ついに映画『莫逆家族』公開！ 舞台挨拶で語った徳井義実の「守りたい人」とは？
９月８日（土）、この日より封切られた映画『莫逆家族 バクギャクファミーリア』の初日舞台挨拶が新宿バルト９で行われ、主演を果たした徳井義実ほか豪華キャストが登壇しました。
『莫逆家族 バクギャクファミーリア』は、若い頃に一度レールからはみ出しその後、社会にうまく適合できないまま30代を迎えた男たちを中心にした物語。彼らが、どうやって“その後の人生”に落とし前をつけていくのかを描いたヒューマン・アクションドラマです。そんな中、徳井はかつて暴走族のトップに立ちながら、現在は家族を養うために現場作業員をしている主人公を演じています。また共演する豪華キャストとともに、田中宏氏による400万部突破の大人気漫画を、鬼才・熊切和嘉監督が映像化したことでも話題を集めています。
とはいえ初日舞台挨拶が行われるのはこの日のこの一度だけ。超プレミアチケットをゲットしたお客さんたちは早くも興奮気味。そんな中、徳井をはじめ、林遣都さん、玉山鉄二さん、中村達也さん、新井浩文さん、村上淳さん、ちすん、熊切監督が客席を通ってステージ上に現れると、会場は一気に大歓声に包まれます。
そして徳井のご挨拶。「こういう場に慣れてないので、どういう顔をしていいかわかんないんですけど。でも、１年半以上前に撮影しまして、やっとこの日を迎えられたなという気がしています。なんでもクランクインしていから、今日が596日目だそうで…ゴクロウ、だなと。（会場およびキャストから拍手）その辺のゴロ合わせはね、お手の物ということで（笑）。とにかく、こんなに集まっていただいてありがとうございます！」。
また一方、この作品でスクリーン前に初めて立つ玉山さんは、自身の思いを語り印象的でした。「実は、撮影しているちょうどその時に、僕はひとりの友人を亡くしました。で、偶然にも、彼は原作の大ファンで、僕が東京へ18歳で出てきたときに彼の家でよく読んでいたんです。そんな彼が病気になって、僕は撮影している当時、現場と病院を行ったり来たりしながらの日々を送っていました。そんな彼は、僕に『俺の大好きな原作だから精一杯頑張ってくれ』と、いつも励ましてくれたんです。そんなわけで、すごく僕個人にとっても大切な作品です」。そして新井さんも「関わってきた作品の中でも自信ある映画。みなさん、口コミのほど、よろしくお願いします！（笑）」とPR。
なお、徳井は肉体改造をして撮影に臨みましたが「現在は見る影もない」とのこと。「厚い筋肉はおっぱいになっちゃいました」。すると、ひと月前にお子さんが産まれたばかりの玉山さんが「今度、徳井さんに子守をお願いしたらいいかもしれませんね」。徳井も「ちょうどいい感じの胸になってますからね。くわえさせたら泣きやむんちゃいますかね。でも…なんかヘンなものが出ちゃったらすいません」などと応じ、男ばかりの現場ならではの雰囲気が全開。さらには「阿部サダヲさんもね、ワイ談になるとグッと近づいてくるんですよね」などと笑いあうキャストに、ちすんも「ほんとすごい現場にいたんだなと、あらためて感じます（笑）」。
最後にお題として、チラシにもキャッチフレーズ的に載っている「守ってやる。」にかんがみ「守りたいもの、もしくは人を教えてください」とのフリが。林さんや村上さんが「時間」、ちすんが「友達」、熊切監督が「猫と嫁さん」、玉山はもちろん「子供」、新井さんは「『ドラクエ』の魔法使いと僧侶（笑）」などと語っていき、いよいよラストは徳井。「僕にとっての守りたい人、それは相方の福田さんですね」。すると、会場からは「おお～」の声が。「病気をしてやせたでしょう？ 全然体重が戻らないんですよ。だからもう心配で心配で。楽屋とかでも、椅子に座って陽の光を浴びてるのが気持ちええ、とかそんな状態ですからね（笑）」。
そして締めとして「とにかくたいへんな作品です。ぜひ楽しんでください！」と力強くアピールした『莫逆家族 バクギャクファミーリア』。本日、９月８日（土）より全国ロードショー公開されております！
●作品情報
『莫逆家族 バクギャグファミーリア』
公開中
監督：熊切和嘉
脚本：宇治田隆史
原作：田中宏『莫逆家族』（講談社『ヤングマガジン』KCスペシャル所載）
出演：徳井義実（チュートリアル）、林遣都、阿部サダヲ、玉山鉄二、中村達也、新井浩文、
ちすん、井浦新、大森南朋、北村一輝、村上淳、倍賞美津子／ほか
配給：東映
公式サイト：http://bakugyaku.com/
【チュートリアル】【徳井義実】
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