桂三枝として最後の創作落語をネタおろし!そして記念DVD&CDのリリース発表!
7月16日、自身69歳の誕生日に「六代 桂文枝」を襲名する桂三枝が、6月7日(木)に三枝としては最後となる「桂三枝 はなしの世界その十八」を天満天神繁昌亭にて行いました。この日、三枝は、自身作の「妻の旅行」と「神様の御臨終」、そして三枝として最後の創作落語となる「芸者ちどり・二十七才」をネタおろししました。これは、二十七才の美しい芸者ちどりを座敷に呼ぶと、必ずちどりの祖母で九十才の芸者ときも来るというもので、ちどりと、その母かもめ、そして祖母ときの芸者三代の物語で客席を沸かせていました。舞台を終えた三枝は開口一番「疲れました(笑)。でも、お客さんに助けられて無事に終えることができました」と、久しぶりに三席披露したことを振り返ります。また、新作については「最初に書いた段階ではあまり面白くならなくて、なんとかネタを練りながら二転三転して作りあげました。芸者ちどりが母親に代わって温泉街を盛り上げるという内容は、今後の落語界を盛り上げるということにかけたつもりです。最後の三枝作品としては不安がありましたが、大きなミスもなくやれたかな。またやってみたいです」と手ごたえを感じたようです。
さらに、ここで、桂文枝を襲名する7月16日に、記念DVD「さんしのすべて 桂三枝情熱映像集」と、記念CD「さんしのらくご 桂三枝青春落語集」が発売されることを発表。DVDは読売テレビ、ABC、NHK各放送局と吉本興業アーカイブ映像から、貴重な口演の数々を蔵出ししたもので、テレビ番組で初演した創作落語など220を超える三枝作品の中から、これまで商品化されなかった名品も含まれるものです。
三枝は「45年以上、三枝という名と付き合ってきましたが、若い日もあったなぁと。若い三枝を見るのは、やっぱり気恥ずかしいですね。まだ見ていないんですが『笑劇・仁義なき校争』で(明石家)さんまと共演してるのは見てみたいですね」。また、CDは三枝が毎回できたての作品を初演した『創作落語の会』が収録され、その熱気と緊張感あふれる口演の初商品化になります。「CDには(笑福亭)鶴瓶さんとの対談が収録されています。鶴瓶さんとはいつ話しても楽しいんですよ」と話していました。
三枝が歩んだ情熱あふれる軌跡がよみがえる作品。三枝のすべてをぜひ味わってみてください。
DVD「さんしのすべて 桂三枝情熱映像集」
7月16日(月・祝) BOX、単巻全5巻発売
5枚組 DVD-BOX 17000円
※封入特典:さんしのふぉと 桂三枝蔵出し写真集
単巻DVD 3400円
CD「さんしのらくご 桂三枝青春落語集」
7月16日(月・祝) BOX、単巻全5巻発売
5枚組 CD-BOX 10000円
※封入特典:さんしのとーく 青春対談 桂三枝・笑福亭鶴瓶~あの頃、二人は若かった~
単巻CD 2000円