「吉本百年物語」6月公演ついに開幕! 初日を終えたキャストが記者会見
吉本興業創業100周年を記念して上演している「吉本百年物語」では、月替わり12本のお芝居で吉本と笑いの歴史をたどっています。その第3弾となる6月公演「舶来上等、どうでっか?」が6月12日(火)ついに幕を開けました! 今回の舞台は東京・浅草にある「東京花月」。若干21歳という若さで責任者を務める林弘高は、吉本せい・林正之助の実弟です。劇場の切り盛りや芸人たちのマネジメントなど、さまざまな壁にぶつかりつつ、弘高はエンターテインメントの本場・アメリカから「マーカス・ショウ」を招聘することを決意し……。公演終了後には、弘高役の中川晃教さん、正之助役の間寛平、お茶子のお黒役の隅田美保(アジアン)が揃って記者会見を行いました。
「初日というのはドキドキするものですが、今回は今までにないぐらいに不安がいっぱいで、それに飲みこまれないようにと思っていました」と、中川さん。無事に初日を終え、「キャスト、スタッフの皆さん、そしてお客さんの温かさに救われました」とホッとした表情です。寛平は、「今回はやりました! 台本もびっちり覚えました!」とニッコリ。劇中では中川さんとのダンスシーンもありましたが、「中川くんの踊りを見ながらだったので、テンポが遅れがちで……」と苦笑い。続けて「明日からはちゃんとやります! 千秋楽までにはきっちり決めますので、ぜひ見に来てください」と笑わせていました。隅田も本格的な芝居は初体験。「なのに早着替えが5回もあって……」とかなり苦労したようですが、「今日はたくさん間違えましたが、楽しくできました」と手応えも大きかった様子。最後は「この舞台で、女優・隅田、生まれます!」と力強く宣言していました。
「ギャグをかなり我慢したのでは?」との質問を受けた寛平は、「本当はすごくやりたかった(笑)。でもギャグはやめてくれと(演出家から)言われてたんです」。ところが、この日はこっそりセリフの合間にギャグを入れていたそうで、「わからんように入れておきました。気づきました?」と茶目っけたっぷりに話していました。果たして今後の舞台でもギャグが飛び出すのか? このあたりにも注目したいですね。また、弘高を演じてみての感想を聞かれた中川さんは、「あの時代にアメリカからショーを持ってくるという野心は、日本人として勇気がもらえる」としみじみ。さらに、「今回の物語は100年の歴史の1コマでしかないが、それを見ただけで吉本がどんな芸事を築いてきたのかがわかる」と絶賛、「吉本百年物語」に出演し、なんばグランド花月の舞台に立ったことに「運命を感じる」と語っていました。隅田は華やかなレビューショーの場面で、NMB48を従えてのダンスに挑戦。「私が演じるお黒も、私自身も宝塚歌劇のファン。夢を叶えていただいて本当にありがたいです」とご満悦でした。稽古では、NMB48メンバーたちの面倒もよく見ていたそうで、中川からは「ホントに姐御肌なんですよ!」と意外な素顔が明かされるなど、すっかり打ち解けた雰囲気。息の合った出演者たちが演技を磨き、これからますます熟成され、魅力を増してい舞台に、どうぞご期待ください!
吉本百年物語6月公演「舶来上等、どうでっか?」
7月1日(日)まで上演中! ※6月16日(土)・17日(日)・25日(月)は休演
会場:なんばグランド花月
料金:全席指定 1階席7500円 2階席6000円
詳しくはこちらで!
http://www.yoshimoto.co.jp/100th/monogatari/june/