「好きな人が観に来てくれます!」主演舞台の再演にノンスタ石田、別の意味でも意気込む!?
5月31日(木)、都内の稽古場にて、NON STYLE・石田明が主演を務める舞台「スピリチュアルな1日」の会見が開催されました。
まずは公開で稽古を行い、再演への準備が着々と進んでいる様子を垣間見せてくれた面々。アドリブが飛び交い、常に和やかな笑いに包まれた芝居の模様には、記者たちも笑いをこらえるのに必死。再演への期待が否が応にも高まります。
そして稽古終了後は、石田、須藤理彩さん、片桐仁さんの3人がそろっての会見です。意気込みのほどを存分に語ってくれました。最初に語られたのは、やはり昨年の初演のこと。震災直後という状況で、開催すら危ぶまれた中、3日間に短縮して開催された公演の模様を振り返ります。口火を切ったのは、須藤さん。「今まで稽古が始まれば、その後は本番があるのが当然だと思っていたので、中止になるかもしれないってのはとにかく初めてで。でも短くなったけどやれるって決まったときには、本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。あんなにも感謝したのは、生まれて初めてのことです」とコメント。石田も「開催できても、一回目と二回目の公演の間に余震があったり。ほんとに一日一日が終わるたびに『ありがとう』という感覚でした。でも、すごいいい作品なので、5回だけで終わらせるのがもったいないなと。いつか再演をしたいと思っていたんです。それがこうして実現して本当に嬉しいです」。そして、昨年のカーテンコールでは号泣して、再演と仙台公演を誓ったことに関して訊かれると「本当にすみませんでした!(笑)」。なぜかといえば、須藤さんいわく「引くぐらい号泣だったもん!」。とはいえ「再演したい、仙台でやりたいっていうのは、みんなの思いでしたから。でも、勢いでそれを言葉にしたことで、こうして実現できたわけですから!」という石田に対し、再演から参加の片桐も「言霊だね」と大きな理解を示します。
そんな片桐さんは「僕以外は2回目の人ばかりでしょう。だからか僕だけですよ、初日に台本を持って稽古してたのは!」とのことですが「そんな僕のラフさも受け止めて許していただいてます」。石田は初共演の片桐の印象を訊かれると「テレビとかで見てるときは僕くらい華奢なんかなと思ったんですけど、ガタイがしっかりしてはるんですよ。あとプライベートで着てる服が、見ててチカチカする」。すると、横で爆笑する須藤さんを尻目に片桐さんは「柄モノじゃないと不安なんです。だから石田くんがいつも着ている白のスーツなんてこわくてしょうがなくなっちゃう!」と、軽妙にやりとりを展開。須藤さんも「石田さんがアドリブで仕掛けてくる箇所がって、いつも困らせられてたんで、ぜひやり込めたい」と、通常の芝居とは異なる意欲をにじませていました。
そして記者からは「今作では、少し石田さんと須藤さんが惹かれあうというストーリーだと思うんですが、石田さんの私生活の方はどうですか?」と質問が飛びますが、これには思わぬ返答が。「ワタクシ事で申し訳ないんですが、僕のお芝居に好きな女性が観に来てくれることになっております! だいぶテンションが上がってダメになっちゃうパターンかもしれないですね。だから『内緒で来てね』とは言ってあります」とのこと。しかし「それって長いお付き合いの方ですか?」との質問には「それは婚約破棄いなってます…」と座り込む石田。すると一座の“お母さん”的役割という須藤さんが助け舟(?)。「前回の稽古のときに石田さんが『婚約したんです』と言ってて。『じゃあ、終わるころにはゴールイン?』みたいな話をしていたんですよね。それが、途中でね…ウフフ」。これには石田も思わず「ちょっと嬉しそうに話すのやめてもらえます?」。しかし、須藤さんは止まりません。「『どうなのどうなの?』って聞いたら『荷づくりした段ボールが積まれてました』って言うから『えー!?』って」。すると石田も開き直ったように語り出したのでした。「僕が一番ビックリしましたよ。『マリッジブルーや』言うから『こっちはエンドレスブルーや』と。こっちは結構な指輪も買ってたわけですよ。彼女の指の太さをこっそりチェックして、名前を入れてオーダーメイドでね。それが渡す直前に…ですよ」。片桐さんも身を乗り出して「ほうほう。で、どうした、指輪は?」。「戻ってくるかと思って、半年くらい持ってたんですけど、彼女から『離れてみてまったくさみしくない自分がいます』というメールがきたので、神社に納めました」とのこと。しかし今回は「マリッジブルーにならなさそうな人なんですけど、まだ今は好きになってもらってもないっ状態。ひたすら頑張っているところです」。
それはともかく。最後に「すごい面白いお芝居です。元気が出る作品ですので、みなさんぜひ観にきてください!」と力強く、座長らしくPRしてみせた石田主演の舞台は、いよいよ来月13日から! 個性豊かなキャストが集って贈る笑って泣ける珠玉のドタバタコメディーを、ぜひお楽しみに!!
●公演情報
『スピリチュアルな1日』
【脚本】小峯裕之 【演出】板垣恭一
【出演】石田明(NON STYLE) 須藤理彩 片桐仁 吉本菜穂子
諏訪雅(ヨーロッパ企画) 猪塚健太 今井隆文 栁澤貴彦
○東京公演 2012年6月13日(水)~24日(日) あうるすぽっと
○大阪公演 2012年6月29日(金)~7月1日(日) ABCホール
○仙台公演 2012年7月7日(土)~8日(日) 仙台市青年文化センター シアターホール
【前売料金】5,500円(全席指定・税込)
【公式HP】http://www.amuse.co.jp/stages/
■東京公演
〔PC〕http://yoshimoto.pia.jp/event.do?eventCd=1211428
〔携帯〕http://m.pia.jp/yoshimoto/event.do?eventCd=1211428
■仙台公演
〔PC〕http://yoshimoto.pia.jp/event.do?eventCd=1211431
〔携帯〕http://m.pia.jp/yoshimoto/event.do?eventCd=1211431
【NON STYLE】【石田明】