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2012年11月 5日 (月)

11月は「祝!笑福亭仁鶴50周年」の企画が盛りだくさん!

1962年に六代目笑福亭松鶴に入門した笑福亭仁鶴が今年で芸歴50周年を迎えるのを記念して、「吉本百年物語」の11月公演では深夜ラジオで爆発的な人気を博した笑福亭仁鶴と仁鶴を支えてきた妻、隆子の物語を中心に繰り広げられる芝居「深夜のキラ星~スター誕生~」が上演されます。また、「祝!笑福亭仁鶴50周年」と銘打ち、11月には「いい夫婦キャンペーン」などお祝いの企画が開催されることになり、11月2日になんばグランド花月ビル1階のスペースで公開のお祝い記者会見が開かれました。

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司会進行は西川きよしとザ・プラン9の浅越ゴエ。西川きよしの「本日の主役の仁鶴師匠に登場していただきます!」の声に導かれ、大歓声の中、仁鶴が颯爽と登場。晴れやかな表情で、「つい、この間、吉本興業に籍を置いていただいたと思っておりましたら、はっと気づいたら50周年ということで、光陰矢のごとしと申しますけれど、あっと言う間という気がいたします。けれども、逆に長かったなという感じもします。いろんなことがありまして、走り回って無我夢中でたどり着いた50年ということでございます。これからもボツボツとお世話になることと思いますが、今後ともよろしくお願いいたします」とあいさつをしました。

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その後、浅越ゴエが簡単なプロフィールに加え、「この人なくして吉本落語は語れません。キャリアとともに醸す円熟の芸は上方落語の楽しさとおもしろさを堪能させてくれる、今年50周年を迎えた吉本の大看板です!」とその偉大さを讃えました。続いて吉本興業代表取締役会長・吉野伊佐男が登場しました。「仁鶴師匠は50年という間、この吉本興業でずっと第一線で、今ももちろんご活躍していただいています。現在、100周年を迎えさせていただくのも、その先頭を切っていただいて、頑張っていただいたのが仁鶴師匠でございます」と語り、インタビュー記事が掲載された新聞記事を紹介。「まさにラジオ、テレビ、舞台そして100年を迎える吉本興業の前線で走っていただいて、その功績は非常に大きなものがございます。我々の社の誇りでございます。これからも、60年、70年と言うふうに、師匠始め一門の方々には演芸の世界で活躍していただきたいと思います」と祝辞を述べました。

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芸人代表として最初に中田カウス・ボタンが花束を持って登場。カウスは「吉本興業に入ってすぐから、公私ともにおっしょはんにお世話になりました。若い頃、全然食べられない時がありまして、仁鶴師匠に引っ付いていて、おっしょはんのフォルクスワーゲンに乗って、おっしょはんの仕事先に行きながら、その時に話の間とか呼吸とか生き方を教えていただきました」としみじみ語り、また、仁鶴の愛車フォルクスワーゲンについての思い出話を披露しました。

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途切れることのないフォルクスワーゲンの話に西川きよしから「お祝いのコメントをお願いします!」と突っ込まれながらも話しは延々と続き、ついに仁鶴が「もうええわ」と二人の間に入る一幕も。「大阪を象徴すると言いますか、この劇場の守り本尊です!」「おっしょはんと出番が一緒になるとわかるとその前から心がウキウキします!」と大絶賛の二人でした。

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続いて登場したのは宮川大助・花子。花子は子どもの頃にテレビ番組の「仁鶴とあそぼう!」に出演していたことなどから仁鶴との縁を語りました。また、隆子夫人とも食事に行くなど親交があり、5年前に大助が脳梗塞で倒れたときもお見舞いに来てもらったそうで、隆子夫人の内助の功を讃えました。大助・花子の二人は今年結婚36年。「金婚式というのが夢ですが、仁鶴師匠がいち早く芸能界の金婚式を迎えられたのがすごく嬉しいです。自分たちもそれを目指してこれからもやっていきたいです」と語りました。

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浅越ゴエが「吉本百年物語」の11月公演の紹介を終えたときに、劇場に出演中の六代桂文枝が駆けつけました。文枝は「私は学生時代、お兄さんが千日前のお寺でされていた落語会によくよせていただいていまして、落語会を見た後は、お兄さんがされたネタを繰り、向かいのカレー屋さんでカレーライスを食べて帰りました」と懐かしい思い出を披露。

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「お兄さんに憧れて、ああいう世界に入りたいなと思ってこの世界に入り、いろいろと指導していただきました」と話してから、仁鶴のフォルクスワーゲンに乗せてもらった時のエピソードを披露。仁鶴がバックミラーを見ずに振り返って運転していたため「ある種、やすしさんの運転より怖かったです」と告白。「これからもお体に気をつけて、がんばってください」と述べて、出番のため劇場に向かいました。

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再び浅越ゴエから、「うれしカルカルいい夫婦キャンペーン」や巨大バナー設置、仁鶴と一門、そして西川きよしが出演するなんばグランド花月での「花月爆笑族」、よしもと47ご当地市場での特別メニューなど“なんばグランド花月が仁鶴でいっぱい”となるキャンペーンの紹介が行われました。

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そして、後方に並ぶ一門を代表して筆頭弟子の仁智が「一門はいろんな弟子がおります。多士済々です。これからもますますお元気でご指導のほど、よろしくお願いいたします」とあいさつしました。

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仁鶴と一門、そして駆けつけたゲストとの写真撮影が行われたあとに質疑応答が行われました。フォルクスワーゲンの思い出話と、隆子夫人の思い出を訊かれた仁鶴は「元々ドイツの車が好きで、フォルクスワーゲンは映画でもよく映っています。形もええなと思いまして、お金を貯めまして子どもの頃からの憧れであるフォルクスワーゲンを手に入れました。二つ目の質問ですが、新聞記事を切ったり、週刊誌に面白いネタがあれば切り取ってくれたり、それをラジオの材料にしていました」と内助の功の逸話と家を購入する時に「この程度の大きさでいい、落語家やからここで十分」と思っていたら、「『あんたの夢は小さいな』と言われたんです。男として「夢が小さい」と言われ、それでまた頑張りました。いろんなことがありました」としみじみと昔を振り返りました。

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また、ラジオ大阪の番組「オーサカ・オールナイト夜明けまでご一緒に」の思い出話を訊かれ、「夜中の2時半から朝の5時半まで3時間の生放送で、これが僕の最初のラジオのレギュラー番組です。深夜の2時半から5時半まではラジオの電波を止めていた時分です。勉強しながらラジオを聞く人が増えてきて、「ながら族」と言いました」と仁鶴。番組では川柳や小噺などのコーナーを自分で作ったり、当時、ハガキを読むことはあまりなかったラジオ番組にどんどんハガキが送られてきたのでそのハガキをどんどん読むようになったとか。それが圧倒的な支持を得て、テレビの超人気番組「ヤングおー!おー!」につながったということで、「この番組がマスメディアに出るスタートの番組です」とマスコミの寵児となった原点の思い出を語りました。

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最後は西川きよしの発声で一同による「大阪締め」の手締めで仁鶴の50周年を祝いました。
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「吉本百年物語」11月公演「深夜のキラ星~スター誕生~」
日時: 11/7(水)~30(金)
会場=なんばグランド花月
料金=1階6000 2階5000(全席指定)
出演=菅広文/未知やすえ/他
お問い合わせ:チケットよしもと 0570-036-912

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