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2013年9月 6日 (金)

『コメディ水戸黄門』初日前夜に西川きよしらがダイジェスト版お披露目

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西川きよしが、芸能生活50周年の節目の年に満を持してお届けする舞台、西川きよし芸能生活50周年記念公演『コメディ水戸黄門』。なんばグランド花月での大阪公演初日を控えた9月5日(木)の夜、マスコミに向けてダイジェスト版がお披露目されました。舞台で繰り広げられたのは、プロローグのシーンと第3部のシーン。プロローグは、迫真の殺陣シーン。佐々木助三郎演じる宮本大誠、渥美格ノ進演じる西村仁が、「この紋所が目に入らぬか!」と言う決めゼリフとともに、水戸光圀公演じる西川きよしが悪者たちを成敗するシーンです。

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そして第3部は、栗山千代を演じる特別出演の森昌子さんの登場シーン。森昌子さんは、ヒット曲『おかあさん』を口ずさみながら登場。さらに西川きよし、坂田利夫らとコミカルなやりとりをお披露目し、笑いを誘っていました。

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ダイジェスト版お披露目の後に行われた会見では、それぞれの出演者が舞台に向けての意気込みを語りました。

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まずは、水戸光圀を演じる西川きよしから。「日進月歩の進み具合、今は秒進秒歩の時代ですけど、芸能生活50周年を迎えることができました。テレビで40年間、見せていただいた『水戸黄門』をやらせていただくことになりました」と感無量の様子。さらに、「50周年の節目に、吉本興業の社長さんから『50年のお祝いに、水戸黄門を』というお話をいただきまして、最初は『ウソと違いますか?』と言うてたんですけど、“コメディ”と付けていただいて、それならこれまでお世話になった吉本の仲間とできるのではないかと。とくにお隣にいるこの人(坂田利夫)なんかはコメディを外したらめちゃくちゃな人なので……」と言うと、坂田利夫は思わず「そんなバカな」とニヤリ。ほかの出演者も、西川きよしとゆかりのある人ばかりのようで「47年、48年のお付き合いの方々ばかり。一番はしに座っているかた(末成由美)は年齢不詳でございまして、そしてありがたいことに、森昌子さんも30周年にもなるわけですが、ゲスト出演をお願いしたところ、快く承諾していただいて、本当にうれしいです」と喜びをにじませていました。さらに「これまで40年間、テレビで見せていただいた『水戸黄門』とひと味もふた味も違う、そしてご来場いただいたお客さんにも『今日、来てよかったな』といい思い出になるような舞台に。9月は老人月間でもありますし、おじいちゃんおばあちゃん、お父さんお母さん、若い人と、家族ぐるみでなんばグランド花月にお越しいただいて、お楽しみいただけたら素晴らしい50周年記念になります」とご挨拶しました。

水戸光圀公が足を運ぶ宿の主人・満五郎を演じる坂田利夫は「水戸黄門というのはきよしさんの性格にぴったりでございます」と語り、西川きよしに「当たり役やね!」と持ちかけると西川きよしも「自分も当たり役やな!」と仲のよさを垣間見せていました。続いて三浦屋役の池乃めだかは、「今回、定番の悪役で出演するということで、私と江口さん(雑賀監物役)、原川さん(大久保手膳役)の3人は、出たら笑っています。これまで、時代劇をテレビで見てて『そうよのう、ふっふっふ、はっはっは!』っていうシーンを見るたび『悪役はなんであんなに笑うんやろう?』なんて思ってましたら、この役が回って来ました(笑)。笑い方、これを機会に大いに勉強したいなと思います」と、悪役にやる気満々でした。続いて、雑賀監物役の江口直彌さんは「きよし師匠の50周年記念に出させていただいて、本当にありがとうございます。楽しくやろうと思っていますのでよろしくお願いいたします」と語りました。西川きよしが「ひとつ付け加えさせていただきますと、僕よりはるかに年上の方だと思っていましたら、おうかがいすると僕よりかなり年下でございまして…」というと、森昌子さんも「えぇ!?」と驚いた様子。貫禄のある江口さんでした。次は進藤橋ノ助を演じる西川忠志。「父の西川きよし50周年記念に、この水戸黄門を上演させていただけるという事で、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。そして何より公私ともに仲よくさせていただいている共演の皆さまが父を支えてくださり、スタッフの方々がひとつの輪になって父を支えてくれています。そして記者の方々も、ご宣伝してくださるために集まってくださっている。本当に感謝以外の何物でもありません。そして父も申し上げましたけれど、客席でこの水戸黄門をご覧いただくお客様に喜んでいただくこと。本当に力を合わせてコメディ水戸黄門が成功するようにがんばりますので、皆さまよろしくお願いいたします」と、持ち前の誠実な人柄がにじみ出るようなご挨拶。西川きよしも思わず「なんか私が頼りないように見えますね」と感心していました。そして花重役の末成由美は「こう見えましても私、坂田利夫さんと夫婦の役なんです。夫婦ですよ? えらい違うでしょ?」と問いかけると、「芝居でも結婚できるなんてありがたいわ、ワシ」と坂田が答え、末成も「ホンマやねぇ」と相槌し思わず爆笑。そして「私も時代劇が大好きなんで、この水戸黄門を楽しみながらやらせていただいています。そして稽古から、ひとつの家族のように和気あいあいとお稽古させていただいて、まだ本番も始まっていないのに毎日が楽しいです。楽しく、皆さんと仲良く本番を迎えたいと思います」と、出演者の仲の良さを語りました。そして今回の特別出演、栗山千代役の森昌子さんもご挨拶。「きよし師匠とは、私がデビューした13歳、中学2年生だったんですけど、そのときからのお付き合いをさせていただいています。私が本当に子どもだったものですから、私が大阪に来るたびに師匠はいつも『なんか食べたか? 何かいらんもんないか?』と優しい言葉をかけてくださって、私も子どもながらに大阪に来るのを本当に楽しみにしていました。そして月日が経ちましてこのように師匠から声をかけていただいて、私が本当に何かひとつ、お役に立つことができるのならば、ぜひとも出演させていただきたいということをお話しさせていただきました。まさか、コメディに私が出演するとは思いもよりませんでしたけど(笑)、皆様に付いていき、一生懸命楽しい舞台にしたいと思います」と西川きよしとの出会いを織り交ぜてのご挨拶でした。

 

質疑応答では、「笑いあり、涙ありのコメディ水戸黄門ですが、笑いありのところはアドリブなんかも織り交ぜているのですか?」という質問が。西川きよしは「このかた(坂田利夫)以外は、皆さん台本通りです。坂田利夫とのシーンがある人は、その場その場で誰が子守りをしないといけないから、それが今、一番の悩みです。このかたは、自由自在に舞台を泳いでおります」と坂田利夫の自由ぶりをポロリ。それを受けて坂田利夫も「わしゃフナか!」とツッコみつつも「僕も素晴らしい演技をしたいんですけど、コメディでしょ?」と本番でも自由自在な笑いを見せてくれそうな気配です。

また、「本番に向けての緊張感は?」と尋ねられた西川きよしは「今まで吉本新喜劇の通行人、そして昭和41年から横山やすしさんと漫才コンビを組ませていただき、そして今はひとりで漫談という形で出させていただいて、それぞれ難しさはありますが、ひとりはやはり孤独です。自分でネタを作って笑ってもらえるのかなと日夜悩んでいますが、今回はみんなで、しかも日頃お世話になっている人たちと、そして何十年ぶりにこうして森昌子さんにご協力いただいて、一緒に舞台を務めさせていただけるのは、少し安心。甘えさせていただけるというか。ふとセリフを忘れたときに、めだかさんや末成さんの顔を見たり、森さん、忠志の顔見たら、ホッとするんです」と、緊張よりも頼りがいのある仲間と迎える本番が待ち遠しい様子。そこで坂田利夫が「ワシの名前、ないやないかい」とこぼすと「頼ってもあかんやんか。2ページから7ページに飛ぶの、あんただけやで!」と逆にツッコまれていました。

森昌子さんにも質問が。「舞台上では年齢のこともイジられたりするようですが、そういった経験は今までありましたでしょうか?」いう質問に間髪入れず「ないです(笑)」と森さん。「でも、本当に皆さんとても楽しく、私も一員になった気持ちでやらせていただいているので、いくつと言われようが全然気にしてません」とコメディにやる気満々のよう。また、印籠を見せつけるシーンについて「快感は?」と尋ねられた西川きよし。「助さん格さんの間から出させていただくんですけど、『あぁ~、40年間、テレビで見せていただいた、東野英治郎さんに始まり、里見浩太朗さん…まさか、あの真ん中に自分が出られるとは』とうれしいですし、気持ちいいです。芸人冥利に尽きます」と感慨深く語ったあと、記者さんに「一度、どうですか?」と持ちかけていました。

また、「初日に向けて、ヘレンさんが語ってらっしゃったことは?」という質問が。「最初、このお話をいただいたときには家族みんなというお話もいただいて、家内も何かの役で出ていただけないかと言う話もあったんですけど、このヘアスタイルの色を見ていただいてわかるように、どっちが水戸黄門か分からなくなるので(笑)、今回は、家内は裏役に徹していただいて、楽屋のお世話や皆様方に失礼のないように裏の仕事をしてもらうようにしています。ただゲストのコーナーがあるんですけど、どこかに家内が1日、出していただくというお話をいただいています。一番、緊張する1日になると思います」とポロリ。また、「奥様は水戸黄門の衣装を見て何と言っていましたか」という問いかけには「『うーん、メガネをかけさせてもらったらどうやの』と(笑)。でも、この姿でメガネはおかしいやろう、と。実は僕、今、コンタクトレンズをしておりまして、ずいぶん慣れるのに苦労しました」と人生初のコンタクトレンズに挑戦していることも明かしました。最後に、印籠を見せつけたい相手は誰かと尋ねられた西川は「できたら稽古中の坂田利夫さんです。ひかえおろう!と言いたい。さっきも言いましたけど、2ページ目から7ページ目まで台本は飛ばすわ、読めない漢字は飛ばしてセリフを言うわ…大変です!」と笑いを誘い、和気あいあいとした会見となりました。

いよいよ始まる「西川きよし芸能生活50周年記念公演 コメディ水戸黄門」、西川きよし芸能生活50周年の感謝の気持ちがつまった、笑いあり、涙ありの舞台をぜひごらんください!

 

 

西川きよし芸能生活50周年記念公演『コメディ 水戸黄門』

 

日時:9月6日(金)〜28日(土) 開演10:00または16:00(詳しくはHPでご確認ください)

※9月9・10・16・17・23・24は休演

会場:なんばグランド花月

脚本・演出:樫田正剛  共同演出:わかぎゑふ

 

出演:西川きよし/坂田利夫、池乃めだか、江口直彌、西川忠志、末成由美、瀬下尚人、斉藤レイ、宮本大誠、西村仁、森山栄治、原川浩明、鈴木健介、湯田昌次、宮川康裕、越中晃一/森昌子(特別出演)

 

料金:1階席7000円 2階席6000円(全席指定)

 

お問い合わせ:チケットよしもとお問い合わせ専用ダイヤル☎0570-036-912(10:00〜19:00)

公式HP http://www.kiyoshi-50th.com/

 

【YNN動画】

西川きよしはこちら⇒http://ynn.jp/u/667/

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