今いくよ・くるよが丹後建国1300年記念事業PR特命大臣に就任!任命式では“丹後愛”が炸裂
全国各地の自治体や地方企業・団体等と密接なネットワークを築き、笑いの力で地域活性化のお手伝いをしている吉本興業グループの「エリアプロジェクト」。その取り組みのひとつとして、今いくよ・くるよが「丹後建国1300年記念事業PR特命大臣」に就任することとなりました。これは、京都府・北部地域(舞鶴市、宮津市、京丹後市、伊根町、与謝野町)が今年「丹後建国1300年」の節目を迎えるにあたり、「丹後は日本のふるさと」をテーマにした100年先のまちづくりや観光振興のPRをお手伝いするもの。7月9日(火)には任命式が行われ、いくよ・くるよが京都っ子ならではの“丹後愛”を炸裂させました。
この日のMCは、京都府初代住みます芸人のタナからイケダと、二代目住みます芸人の月亭太遊。現在、京都府では2組体制での活動が展開されています。いくよ・くるよよりひと足早く「丹後建国1300年記念事業PR特命係長」に就任した太遊は、「丹後という地名が歴史上に出てきてから1300年という記念の年に、こんな大役をいただけて光栄。係長のたすきをいただいたのですが、僕が着ている着物より生地がよく、それだけでも丹後の皆さんの力の入り方がわかっていただけるはず」とコメント。6月30日に開かれた「海の京都・丹後建国1300年記念事業のキックオフイベント記念シンポジウム」に出席した際には、創作落語「丹後王国物語」を披露したそうで、「これを引っさげて各地でPRしていきたい」と意気込みました。
続いてよしもとクリエイティブ・エージェンシー常務取締役・戸田義人が挨拶。「丹後地方の皆さんとの取り組みは、明石家さんまらを連れて、網野町で地元の方々とふれあう番組を作ったところから始まっており、歴史が古い。そういう流れからも縁がある丹後で、新しい取り組みが生まれ光栄に思っています」と話しました。
ここからは、「海の京都」とも言われる各丹後地方の魅力を紹介するコーナーへ。京都府観光連盟・各観光協会代表の皆さんが、この夏の注目イベントなどをプレゼンしていきます。
トップバッターは、海の京都観光推進協議会・京都府観光連盟参与の香月義之さん。3市2町が力を合わせて観光の街づくりをスタートさせた経緯にも触れつつ、丹後各地方でお得な割引が受けられる「海の京都パスポート」を紹介。最大50%の割引もあると聞き、タナからイケダと太遊は大興奮です。
舞鶴観光協会の齋藤友幸会長は、舞鶴の夏の味覚・岩がきをピックアップ。「生でよし、焼いてよし。岩がき丼もありますよ」とアピールしたほか、万願寺甘とうや海軍ゆかりの港めぐり遊覧船など自慢の名産、名所について説明しました。夏の伝統的なイベント2つを紹介したのは天橋立観光協会・宮崎劭会長。7月24日の天橋立文殊堂「出船祭」、8月16日の宮津灯籠流し花火大会の見どころをそれぞれ伝授しました。宮津には7月15日から太遊が住み込み、イベントなどに出演する予定なので、こちらも注目です。
京丹後市観光協会の清川忠夫事務局長は、8月9日に行われる久美浜千日祭り観光祭をオススメ。京都にならった大文字焼きや、灯籠流し、花火などの注目ポイントについて語りました。伊根町観光協会の向井義昶会長は、花火に照らされ浮かび上がる舟屋の景観が見事な伊根花火(8月24日)の魅力を訴えます。15万本から20万本に増え、場所も棚田に移してグレードアップした与謝野町ひまわりフェスティバル(8月3日〜11日)をPRしたのは与謝野町観光協会の青木順一会長。最後は昨年「よしもと『天橋立』新喜劇」の舞台となった北近畿タンゴ鉄道から、KTRアテンダントの前田菜津美さんが登場。九州新幹線をデザインした水戸岡鋭治さんによる新型車両「あかまつ」「あおまつ」を紹介しました。
さあ、いよいよ、いくよ・くるよの登場です! 会場に現れるなり「夏といえば丹後! 昔はよくご近所と一緒に車5〜6台で遊びに行きました!」と懐かしそうに語り始めたくるよ。勢い余って「夏は丹後! 踊りはタンゴ!」とボケも飛び出し、住みます芸人たちからさっそくツッコミを入れられていました。いくよは「京都市内の人のなかには、丹後の魅力をまだ知らない方もおられる。これを機会に、ますます丹後のいいところを京都、そして全国の皆さんにPRしたい」と早くもやる気満々です。高校時代、ソフトボール部の名バッテリーとして鳴らしたふたりは、「ソフトボールで宮津大会に行った時は優勝したんですよ」。漫才の営業でも何度も訪れていますが、「いつも日帰りなので、今後はゆっくり泊まって観光したい」とも。とにかく数えきれないほど丹後地方に足を運んできた様子で、それだけに今回の大臣就任にも喜びひとしおのようです。
ほかにも「琵琶湖は淡水ですが丹後は海なので、夏場は泳いだら塩水で汗疹も治りました」(いくよ)など、思い出をからめたPRトークが止まらないふたりを何とか止めて、ようやく任命式がスタート。丹後王国の国王が巫女とともに登場し、任命書を手渡すことに。と、ここでも、いくよ・くるよはノリノリ。くるよが国王に「独身ですか?」と問いかけ「既婚です」と返されると、「どやさー」と残念がるなど、大いに盛り上げました。証書とともに授与された大臣のたすきは、丹後ちりめんを使ったもの。いくよは「丹後ちりめんって高いんですよ! 女性の憧れですから」と大喜びで、なんと国王に「丹後ちりめんの着物も作って!」とリクエストまでしていました。
さらに、3市2町の特産品もプレゼントされると、ふたりは一品一品手に取ってじっくりチェック。お披露目されたいくよ・くるよのキャラクターが刷り込まれたポスターにも大感激で、「私たちでよかったの?」と国王に逆質問する場面も。国王によると「巫女のお告げで決めました」とのことで、これにはふたりも大笑いでした。この後も「本当に自然がきれいなところでね。昔はよく海にも潜ったんですよ。5mぐらいなら潜れましたね。サザエを見つけたり」と、いくよが元祖『あまちゃん』(?)だったころのエピソードが飛び出すなど、式は終始なごやかな雰囲気で進行。最後は「一生懸命PRさせていただきます!」と、改めて声をそろえて宣言していました。
具体的なPRについてきかれると、「祇園花月には京都観光のお客さんも多いので、『海の京都』へも足を伸ばして、と呼びかけたりするのもいいですね」(いくよ)と提案したふたり。これからベストシーズンを迎える丹後地方へ皆さんを誘うべく、大臣、そして係長の活動はますますアツく盛り上がりそうです!