【ライブレポート】漫才ワークショップ2回目
10月22日(月)、埼玉県・北本市栄小学校にて『漫才ワークショップ』が開催されました。
こちらは、埼玉県北本市と弊社による『あなたの街に“住みます”プロジェクト』の「きたもと×よしもとプロジェクト」の一環として行なわれているもの。同プロジェクトでは、公民館や集会所で高齢者の方々を対象にした、よしもと芸人による『市民寄席』ほか、弊社所属のプロダンサーによる『ダンス市民講座』など、さまざまなイベントが催されています。
先週15日(月)より、同小学校に通う5年生・6年生を対象に始まった『漫才ワークショップ』。今回で、二度目の開催となります。
まず行なわれたのは、6年生の授業。講師を担当するのは、構成作家・金井夏生さん。そして前回も駆け付けた天狗には、子どもたちもすでに心を開いている様子。ニコニコとしながら、2人に積極的に話しかけます。
さらに、今回からセブンbyセブンが参加。金井さんから「天狗同様、誰も知らない芸人です。でもすごくいいヤツです」と出迎えられ、漫才を披露しました。2人の姿が見えた途端、子どもたちは爆笑! どうやら玉城のキャラクターが気に入ったようです。
前回の授業ではコンビ結成後(6年生は奇数のため、1組はトリオ結成)、漫才の導入部分である自己紹介を考えました。「前回から、みんな考えてきましたか?」と元気に問いかける金井さんに対し、無言の生徒たち……。苦笑しながらも「僕がお笑いの世界で学んだことを伝えていけたらなと思います。今日もがんばりましょう」と声をかけました。
今回は、「僕の私の、好きなもの」というお題で、漫才のネタ部分を考えていくことに。自由に考えるのはなかなか難しいということで、“3段オチ”をつくるべく、例文のプリントが配られます。“3段オチ”とは同じお題でしゃべるなか、3度目で落とすという漫才の基本的な技術。「なぜ生まれたのかは、僕もわかりません。わかりませんが、3回目でボケるとすごくウケるのは間違いない。僕らよりはるか昔に生きていた人が編み出した技術なんです」と金井さんは説明します。
「堅苦しく考えないで、楽しくつくろう! エイエイオー!」というかけ声のもと、ネタづくりがスタート。芸人も各テーブルをまわりながら、子どもたちをサポートしていきます。
開始5分くらいで、早くも完成したコンビが1組。その後も多くのコンビが、廊下に出て練習に励んでいました。
前回、距離のあった男女コンビも、本日は和気あいあいとネタづくりしています。
全組順調に進んでいるかに思われましたが、頑に漫才づくりを拒否しつづける生徒がひとり。授業に参加したいと戸惑いを見せる相方をも拒み、早々にもらったプリント用紙もクリアファイルに締まってしまいます。見かねた天狗・川田が「発表せんでもええから、ネタだけはつくろうや」と声をかけるも、なかなか心を開くことができません。最後はセブンbyセブン・宮平も加わり、好きなものを聞き出してたのですが、残念ながらタイムアップとなってしまいました。
最後に、本日ネタができあがったコンビ1組が発表することに。勇気を出して挙手したのは、男の子コンビ。用紙を持ちながらのたどたどしい漫才ではありましたが、きちんとオトして笑いを取ります。そんな彼らに大きな拍手を送りつつ、「コンビ名を発表するときにはポーズをつけたり、自己紹介では特技を披露したり、楽しい雰囲気をつくりましょう」と、金井さんからアドバイスがおくられました。
続いて行なわれたのは、5年生の授業。こちらも6年生と同じ形式にて、ワークショップを進めていきます。
天狗・横山は前回お休みしていて、今回からワークショップに参加する男女コンビのところに顔を出し、サポート。2人とも仲よく、和気あいあいとネタつくりに参加します。ほかのコンビも順調な様子。芸人とも楽しく話しながら、ネタづくりを進めていました。
6年生よりは少し時間がかかったものの、5年生も次々とネタが完成。多くの生徒が、廊下で漫才の練習を始めます。
5年生も最後に1組が発表したのですが、練習ではソラでセリフがいえるほど完璧だった女の子コンビが登場。本番は恥ずかしがる様子も見られましたが、ポーズをつけたり、特技を披露したりとオリジナリティのある漫才を披露しました。
余談ですが、5年生、6年生ともに大人気だったのは、セブンbyセブン・玉城。授業中はもちろん、授業が終わってからも多くの子どもたちに囲まれていました。
さて、来週はいよいよ最終回。みなさんの漫才がどんなふうに完成するのか、とても楽しみです!
【セブンbyセブン】【天狗】