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2013年6月 5日 (水)

西川きよし芸能生活50周年を記念して「コメディ 水戸黄門」を上演!キャストが揃い制作会見

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1963年に喜劇俳優・石井均に弟子入りし、今年で芸能生活50周年を迎える西川きよし。この節目の年に、大阪・東京・名古屋の3都市で、芸能生活50周年記念公演「コメディ 水戸黄門」の上演が決定しました。主人公の水戸光圀を演じるのは、もちろんきよし! さらに特別出演の森昌子さんをはじめとする豪華キャストを迎え、勧善懲悪をテーマにした国民的時代劇をコメディスタイルで復活させます。6月5日(水)、大阪公演が行われるなんばグランド花月の舞台上ににキャスト、製作陣が集まり、制作発表記者会見が開かれました。

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司会を務めるのは、吉本新喜劇の未知やすえ。

「私がこの世界に入るきっかけとなったのが、きよし師匠が司会をされていた『素人名人会』で名人賞を受賞したこと。あれから35年、年齢はご想像におまかせしますが……」と、笑いを交えながら会見をスタートさせました。まずは吉本興業代表取締役会長・吉野伊佐男から挨拶が。「西川さんは、若い時からトップランナーとして走ってこられた。(50年という)節目の年に、花月の舞台で育った西川さんが、花月のコメディでお目にかかるという企画。これからのさらなる活躍をご期待いただきたい」とアピールしました。続いて、西川きよしの半生と50年の芸能生活を、スクリーンに映し出される懐かしい写真とともに振り返るコーナーへ。そしていよいよ、この日の主役・きよしの登場です。

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水戸黄門の衣装でさっそうと現れたきよしでしたが、

「皆様のおかげで芸能生活50周年を迎えることができました」と感謝の言葉を述べるやいなや、感極まって涙。

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吉本新喜劇で「通行人A」としてデビュー、横山やすしから声をかけられ「全国で仕事ができる漫才コンビになりたい」との強い思いで結成した「横山やすし・西川きよし」時代、さらには「皆様からいただいた幸せな気持ちへの恩返しのつもりで」務めた参議院議員時代などを、しみじみと振り返りました。新たな挑戦となる今回の公演については、「ある日、吉本興業から『水戸黄門』をやってみないかというお話をいただきまして。家に帰って家族に報告すると、『よかったね』『芸人冥利に尽きるで』と言われました。今日は会見のことを、やすしさんにも報告してきました」とのこと。「吉本は100周年を経て、もう200年に向かって新たな一歩を踏み出している。僕も芸能生活の還暦、60年に向かって一歩を踏み出したい」と気持ちを引き締めました。実はテレビ版『水戸黄門』の最終回に、黄門役の里見浩太朗さんからじきじきにオファーを受け出演したというエピソードも持つきよし。そんな不思議な縁に導かれた企画とも言えそうです。

続いてキャスト、制作スタッフが舞台へ。

キョードーファクトリー代表取締役社長・前田三郎さんは、

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「水戸黄門の中にある喜劇性を生かした舞台。家族をテーマに親と子や近所の方々など、情の深い物語になっていくと思います」と概要を説明。

脚本・演出の樫田正剛さんは、

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「全国区のスターであるきよし師匠の台本を書くのは緊張しました。舞台では、悪い人をしっかり成敗してほしい」とリクエスト。

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共同演出のわかぎゑふさんは、「きよし師匠がこの衣装で登場するだけで、もういいやん!という感じ。たぶん、何もすることがないと思うので(笑)、皆さんと楽しみたい」と話し、稽古開始を心待ちにしていました。

キャストもそれぞれ意気込みを披露します。

「一番揉めているのが、お銀さんの役を誰にしようか、ということ。(入浴シーンでは)森(昌子)さんなら大行列になるでしょうが、末成(由美)さんだと誰もいなくなるかも」と笑わせたのはきよし。

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「皆さんと楽しい公演を作りたい」と早くもエンジン全開です。

旅籠の亭主・満五郎を演じる坂田利夫は、

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「念願の、お風呂をのぞく役ができる。独身でいてよかったー!」と自身の役どころに大喜び。

三浦屋役の池乃めだかは、

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「西川きよしさんを一生懸命ヨイショして、次の仕事ももらえるように」と自分なりの目標(?)を。

家老の雑賀役は、江口直彌さん。

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「悪い家老役は、一度やってみたかった」と、こちらも長年の夢を叶えたようです。

旅籠の息子・仙之助を演じる西川忠志は、

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自分が母・西川ヘレンのお腹の中にいた時、多忙だった父・きよしの代わりに病室に通ってくれた「第二の父」とも言える坂田との父子役がうれしくてたまらない様子。「初めて『お父さん』と呼ばせていただきます!」と喜びを爆発させていました。

旅籠の女将・花重役の末成由美が、

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「きっとお銀役やなと思って背中の手入れをしていたのに……」と不満そうな表情を見せると出席者は大ウケ。しかし「(きよしが)舞台袖で(ぐいっと腕に力を込めて)運を引くのを私もマネしてたんです。やり続けていると、本当に運が来るんですねえ」と今回の出演に感激しきりで、「標準語のセリフということなので、今日から標準語でしゃべらせていただきます!」とさっそく気合を入れていました。

風車の弥七を演じる瀬下尚人さんは、

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「大先輩に囲まれて幸せ。自分には芸の飛び道具はないが、風車がある。少しでも傷跡を残せるように」と決意表明。

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お銀を演じる予定の斉藤レイさんは、「舞台をやるなら、(ルパン三世の)峰不二子か由美かおるさんのお銀をと思っていた」そうで、ここまでの「お銀役争奪戦」(?)を受け、「背中のお手入れをして、この役をもらいたい!」と改めて熱望していました。

そして、きよしと親交の深い特別出演の森昌子さんは、栗山千代役。

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詳しいストーリーはまだ明かされていませんが、「お話をいただいて、飛び上がるほどうれしかった。一番先に台本も読ませていただいたんですが、これまで舞台では娘役かお姫様役しかやったことがなかったのに、『おばさん』という字が目に入って……」と笑いを誘います。「デビュー当時からお世話になっている」というきよしとの共演に、「心を込めて、このお芝居が楽しくなるようやらせていただきます」と決意を新たにしていました。

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誰もが知る水戸黄門像を、きよしがどう演じるのか? 個性豊かなキャストたちと、どんな笑いを作り上げるのか? 楽しみが尽きない注目の舞台は、9月6日(金)からスタートです。東京では来年2月、名古屋では来年3月に上演予定。笑いも涙もてんこ盛りの「きよし流」黄門様に会いに、まずは大阪・なんばへ、どうぞ足をお運びください!

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西川きよし芸能生活50周年記念公演
『コメディ 水戸黄門』

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日時:9月6日(金)~28日(土) 開演10:00または16:00(詳しくはHPでご確認ください)
※9月9・10・16・17・23・24は休演
会場:なんばグランド花月
脚本・演出:樫田正剛 共同演出:わかぎゑふ
出演:西川きよし/坂田利夫、池乃めだか、江口直彌、西川忠志、末成由美、瀬下尚人、斉藤レイ、宮本大誠、西村仁、森山栄治、原川浩明、鈴木健介、湯田昌次、宮川康裕、越中晃一/森昌子(特別出演)
料金:1階席7000円 2階席6000円(全席指定)

お問い合わせ:チケットよしもとお問い合わせ専用ダイヤル☎0570-036-912(10:00~19:00)

公式HP http://www.kiyoshi-50th.com/

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