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2012年10月16日 (火)

【ライブレポート】漫才ワークショップ1回目

10月15日(月)、埼玉県・北本市栄小学校にて『漫才ワークショップ』が開催されました。

こちらは、埼玉県北本市と弊社による『あなたの街に“住みます”プロジェクト』の「きたもと×よしもとプロジェクト」の一環として行なわれたもの。同プロジェクトでは、よしもと芸人による公民館や集会所にて高齢者の方々を対象とした「市民寄席」ほか、弊社所属のプロダンサーによる「ダンス市民講座」も開講しています。

今回の『漫才ワークショップ』は笑いから学ぶコミュニケーション能力向上を学ぶべく、本日15日(月)より計3回、5〜6年生に対して行なう予定となっています。

まず『漫才鑑賞会』がスタート。
ネタのトップバッターを務めるのは、天狗。手を振りながら漫才の前へ立った横山に対して、川田は子どもたちと手を合わせながら登場。お馴染みの芸「手を使わずに大福を食べる」を見事に成功させ、子どもたちと笑顔でハイタッチします。

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続いて登場したパンクブーブーには、いっそうの大きな声援があがります。
ゲームの音マネやアニメを題材とした漫才、ショートコントなど小学生が興味を持ちやすそうなネタで、『M−1グランプリ』&『THE MANZAI』のチャンピオンらしく大きな笑い声を生み出しました。

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2組のネタ終了後は、生徒たちに特技を発表してもらうことに。
哲夫に対抗して音ネタばかりを3回やってみせた男の子、変顔3連発と「もしもしかめよ」に合わせてのけん玉、そして体操を披露した3人組の女の子など、たくさんの子どもたちが積極的に発表し、体育館は大盛り上がりとなりました。

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最後に、芸人への質問コーナーも。

「なんでお笑い芸人になったんですか?」という質問には、「勉強ができなくて、これしかなかった」(パンクブーブー・哲夫)「顔がこんな感じなので、消去法でなりました(笑)」(天狗・川田)というネガティブな答えを受けて、「普通に働けるなら働いたほうがいいよ」と現実的な話をするパンクブーブー・黒瀬。天狗・横山は「僕は大学にも行ったんです。やけど、やりたいことが見つからなかったときに、川田が誘ってくれたんでやってみようと思いました」と真摯に答えます。
また、「今の目標はなんですか?」という冷静な質問には、「住宅ローンを組むこと」(哲夫)「このあと『スッキリ!』さんの取材があるんで、そこで結果を残すことです」(黒瀬)とリアルに答えるパンクブーブーに対し、天狗は「レギュラーの仕事がほしいです!」(川田)「昨年パンクブーブーさんが優勝した『THE MANZAI』で優勝することです」(横山)と、若手らしい切実な目標を掲げていました。

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続いて、5〜6年生を対象とした1回目の『漫才ワークショップ』が行なわれました。講師を務めるのは、放送作家の金井夏生さん。天狗もアシスタントとして参加しました。

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先ほどの『漫才鑑賞会』にも参加した5〜6年生ですが、同授業では大人しめ。やはり漫才のネタをつくるのが初めてだからでしょうか。金井さんの呼びかけにももの静かで、消極的な姿勢が見受けられます。

そんな彼らに、金井さんは「漫才を使って、人前で話す力、自分が思ってることを人に伝える力、みんなで話し合う力というものを身につけられたらと思います。大変かもしれないけど、せっかくの機会なので人前で発表することを全員に経験してもらいます」と説明します。

まずは5〜6年生それぞれ、2組ずつ(奇数の場合はトリオもあり)のコンビをつくります。公平性を期すためにくじ引きで決めたものの、あからさまに嫌な顔をしたり、手を取り合って喜んだりと、子どもたちは悲喜こもごもです。

今日の授業では、コンビ名とボケツッコミの決定、それぞれの自己紹介までをつくってみることに。「名前は何々ですと名乗って、自分の特技なり、アピールできるものを見せてもらえばなと。ツッコミ側が終わったら、ボケも同じように披露してください」と金井さんが説明します。

ここで、天狗がお手本を見せることに。
コンビの挨拶が終え、自己紹介を兼ねて横山は『フォレスト・ガンプ』のワンシーンを、川田は長い舌を鼻につけるという芸を披露するも、笑いがほとんど起こらず。2人の芸に対して、金井さんから「横山のは若干わかりにくい。川田のは若干しょぼい」とダメ出しがあったものの、「これくらいでもいいんです!」と初めての漫才に挑む子どもたちを元気づけました。

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それぞれコンビに分かれて、話し合いを進めていく子どもたち。中には隣りに座ったものの、そっぽを向いて一言も話さない男女コンビもいます。
そこへ歩み寄っていったのは、横山。最初は表情を強ばらせた男の子にきびすを返されてしまうものの、2人の真ん中に座り「大丈夫や。さっきの観たやろ?」と励ましながら、お互いを引き寄せていきます。授業の最後のほうではようやく2人に笑顔が観られましたが、コンビとしてはまだまだ問題が山積みのよう。この男女コンビはどうなるのか、今後が気になるところです。

金井さんは「面白いと思うことって、実は人それぞれです。相手が面白いと思わないこともあるので、じっくり話し合って決めていきましょう! 次の授業まで考えておいてください」と、子どもたちに語りかけました。

【パンクブーブー】【天狗】

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