今年も大阪・梅田スカイビル スカイギャラリーで「たいぞう展<両手>」を開催!
カラフルでポップ、そして緻密なタッチの絵を描くことで知られるたいぞうが、11回目となる個展「たいぞう展<両手>」を9月8日(土)より梅田スカイビル 空中庭園展望台40階 スカイギャラリーで開きます。
今年は「両手」というテーマの元、大小様々な絵画を39展、展示・即売します。開催にあたって同会場で会見を行ったたいぞうは、「去年から今年にかけて絵の活動が増えました。商店街を盛り上げるためにシャッターに描いたり、あるお店に絵を描いたりしました。そういう中で、人のために描く気持ちが芽生えました」とまずは心境の変化を語りました。また、自身が結婚したことも作品に表れているそうで、結婚後に色遣いが変わったというご意見を多くもらったそうです。「独身時代はやったるで~!っていう感じで、色も派手なものが多かったんですが、結婚してからは色合いが変わりましたね。穏やかになったというか…」。今年の個展でも「色鉛筆やアクリル絵具を使った作品を出しています」とのこと。なお、結婚前の作風を意識して描いた作品も展示するそうです。
それら39点の作品の中から、ポスターやチラシにもなっている作品を含め2点について、たいぞうが説明をしてくれました。
まずはポスターにもなっている「晴れるかな」。こちらは初めて貼り絵にチャレンジした作品です。貼り絵に挑戦しようと思ったきっかけは、「おかけんたさんがアートに詳しくて、ギャラリーを一緒に回ったりして勉強させてもらっていたんですが、その時貼り絵をやっている人の作品を見て刺激を受けました」とのこと。作品のテーマについては、「今、いろんなことがバラバラになっていると思うんです。この絵は、キャンバスを家族と見たてて、家族のもとに集まってくるような感じです。真ん中の壷は涙をモチーフにしているんですが、苦しいこと、悲しいことも共有するのが家族だと思うので、涙の中心に集まってくるイメージです」。
そして一番上の写真でたいぞうの横にあるのが「窓枠」。これは男女が恋に落ち、やがて結婚、そして新しい命が生まれるという1組のカップルを描いているそうです。
次に今回、個展のタイトルを「両手」としたことの経緯を聞いてみました。
「去年、震災があって。そのことでたむらけんじさんと話していて、“震災のことを絵に描いてみたらどう?”って言われたんです。それで去年の個展で震災の絵を描いて展示したんですが、大阪で開催した時にわざわざ静岡からその絵を買いに来てくれた方がいらしたんです。後から聞くと、その絵は被災地に寄付されたそうで。そういうこともあって「つながり」ということを意識して、手と手でつながっていくというイメージで「両手」にしました」とたいぞう。手と手をつなげている作品では「共に」という絵も展示されます。こちらもぜひ、ご覧ください。
今年は39点の作品のうち、半数以上が四つ切サイズと大きめの作品が並びます。「お客さんからも大きいサイズがほしいというリクエストをいただいていたので、去年より大型の作品がぐんと増えました」。サイズが大きい分、たいぞうアートの緻密さや凝り具合もより楽しめること違いありません。この機会に至近距離で、じっくりとご鑑賞ください!
また、ギャラリーに併設しているカフェ「カフェスカイ40」では、期間限定で「たいぞうパンケーキ」も味わえることになりました! たいぞうの髪型と輪郭の焼き印が入ったパンケーキは、単品で400円、ドリンクとのセットで600円。こちらもぜひ、ご賞味ください!
『たいぞう展<両手>』
開催期間:9月8日(土)~12日(水)
開催時間:午前10時~午後6時
会場:梅田スカイビル 空中庭園展望台40F スカイギャラリー
入場料金:無料
※ただし、空中庭園への入場料が必要。大人700円/中高生500円/小学生300円/幼児100円(3歳以上)
【たいぞう】