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2012年7月17日 (火)

東西の人気よしもと芸人がお祝いに!「三枝改メ六代桂文枝襲名披露週間」がスタート

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自身69歳の誕生日となる7月16日(月・祝)、なんばグランド花月での襲名披露公演をもって、「六代 桂文枝」を襲名した桂三枝。翌日からは、「三枝改メ六代桂文枝襲名披露週間」と銘打ち、同じくなんばグランド花月にて、さまざまな芸人たちが駆け付けてのお祝い公演をスタートさせています。

初日となった7月17日(火)の1回目公演では、「三枝改メ六代桂文枝襲名披露口上」を桂文枝、桂きん枝、月亭八方、そして日替わりゲストの西川きよしが行い、大きな拍手を浴びました。とはいえ気の置けない芸人仲間のこと、互いにボケたりツッこんだりと、和気あいあいとした雰囲気。案内役の八方に「上方落語協会“復活”理事の……」と紹介されたきん枝は、真面目に挨拶しようとするものの、途中で文枝が客席に手を振り始めたり、選挙ネタを盛り込んだらきよしから「俺は当選したで!」と横やりを入れられるなど、なかなか話を進められません。上げ足ばかり取る文枝が、「あんたは主役やねんからちょっとは黙っときなはれ!」ときよしから喝を入れられる一幕も。きん枝も「普通は口上では本人はしゃべらないんですよ!」と注意しますが、文枝は「昨日の口上はしゃべらなかったので、今日はしゃべりたくて……」と、茶目っ気たっぷりに答えていました。

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続いて挨拶したきよしには、「口上というからには扇子がないとアカンで」と文枝からチェックが。するときよしは、すぐさま隠していたうちわを取り出し、「暑かったらあおぎますよ!」と見事な切り返しで笑いを誘います。「昨今、あまり笑顔になれるようなニュースがなかったが、我々にとって文枝さんの襲名は本当に大きな朗報」と喜び、出会ってから46年になるという文枝との秘蔵エピソードも披露。最後は「これからも三枝改め六代桂文枝、そして吉本興業、社員はもとより出演者も心を一つにしてみんなで頑張ります。どうぞ末永くよろしくお願いします」と力強く締めくくりました。

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新喜劇前の幕間にも、再び文枝が登場。入門当初の思い出に触れつつ、「実は最初に『小文枝の弟子やから、新聞紙はどうや?』と師匠から提案されたんですよ」と衝撃の事実を明かしました。また、この日の朝、さっそく街で「文枝さん!」と声をかけられたそうですが、「『文枝』のサインをすると『ついでに三枝のもお願いします』と言われて……」と、まさかのがっかり体験も。この後も、終始、見事な話術で、観客を沸かせていました。

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さあ、いよいよ新喜劇の始まりです。「オヨヨ!! 桂三枝誕生物語」は、昭和41年頃、桂小文枝に弟子入りしたばかりの若き三枝の奮闘を描いたストーリー。文枝は当時のなんば花月支配人に扮し、物語の顛末を見守る役どころ。内場勝則、桑原和男、池乃めだか、坂田利夫ら豪華キャスト総出演で、失敗続きで破門を言い渡されたり、先輩芸人のところにガラの悪い男が怒鳴りこんで来たり、さらには一般企業に就職したと思い込んだ母親が楽屋を訪ねてくるなど、ハプニング満載のドタバタ劇を繰り広げます。途中、文枝がこらえきれず笑いだす場面も……。果たして三枝は無事に落語家としての道を歩めるのか? 気になる結末は、8月4日(土)12:54~の『吉本新喜劇』(MBS)でチェックしてください!

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終演後の記者会見には、文枝、内場、桑原、めだか、坂田が登壇。「まだ文枝になったという感じがしない。昨夜、(笑福亭)仁鶴師匠にお礼のお電話をかけさせていただいたとき、『もしもし、三枝ですけど』と言ってしまい、『もう文枝と違うんか』と言われました(笑)」と、文枝。新喜劇に参加したのは初めてとのことで、「皆さんに盛り上げていただき、本当に楽しくやらせていただきました。1週間頑張っていきたいと思います」と笑顔でコメントしました。「ちっちゃい頃からテレビでご活躍を見ていた方と、一緒に舞台に立てるのは本当にうれしい」と、大喜びだったのは内場。桑原は、「文枝、三枝、本名の川村まで出てきて、(文枝の)若い頃のことが手に取るようにわかった」と濃い内容を自画自賛。「三枝兄さんには本当にいろいろと世話を焼いていただいた」と感無量の表情を見せためだかは、「心配なのは体調のこと。好事魔多しと言いますし、体だけは大切にしていただきたい」と気遣っていました。かつては自宅が同じ方向で昔から仲がよかったという坂田は、「パッと見たときにわかった、こいつは大物になるな、と」と出会った頃の印象を告白。「(文枝として)これから私たち若者をよろしくご指導ください」と続け、笑わせました。

7月23日(月)までの連日、口上には落語家だけでなく、タレント、漫才師、新喜劇メンバーが日替わりで大集合。トリとなる最終日の3回目公演には、明石家さんまも登場します! ぜひこのスペシャルウィークに、なんばグランド花月へ足を運んでください。

なんばグランド花月 吉本興業創業100周年特別公演
~三枝改メ六代桂文枝襲名披露週間~

【口上 ゲスト出演者】

7月17日(火)
1回目公演 西川きよし
2回目公演 坂田利夫、雨上がり決死隊
3回目公演 宮川大助・花子、ライセンス

7月18日(水)
1回目公演 桂小枝、ザ・ぼんち、川畑泰史
2回目公演 池乃めだか、間寛平
3回目公演 上方よしお、今田耕司

7月19日(木)
1回目公演 オール阪神・巨人、ブラックマヨネーズ
2回目公演 小籔千豊、中川家
3回目公演 たむらけんじ、末成由美

7月20日(金)
1回目公演 今いくよ・くるよ、ハリセンボン
2回目公演 内場勝則、未知やすえ
3回目公演 大平サブロー、友近

7月21日(土)
1回目公演 Wヤング、博多華丸・大吉
2回目公演 ハイヒール、辻本茂雄
3回目公演 トミーズ、陣内智則

7月22日(日)
1回目公演 なるみ、南海キャンディーズ
2回目公演 若井みどり、村上ショージ

7月23日(月)
1回目公演 大木こだまひびき、ハイキングウォーキング
2回目公演 中田カウス・ボタン
3回目公演 明石家さんま

詳しくはなんばグランド花月HPをご覧ください!
http://www.yoshimoto.co.jp/ngk/

【桂文枝】【西川きよし】【桂きん枝】【月亭八方】【内場勝則】【桑原和男】【池乃めだか】【坂田利夫】

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