『吉本百年物語』3月公演にブラックマヨネーズ、月亭八方がゲスト出演!
昨年4月から、なんばグランド花月を舞台に、吉本興業創業100年の歴史を月替わり12本のお芝居で魅せてきた『吉本百年物語』。フィナーレを飾る3月公演「百年感謝 これからもよろしく」も、いよいよあと数回を残すのみとなりました。吉本興業創業者・吉本吉兵衛の妻・せいの右腕となり、会社を盛り立ててきた林正之助が、少年時代からのさまざまな出来事を振り返るファンタジックなストーリーは、歌あり踊りありの華やかなステージとなっています。
なかでも注目なのが、劇中、青年時代の正之助を演じる亘健太郎(フルーツポンチ)が、日中戦争時に“わらわし隊”として中国大陸へと赴く回想シーン。村人に扮した日替わりゲストが登場し、亘とアドリブ満載のやりとりを繰り広げます。4月2日(火)はブラックマヨネーズが登場しました!
黒田有(メッセンジャー)扮する噺家・柳家三亀松を探している正之助が、「しゃがれた声の日本人を見ませんでしたか?」と尋ねますが、「見た?」「さあ……」とテンション低めのふたり。正之助は思わず「なんちゅう脱力感なんですか!?」とツッコみます。なんでも先を急いでいるのだそうで、その理由を語り始めるのですが……。「病院に行くんです」という小杉に、吉田は「こいつ、不治の薄毛やから」とニヤリ。すかさず小杉も「ないわ、そんなん!」とツッコミを入れ、早くもふたりの会話は漫才さながらの展開に。続いては小杉の逆襲! 「こいつが胸にハッサクぐらいのできもんできたから、取らなアカンねん」と言えば、今度は吉田が「もうそれは治ってるから!」。互いの秘密(?)を暴露しながらけなし合う様子に、客席は大爆笑です。しかし、暴露の内容はどんどん危ない方向へ……あまりの暴走ぶりに、正之助からは「ド変態やんか!」とバッサリ一刀両断される場面も。ついには吉田が「ホンマは、ひらパー兄さんが岡田くんになったから、苦情言いに行くんです」とタイムリーなネタを繰り出し、小杉も「卒業という名のクビですわ……」と切なげにつぶやくなど、最後までテンポのいいかけあいで盛り上げていました。
そして、エンディングのゲストは月亭八方! 大歓声に迎えられステージに登場した八方は、客席最後尾からこの日の舞台を見ていたことを明かし、「(撮影している)カメラマンが笑ってたよ」と寛平に報告。「カメラマンが笑うということは、台本にないなとわかった」とも。これを聞いて、寛平の果てしなく続くボケに翻弄されていた黒田が泣きつくと、「(寛平は)つかんだと思ったらしつこいから」と同情のコメント。また、「見ていただいている皆さんに、これだけは言いたい。いま、3-3の同点ですねん」と阪神の試合の途中経過を報告するなど、八方らしい発言も飛び出しました。最後は「熱い想いを込めて手締めをしたい」と呼びかけ、客席も出演者も一緒になっての大阪締め。「吉本を愛していただきありがとうございました! 『吉本百年物語』、最後までしっかり努めたいと思います」との感謝の言葉を合図に、粋なしめくくりを演出していました。
『吉本百年物語』3月公演は、4月7日(日)までなんばグランド花月で上演中です。千秋楽まで毎日、まだまだ豪華なゲストが登場予定。4月3日(水)の劇中ゲストはシャンプーハットです。ぜひ劇場に足を運んでくださいね。
吉本興業創業100周年記念公演 吉本百年物語
3月公演『百年感謝 これからもよろしく』
公演期間:2013年3月20日(水・祝)~4月7日(日)
※3月25日、4月1日は休演
会場:なんばグランド花月
開演時間:月~土・祝日19:00(18:30開場)、日曜16:00(15:30開場)
料金:1階席6000円、2階席5000円(全席指定)
出演:間寛平、亘健太郎(フルーツポンチ)、黒田有(メッセンジャー)、島田珠代、林明日香、高橋智(へびいちご)、島川学(へびいちご)、菰池剛史、高橋花衣、奥山陽子、吉岡竜輝、川口凛、寺川宗汰、福栄新、仲野考輝、吉岡翔馬、石田雄一(ギタリスト)、三条史郎(和太鼓)、江口直彌、千草英子、河内家菊水丸、高田次郎
※豪華日替わりゲストあり!詳細はHPにてチェック!
※チケット発売中!
チケットよしもとお問い合わせ専用ダイヤル ☎0570-036-912(10:00~19:00)
http://www.yoshimoto.co.jp/100th/monogatari/