方:よく木村さんは怖いとか「考えられへん」と怒りを発散すると言われますが、それが優しさからだと気づいて気の毒だと思ったんです。これでは早死にしてしまうというか、繊細な方なのでプライベートのときだけでも毎日笑っててほしいなと。そうしたときに「この人を守るために産まれてきた」と感じたんです。
――木村さんの中で、守ってもらってる実感は?
木村:もう掌の上にいるという感覚ですよね。で、彼女が言うんですけど「そこからこぼれ落ちても膝の上だからね」と。
――プロポーズはどちらから、どんな言葉で?
西方:私から。「幸せにしてあげるよ」って言いました。
――いつごろですか?
西方:4回くらいに渡って言ったので…最初のころは「結婚はいつでもいいです」って形でこっちからプッシュしてたんですけど、最終的には「プレッシャーがあるのかな」と。4度目というか(笑)。なので「私が幸せにしてあげるから、そこはプレッシャーを感じなくていいですよ」と言ったら、一週間後くらいに指輪をいただきました。
――木村さんはどんな気持ちだったんですか?
木村:それはもう、冥利に尽きますよね。でまあ、ご存知のように3度結婚しておりますから、これでいいのかと。でも「言ってくださればいつでもいいから」ということで、全然押しつけがましくもプレッシャーもなかったんですが、ありがたすぎて涙が出ましたね。
――これで打ち止めですよね?
木村:もちろん。そうさせていただく所存です。
――とはいえ、4度目ということで西方さんにはまったく迷いはなかった?
西方:ないですね。
木村:いや、言うんですよ。今までの前妻たち…たち、ってのもあれですが(笑)、感謝してるそうです。
西方:本当に先輩、というか(笑)。感謝しています。
木村:ちなみに桂文珍師匠だけは3回目と勘違いしてなさってるので、そっとしておいてください(笑)。電報をいただいたんですけど「三度目の正直」と。
西方:ね。「四度目がないように」と書かれてました(笑)。
木村:本当は四度目なんですけどね。文珍師匠、すいません(笑)。
――本日入籍、ということでよろしいですよね?
木村:はい。記入例を見ながら書いてるときに「ここどうしたらいい?」って言ったら「4回目なのになんで覚えてないの!?」って言われたんですけど(笑)、それはともかく本日、これから提出しに行きます。
――保証人はどなたに?
木村:弊社タレントの次長課長・河本準一と、フットボールアワー・後藤輝基ですね。今日この後のパーティーの司会をしてくれるんですが、その二人に。
――大丈夫ですか?
木村:これは誤解のないように言いたいんですが、前回の披露宴で号泣してくれましたので(笑)、その涙を裏切らないようにという意味をこめて。
――前回と同じ保証人ではない?
木村:前回は…弊社社長の大崎やったかな、違うかな。正直、覚えてないです。
――今日の西方さんのドレス姿、いかがですか?
木村:外面は本当に女っぽくて素敵で、それで中身は男前なんですよ。そのよく知ってるギャップを感じられて嬉しいです。
――なんと呼びあってますか?
木村:本名が敦子なんで「アツ」とか「アツちゃん」と読んでますね。
西方:私は「ダーちゃん」と。
――木村さんは、映画を監督した際に西方さんの芸名「凌」を付けた、名付け親であるわけですが、そのころからいいなと意識してた?
木村:そのときは、本当に役のイメージだけで。下心はなかった…と思いますけどね。でも、ないことはないんでしょうね。気づいてないだけで。
――西方さんからはいかがでした?
西方:私はもう、中学の交換日記に「キム兄のリーゼント最高」とか書いてたことがあったので、もともとファンはファンだったんですよね。それで映画の撮影のときは、ご結婚されていたので、憧れ的な感じだったんですけど、その後に離婚されたので「これはチャンス」だなと(笑)。
――木村さんは、そのようにモテる理由はどこにあると?
木村:と訊かれて、つらつら答えられる人間にはなりたくないですけど(笑)、でもさっき本人が言ったように、なんか悩んでるとか抱えてる、そういう悲壮感(笑)ですかね。ま、有吉から「不満顔」というあだ名をいただいてますけど、そのへんで「私が解決したい」と思ってくれはるのかもしれないですね。
――口説く秘訣はありますか?
木村:いや。普通にしてるってことやと思いますね。子供に対してもそうなんですけど、普通に接するということですかね。
西方:ちいさい子供でも、ダメなことはちゃんと叱るんですよ。
木村:僕らでもそうだったじゃないですか。子供のときも「ぼくぅ」って言われるの、うっとうしかったじゃないですか。
――手料理は?
木村:彼女の方が毎日してくれてます。
西方:失敗しても「おいしい」って言ってくれるし「こうした方がいんじゃないか」と教えてもくれる。なのでプレッシャーどころか、楽しんで作ってます。
――西方さんの料理でこれはおいしいというのは?
木村:炊き込みご飯系はものすごいおいしいんですよ。とうもろこしご飯とか、牛肉の山椒風味土鍋ご飯とか。あとは愛知の人なんで、煮込み系もおいしいし、串カツも非常においしい。あ、それとドレスの方を私の方から説明したいんですが(笑)、今着ているのが彼女の妹が結婚したときに着たドレスを、リメイクしたんですよね。
西方:ほとんど原形がないんですけどね(笑)。
――浮気の心配についてはいかがですか?
西方:私自身、とても大事にしていただいてるんで、それに勝る愛はないのかなと。でも、そもそも浮気をできる人じゃないと思いますけどね。大丈夫です。
――お子様の方は?
木村:今はないですけど、産んでもらおうと思ってます。
西方:2人くらいかなと。
――今日のパーティーにはどんな方が?
木村:まあ、吉本の社員ほとんどと、芸人も若手はほとんど。あとサプライズの要素があるみたいで、あまり聞いてないんですが、他事務所ということで把握しているのが三又又三ですかね(笑)。
――今日のパーティーは会費制ということですが?
木村:彼女がデザインしたTシャツを2000円でお買い上げいただいて、そのTシャツをパス代わりにしようということですね。で、そのいただいた会費については震災の義援金ということで寄付しようと。
――では個別のご祝儀が受け付けないと?
木村:おおっぴらには言ってませんが、受け付けております(笑)。
――挙式の予定は?
木村:式は4月29日に草津で挙げました。これは料理界の恩師がいらっしゃるホテルで。家族と友人のみで行いました。
西方:一生に一度のことなんで、前から楽しみでしたね。というか、打ち合わせのときから泣いてたんで。ね?
――木村さんがですか?
木村:誓いの言葉のリハーサルもあぶないんで「もういい」と(笑)。
西方:でも本番で、チャペルでサインするときに、私のところでインクが出なくなってしまって(笑)。「やめとけってことかな」って二人で小声で話してたんですけど、振ってなんとか書くことができました。
木村:チャペルにしたら、もう大失態ですよ!(笑)
――プロポーズを木村さんが受けた際の指輪というのは?
木村:今は結婚指輪をしてるのでちょっとしてないんですが、僕がもともとしていたアンティークのダイヤの指輪のサイズを直してあげました。今日しているのは、彼女がデザインしたものです。
――西方さんはこの世界へのデビューが『踊る!さんま御殿』だったと思いますが、さんまさんには報告を?
西方:はい。番組でご一緒させていただいたときに二人で。「やめとけ」と言われました(笑)。
木村:「こいつは結婚生活不適合者や」と(笑)。
――木村さんはダウンタウンさんには報告を?
木村:もちろん。浜田さんには「今度あかんかったらゲンコツや!」と。それが妙に嬉しくてですね。単純な感じに言っていただいたのが、すごくグッときた。松本さんにおかれましては、今日来ていただけるんですが「お時間ありましたら」と言ったら「いや、それはもう…」と。言葉は短いですけどね。
――最後にあらためて。木村さん、最後ですよね。
木村:最後でございます。彼女が言ってるんですけど僕と彼女は月と太陽なんですよね。「私が太陽で照らしてあげるから、あなたはそこにいればいい」と。太陽がそうやって全力で燃えてくれるので、安心してその光を浴びながら、目を細めてひっそりと輝いてようと思います。本日はありがとうございました。