最新ニュースインタビューライブレポート

« クロスバー直撃、東京での単独ライブ決定!! | メイン | よしもと若手芸人大運動会の生写真が販売開始! »

2012年9月14日 (金)

NSC夏合宿レポート!!

2012年9月10~12日にかけて、吉本興業が運営する芸人養成スクール「NSC(吉本総合芸能学院)」の夏合宿が、場所は静岡県掛川市にある「ヤマハリゾート つま恋」にて行われました。参加したのは大阪校35期、東京校18期を合わせた約280人。NSC講師に加えて、芸人による特別授業なども開催され、生徒たちは3日間にわたり“面白くなるためのプログラム”に挑み続けたのでした。
初日。神保町からのバス移動から、合宿ははじまっています。自己紹介、大喜利などを行っていき、合宿会場に到着するや、相方がいる生徒は室内でネタ見せ。また、相方を探しているひとは屋外でオリエンテーション。自己紹介した上でフリータイムを設け、気になる人に声をかけていく“相方探し”を敢行。お見合いパーティの様相を見せつつ、それぞれが自分と合う相手を探していきます。その後は、全生徒を東西合同の22班に分け、班ごとの代表が一発ギャグを披露する「夕食争奪一発ギャグ大会」。対決して勝った班は豪華夕食、しかし負けた班はご飯&味噌汁&ひじきというものに。さらに夕食後は、ハンマミーヤ一木、かたつむり林による「深夜講義その1」。二人はマニアックなモノマネなどを披露しつつ、芸人としての心構えなどをトークしていきました。そして「深夜講義その2」ではLLRが登場。生徒たちのネタを見て、どうすればウケるかなどを実体験を踏まえつつアドバイスしたのでした。
2日目は、広い敷地を生かしての野外実習。プールで大喜利に挑んだり、大なわとびでチームワークを鍛えたり。また、野外実習を行う傍ら、生徒たちは講師を相手にネタ見せも行い、夜のプログラムへと繋げていきます。そう、夕食後には「東西ネタ発表会」があったのでした。二日間のネタ見せの結果を踏まえて、約30組を選考。選ばれた30組が、さらにその場でネタを披露し、その場で上位3位までが発表されました。
そして、この日もあります「深夜講義その1」。5upよしもとで活躍する祇園とポラロイドマガジン、ヨシモト∞ホールを主戦場にするトンファーとタモンズ、計4組が登場。それぞれにネタを披露した後は、リアルな芸人トーク。大阪と東京の劇場におけるシステムから、同期でどれだけ残っているのか、果てはギャラ&バイト事情まで。赤裸々に語る先輩若手芸人たちの姿に、生徒たちが興味津々というより、真剣そのものといった表情で傾聴。質問コーナーも設けられ「どんなときにネタが浮かぶのか?」「コンビとトリオどっちがよいのか?」といった、率直な問いをぶつけているのが印象的でした。
また続く「深夜講義その2」では、ステージ上にさらに上の先輩“泥の97年組”とも称されるBコース、ガリットチュウ、レイザーラモンRGが登場。
1


さらに生徒たちは盛り上がりますが、ここで行われたのはワークショップ。Bコースの「集団ギャグ」、RGの「あるあるネタ」を班ごとに作り、3組の前で成果を発表する運びに。また、福島が班のうちひとりをチョイスして、熊谷の「滑舌練習」を振ってみるというのが加わり、構成力と瞬発力を試していきます。中には、あるあるネタで、こともあろうに『軍艦マーチ』に乗せる新機軸を打ち出す者も現れ、これにはRGもしゃがんで笑いだす始末。若さあふれる突拍子もなさを、3組が楽しんでいる様子が伝わってきました。しかし、最後の〆のあいさつではRGが「よしもとを盛りたてて行こうぜ!」といきなり熱いメッセージ。これには思わずBコース・タケトは「このくだりの映像、あとでロムに焼いて僕にください(笑)」。そうして二日目が終了…ではなく、ここから「深夜講義その3」へ! ハンマミーヤ一木によるダンス指導が行われます。時刻は深夜1時。乃木坂46の『ぐるぐるカーテン』につけた一木のダンスをゼロから覚え、なんと「全員が完璧に踊れるまで終わらない!」。少しでも間違ったりやる気がなく見られると「はい、やりなおし!」。そのたびに生徒たちは明るく盛り上がり、また再度挑戦する…その繰り返し。なにより、ずっとステージで踊り続ける一木が一番たいへんだったでしょうが、結局「OK!」となったのは深夜3時すぎ。およそ2時間踊り続けたわけですが、直後に現れたNSCの講師いわく「芸人、しかも若手というのは仕事を選びません。その上、過酷なパフォーマンスを急に要求されることがある。それをどう前向きにクリアしていくか。そのことを身をもって体感してほしかった」とのこと。「はい!」と元気よく答えた生徒たちは、汗だくで部屋へと引き上げていきました。
2


最終日。チェックアウトを済ませると、やってきたのは広く小高い丘。最後のプログラム「お笑いスタンプラリー」の開催です。各班に分かれて、先輩たちが待ち受ける関門に挑みます。ノックのボールを奪い合い、キャッチした人が大喜利に答える権利を獲得する「ノック大喜利」、ビーチフラッグの要領でダッシュして、モノをゲットした者が挑む「一発ギャグダッシュ」などなど、5つの種目に挑んでOKが出ればスタンプ獲得。下位となった班は、昼食が「激辛カレー」に変更され、食堂には悲鳴が響き渡っていたのでした。
4


5


そして3日間の行程の最後は、MVPの表彰。全体を通し頑張っていた人を表彰します。目立っていた10人がノミネートされましたが、MVPを獲得したのは、大阪校の「ゆりあんレトリィバァ」と東京校の「池田直人」。ゆりあんレトリィバァは、ピン芸人志向でネタ見せでの独自の世界観が評価されたほか、要所要所で目立っていた女性。また池田直人は、ハンマミーヤ一木によるダンスレッスンにおいて、「一木超え?」ともウワサされたほどに突き抜けたダンスを披露していた若者。21歳のゆりあんは「周りの人のおかげです!」、また18歳の池田は「なんか自分にとっての“一番楽しい瞬間”を見つけたような気がします」とコメントし、なにより一所懸命であると同時に、誰よりも楽しんでいる様子が決め手となったであろうことをうかがわせました。なお、280人の中には『ハイスクールマンザイ2011』で優勝し、NSCに入学金免除で入ったコンビ「ドラッパ」の姿も。ネタ見せなど、随所に光るものを見せ、リロイはMVP候補にもなりましたが受賞ならず。「正直、MVPを狙ってたんですけど、残念です。NSCでのプレッシャーはめちゃめちゃ感じますけど、とても楽しい合宿でした」と振り返っていました。
3


■NSC「ニュー・スター・クリエイション」募集要項 
願書受付
第1回募集締め切り 2012年11月末日到着分迄 
第2回募集締め切り 2013年1月末日到着分迄
第3回募集締め切り 2013年3月15日到着分迄
■地方説明会も行います!
スケジュール
・1月13日 仙台
・1月20日 広島
・1月26日 福岡
・2月3日  名古屋
・2月9日  札幌
詳細は追ってNSCホームページにて発表します。
東京・大阪・那覇でも開催決定!お申し込みお問い合わせはNSCまで!!
■NSCホームページ
http://www.yoshimoto.co.jp/nsc/