よしもとニュースセンター : 『キングオブコント2012』ファイナリスト８組がついに決定！　決勝は９月22日（土）19時より放送！

８月31日（金）、東京・赤坂BLITZにて『キングオブコント2012』ファイナリスト８組発表会見が行われました。

プロ・アマ、芸歴問わず、所属事務所の垣根を越えて“コントがいちばん面白い芸人”を決めるコント頂上決戦『キングオブコント』。５回目となる今回は、７月２日（月）より予選がスタート。2971組のエントリーのなかから67組が８月30日（木）、31日（金）に行われた準決勝へ進出。そして、８組のファイナリストがついに決定しました。

31日の準決勝後、再び赤坂BLITZに集結した準決勝進出メンバー。毎年、コンビ名の前に告げられていたエントリーナンバーの発表がなくなり、さらには出場順ではなくランダムに呼ばれることが事前に伝えられると、会場はざわめきに包まれます。

会場いっぱいに緊張感が漂うなか、MCのあべこうじ、加藤シルビアTBSアナウンサーが登場。早速、ファイナリストが発表されました。

コンビ名を呼ばれたのは、バイきんぐ、銀シャリ、夜ふかしの会、かもめんたる、うしろシティ、トップリード、さらば青春の光、しずる（以下、敬称略）。

驚いた表情で舞台へと上がったのは、銀シャリ。「本人たちより周りのほうが驚いてるよ。『THE MANZAI』はイマイチな結果だったのにね」とあべにいじられ、「いや、ほんまにビックリです。恐縮です」と首をすくめる橋本。また、本日31日は、鰻の29回目の誕生日。会場に割れんばかりの拍手が響き渡りますが、あべに「（決勝進出は）誕生日プレゼントじゃないよ！」とたしなめられていました。

ガッツポーズ後、号泣しながら登壇したのは、かもめんたる・岩崎。舞台にあがっても膝をついて泣き崩れるほどの感激ぶりです。「（漫才に定評のある）銀シャリさんの名前が呼ばれた時には冷めた」と毒づきながらも、４歳の我が子に向かって「お父さんやったよ！」と絶叫します。
そんな様子にもらい泣きしながら登壇したのは、うしろシティ・金子。「岩崎さんのお子さんよかったねと思いながら、後ろから自分の喜びが追いかけてきた」と独特な表現で喜びを表現しました。

昨年のファイナリストであるトップリード・新妻は万歳しながら、「昨年、決勝にいけたものの、僕らは抽選会に出られなくて。マネージャーが１番を引いて８位になってしまった。今年も（明日の抽選会に）営業が入りそうなんですけど……全力でキャンセルします！　やったー！」と叫ぶと、会場からは大きな拍手が起こりました。

最後に名前が呼ばれたのは、しずる。池田が「いやったー！」と満面の笑みを浮かべてガッツポーズすれば、村上は「昨年（決勝へ）行けなかった。置いてきたものを取り戻しにいきます！」と力強く意気込みました。

ファイナリスト発表後は、毎年恒例となっているザブングル・加藤による「悔しいです！」が披露されました。さらに「皆さん、また来年お会いしましょう！」という機転の利いたコメントに、悔しげに俯くほかのセミファイナリストたちからも大きな笑い声が起こりました。

その後、改めて８組による記者会見が行われました。
お馴染みのキングオブコントTシャツを着たファイナリスト８組が出そろったところで、あべが「サプライズがあるんですわ！」と切り出します。優勝者には例年通り、キングオブコントの称号と賞金100万円……が贈られるだけではなく、なんと５代目キングオブコントに輝いたチャンピオンには、10月５日（金）深夜に１時間の特番が与えられることになったのです！
冠番組となるかはまだわからないようですが、テレビ出演のチャンスとあって色めき立つ芸人たち。そんななか、バイきんぐ・小峠は「番組よりも、賞金を2000万円にしてもらったほうがいい」とぼやき始めます。それに対し、銀シャリは「ここにおるのは、激戦を勝ち抜いた８組でしょ？　この８組で番組ができたらいいですね」（橋本）「賞金の1000万円も番組に使おうと思います」（鰻）と、２人してお手本のようなコメントを披露。「ずるいですわ〜」とさらにぼやく小峠でした。

決勝の出場順は、明日９月１日（土）放送の『王様のブランチ』内にて抽選会が行われるのですが、「明日の抽選会。ごりごりに12時から静岡で生放送が入ってるんですよね。レギュラーなので、どうなるのか。そこから戦いが始まってます」と不安げに語るのは、しずる・村上。「できれば、５、６番がいいんですけど……僕らは３度目の正直なんで！」と意気込む村上に、トップリード・新妻が「うちのマネージャー貸し出しましょうか？　１番引いちゃいますけど」と絡みます。
そんなトップリード。先ほど危惧していた営業がなくなったそうで、「明日は事務所のネタ見せだけです！　４番を引きたいです！」と語気を強めました。

優勝した時の公約を尋ねられた銀シャリ・橋本。「相方・鰻くんは鰻を食べたら死ぬと言われている家系でして。お兄ちゃんがうなぎパイを食べたら、口から泡吹いて倒れたこともあったらしいんですけど、優勝したあかつきには鰻を食べていただきたいなと思います」と語ります。
「死ぬ可能性もあるかもしれない」とつぶやく鰻に、「いや、うなぎ上りによくなっていく可能性もあるも」とまたもやうまいことを言う橋本。「こう言われてても鰻食べるなんて、肝が座ってるんですね」「ちょっとつかみどころがなかったですね」など、鰻に絡めてうまい言葉を次々と繰り出し、ニンマリしていました。

報道陣からは「ほかのファイナリストに負けないところは？」という問いが。
まず、しずる・村上は「僕らはボケとツッコミが分かれていないので、コントはいろんなかたちに臨機応変に変化します。当日は水のような動き、７色のコントを見せたい」と独特の言い回しでコメント。池田も「目を離さないで」と気合い十分です。

さらば青春の光・森田は「僕ら大阪で活動してるので、大阪っぽいというか、泥臭くねちっこいコントというか。ソース味のコントを見せたい」と豪語します。

トップリード・新妻は「僕らは人数の奇術師、パイプ椅子の奇術師と言われている。２人でやっているようには見えないコントで、我々の世界を見せます！」と熱く語ります。

うしろシティ・阿諏訪は「金子の可愛さを推していきたい」と、飄々とコメントしました。

「人が題材にしないことをテーマとするのが、僕ら。覚悟しとけよ！」と意気込むのは、かもめんたる・岩崎。優勝できなかったら、相方・槙尾とギネスのキス時間新記録に挑戦するそうです。

夜ふかしの会・三宅は「５人の５人による５人のための……ん？　５人のための？」と戸惑いながらも、「５人じゃないとできないコントを見せつけます！」と高らかに宣言しました。

散々、“漫才師がキングオブコントのファイナルになっている”といじられまくった銀シャリは周囲の乗っかるかたちで「強みは漫才です！（橋本）」「センターマイクのコント師としてね」（鰻）と発言。さらに、やんややんやと声を挙げる周りを「言わされてる感じでしょ！」と一蹴しながら、「コントを純粋に楽しんでいます。（銀シャリ＝米にかけて）秋だけに実りたい。頭を垂れる稲穂かななんてね」と、またもやひねりの利いたコメントを披露しました。