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2012年9月 5日 (水)

『吉本百年物語』10月公演「これで誕生!吉本新喜劇」制作発表記者会見に小西美帆、金山一彦、内場勝則、千原せいじが出席!

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吉本興業100年の歴史物語『吉本百年物語』第7弾となる10月公演は「これで誕生!吉本新喜劇」。吉本新喜劇草創期を描きます。
ときは昭和35年。国民的人気漫才師、横山エンタツの息子・花紀京は、みずからも芸人の道を歩み出していました。おりしも吉本が演芸小屋「うめだ花月」を再開し、自社の芸人を育てようとしていた時期。そんなとき、花紀の前に研究生として現れたのが、一歳下の岡八郎。芸人の血筋を引くサラブレッド・花紀京と、大工の息子・岡八郎。境遇も性格も正反対の2人の出会いは、新しい喜劇を生み出し、そして黄金時代へ……。切磋琢磨した2人の、まさに青春群像劇となります。

公演に先立ち、9月5日(水)、制作発表記者会見が行われ、出演者の小西美帆さん、金山一彦さん、内場勝則、千原せいじが出席しました。
司会進行を務めたのは新喜劇俳優の西川忠志。初めての大役に緊張気味でしたが、6月公演に出演したこともあり、「6月公演では、皆さまに大変お世話になりました!司会進行は初めてですが、一所懸命がんばりますのでよろしくお願いします!」と、ういういしい挨拶からスタートしました。
まずは、同プロジェクトリーダーの中井秀範の概要説明から。「今回は、テーマが吉本新喜劇ですが、吉本新喜劇をそのままやるのではないし、当時の新喜劇を再現する、というものではございません。あくまでも『吉本百年物語』に沿って、吉本新喜劇草創期の物語。花紀京や岡八郎の、青春グラフティのような要素をつめこんでいます」とPR。
続いて、脚本家・長川千佳子から、物語の説明が。「今でこそ、空気のように私たちのそばにある吉本新喜劇ですが、誕生から53年、その間、大河ドラマになるぐらいの大変な出来事が山ほどあったと思います。その始まりの時代に、奇跡的に出会った花紀京さん、岡八郎さん。このふたりがどのように悩み、成長していったかがドラマの軸です」。唯一、フィクションの登場人物は、女優・小西美帆さんが演じる白鳥しのぶという人物。「花紀京さんと岡八郎さんが、しのぶちゃんをめぐって、恋のさや当てをするという創作の部分もあります。当時の若者たちが夢を持ち、どのようにライバル心を戦わせたのか、夢を追うなかでどんな苦労があったのかを描いています」とアピールしました。
そして、『吉本百年物語』4~6月、9月公演の演出を務めた湊裕美子が、10月公演も演出を担当。「舞台はどういう物語でもエンタテインメントが必要ですが、『芝居の醍醐味をしっかり見せる』というのもエンタテインメントやと思っています。花紀京さん、岡八郎さんというすごい人たちも、やはりひとりの人間として、泣いたり笑ったり、悩んだり喜んだりします。そんな当たり前の気持ちの流れを、今回の芝居ではしっかり出したいと思っています」と、エンタテインメントに対する思いを語りました。これまで1000本以上、吉本新喜劇を手がけてきた湊裕美子ですが、今回は新喜劇とは全く違った面を押し出すとも語りました。
司会の西川忠志は「僕は新喜劇の座員ですけれど、今の湊先生の話を聞きまして、本当に自分自身も勉強したいと思いましたし、内容も早く見たいと思いました」と感想を述べ、千原せいじに「ちょいちょいお前の気持ちを言うな! それは胸にしまっておけ!」とツッコまれていました

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花紀京役を演じる内場勝則は、「花紀師匠は新喜劇のパイオニア。まさか、テレビで見ていた花紀さんを僕が演じるなんて夢のようですが、プレッシャーもあります。でも若き頃の花紀さんは知らないので、少し気楽。僕なりの花紀京を演じたいと思います」と語り、岡八郎を演じる千原せいじも、「内場さんが言うてはったように、ええ意味でラクにやろうと思っている」と言いながらも、「さっき、岡八郎師匠のお弟子さんやった巨人師匠に会ったら『絶対見に行くからちゃんとせい』と言われたので、ちょっとプレッシャーかな、と……」と巨人とのやりとりを披露していました。
ヒロイン・白鳥しのぶを演じる小西美帆さんは、現在、ドイツ在住。このたび、『吉本百年物語』の出演が決まり、帰国しての出席です。「子供の頃から吉本新喜劇を楽しみにして、学校から走って帰って見ていました。そんな方々と一緒にお芝居ができること、そして劇場に立たせていただけることが本当に光栄です」と心境を語りました。金山一彦さんは「16歳まで大阪におりまして、中学生までずっと吉本新喜劇を見て育ったわけでして、その吉本新喜劇が誕生する物語に出させていただけるということで光栄です」と、金山さんも子供の頃から吉本新喜劇のファンだったことを明かしました。

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質疑応答で、役者さんと同じ舞台に立つことについて尋ねられた内場。「普段と違う刺激があると思うのでいいものを吸収したいです」とすでに興味しんしん。せいじは「現場で吸収していくタイプなので、今はまだ、そのへんは何も考えてないです」と、普段通り正直に回答。では、今考えていることは?と尋ねられると「吉本の歴史の中に、こういう大役で選ばれるようになったんやなぁと思いました」としみじみ。
金山さんと小西さんは、芸人さんと舞台に立つことを「“間(ま)”とかしゃべり方を学びたいし、生で感じて勉強させてもらいたいです」とワクワクしている様子でした。
また、花紀京との思い出を尋ねられた内場は、「説教じみたことはあまり言わない人でした。ただ、『おいしいものを食べなさい』とか『いいものを着なさい』とか教えてもらいましたね。僕が今回、つらいのが、看板スターである花紀京という人間の、若い頃を見ること。こそばゆい感じがするんです。映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で例えると、過去に戻って両親の恋愛を見るような……」と複雑な心境も明かしていました。また先日、舞台衣装を着て記者会見を行った際に「回りの人から『(花紀京に)そっくりや』と言われて写メを撮られまくりました。浅香あき恵さんは『ずっとうっちゃんは、マネしてたんやねぇ』って言うてましたね。芸風は違うはずなんですけど、演じやすいかもしれないですね」と語りました。

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岡八郎のイメージを聞かれた千原せいじは「一度もご一緒したことがないので、完全に『テレビの中のおもろいおっさん』というイメージです。だから、その当時の話を聞くのがものすごく新鮮で、ワクワクします。ちなみに、岡八郎の甥っ子の市岡くんが、千原兄弟のマネージャーをしていたことがあります」と、意外な関係を披露していました。

今や関西のみならず、全国のお茶の間を笑わせてきた吉本新喜劇の草創期。黄金時代を築いたスター2人が歩んだ青春時代は、若者ならではのパワーに溢れる一方で、悩み、そして甘酸っぱい恋愛も……。知られざる2人の青春群像劇にご期待ください。

さらに『吉本百年物語』10月公演に合わせ、10月1日(月)~10月31日(水)は、なんばグランド花月で、「めっちゃ吉本新喜劇キャンペーン~なんばグランド花月ハシからハシまで吉本新喜劇~」を開催。出し物から飾り付けまで、すべて吉本新喜劇一色に染まります! こちらもお楽しみに!

吉本興業創業100周年記念公演 吉本百年物語
10月公演『これで誕生!吉本新喜劇』

公演期間:10月7日(日)~31日(水)※10月11・12・13・18・19・23・25日は休演
会場:なんばグランド花月
開演時間:平日・土曜・祝日19:00(18:30開場)、日曜16:00(15:30開場)
料金:1階席6000円、2階席5000円(全席指定)
出演:内場勝則、千原せいじ、小西美帆、金山一彦、荒谷清水、久野雅弘、おかけんた、おかゆうた、平田敦子、武内由紀子、中野公美子、渡辺吾郎、末成由美、島田一の介

※チケット発売中!
チケットよしもとお問い合わせ専用ダイヤル ☎0570-036-912(10:00~19:00)
http://www.yoshimoto.co.jp/100th/monogatari/

【内場勝則】【千原せいじ】

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