よしもとニュースセンター

１２月２９日（土）まで上演中の、吉本百年物語１２月公演「日本全国、テレビで遊ぼ」。１９７０年代が舞台の今作は、西川忠志演じる西川きよし、なだぎ武演じる桂三枝らが、テレビ界で一気にスターダムに躍り出た当時を描く物語です。そして、１２月２０日（木）の公演を、西川きよし、ヘレンが観劇。舞台上で夫婦を演じる西川忠志、瀬戸カトリーヌさんと共に終演後、感想を話しました。

【西川きよし】
「当時のことを思い出しながら、そして思い出の隙間を埋めていくことができ、何倍も楽しませていただきました。大阪万博の時、やすしさんと司会させてもらったり漫才させてもらったことなども思い出してね。僕は毎晩、仏壇と、年に３回はお墓でやすしさんとお話させてもらってるんですけど、さっそく今日のお芝居のことを報告しておきます。あと、まさか僕を演じている息子を見せていただけるとは夢にも思わなかった。本当に人生は人との出会いで右に行ったり左に行ったり真っ直ぐ行ったりするんですね。吉本興業で家内に出会って、坂田（利夫）さんに出会って、やすしさんに出会ってと、改めて人のご縁というものを再認識させてもらいました。自分でゆうのもおかしいんですけど、本当に宝くじに当たるような世界によく身を投じたなと思います。今日の舞台はほとんど泣きながら笑ってました。あと、今日の忠志を見て、僕が家にいる時、分度器で測ってるんちゃうかと思うくらい僕に似てましたね。ひとつ屋根の下で４３年間も生活してると、僕が忠志の血になり肉になりというのを感じました。親子って不思議やなと。いろいろあったけど、やすしさんには本当に感謝しています。今日も劇場のどこかで、やすしさんが見てくれてたんちゃうかなと思います」。

【西川ヘレン】
「オープニングで忠志のアナウンスが始まった時、なぜか出産の日のことが頭に浮かびました。あの時、３１５０グラムで生まれてきた息子が、今ここの舞台に立たせてもらって、そして主人・きよしを演じさせてもらうのは不思議な気がしました。舞台が始まる前には、瀬戸（カトリーヌ）さんともご挨拶させていただきましたが、当時、吉本でお世話になっていた頃に瀬戸さんのお母様もご一緒させていただいていて、その方のお嬢さんがまたこんなに大きくなられて、そして私を演じてくださる。もう一瞬にしてあの時代に戻らせてもらいました。あの時代の紆余曲折、うれしいことも悲しいこともいっぱいありましたけど、今日、こうして２人揃って舞台を見させていただけるということは、健康で今日までこれたなぁと。あと、どこかで、やすしさんが見ておられるような気がして、一緒に見せていただいたような気がしました」。

【西川忠志】
「いつも両親が劇場で僕のお芝居を見てくれる時は、緊張とかではなく逆に安心します。見守ってもらってるよう気がするんですね。なので今日は平常心で落ち着いてお芝居ができました」。

【瀬戸カトリーヌ】
「今日、楽屋にきよしさんとヘレンさんがいらっしゃって、本当にビックリしました。すごく、あつかましいんですけど、（自分が）ヘレンさんに本当に少し似ているなと思いました（笑）。母からもヘレンさんの話を聞いていたりとか、中田カウスさんから当時の香盤表（こうばんひょう）をいただいた時に、きよしさんやすしさん、桂三枝さん、コメディNo.１の坂田さんと共に、新喜劇の中にうちの母の名前が入っていて、この作品に出ることが運命のように感じました。舞台って生もので毎日新鮮なんですけど、今日はお二人が見に来られて、本当に不思議なチカラというか、お母さんのおなかの中にいるような感じがしました。あと、北新地のシーンでは、やすしさんが本当に見にきてるような気もしてました」。

吉本百年物語１２月公演「日本全国、テレビで遊ぼ」は、１２月２９日（土）までなんばグランド花月で上演中です。また劇中「パンチＤＥデート」の再現シーンでは日替わりゲストも出演しているので、そちらにもご注目ください！

吉本興業創業100周年記念公演 吉本百年物語
12月公演『日本全国、テレビで遊ぼ』
公演期間：12月7日（金）～29日（土）※12月10・14・17・22・24日は休演
会場：なんばグランド花月
開演時間：平日・土曜19：00（18：30開場）、日曜16：00（15：30開場）
料金：1階席6000円、2階席5000円（全席指定）
出演：西川忠志、瀬戸カトリーヌ、矢野勝也（矢野・兵動）、なだぎ武、RIKIYA、高橋智（へびいちご）、島川学（へびいちご）、中山功太、飯島順子、丹羽貞仁、久保慶太、是近敦之、つぼみ／レツゴー長作／石田靖　ほか
※チケット発売中！
チケットよしもとお問い合わせ専用ダイヤル 0570-036-912（10：00～19：00）
http://www.yoshimoto.co.jp/100th/monogatari/