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2013年9月23日 (月)

『KOYABU SONIC 2013』2日目

9月15日・16日にインテックス大阪5号館で行われた音楽とお笑いの融合フェス『KOYABU SONIC 2013』。2日間で出演アーティスト33組、芸人35組と、たっぷり聴かせて、笑わせてくれました。また、1日目が8000人、2日目が9500人の入場者となり、特に2日目は午前中に台風の影響を受けたものの、合計で17500人と過去最大の総動員数を記録しました。そんな『KOYABU SONIC 2013』2日目の模様を振り返ります。

今年も(!?)台風の影響を受け、交通機関の乱れなどを考慮して予定時刻より30分遅らせてのスタートとなった『KOYABU SONIC 2013』2日目。オープニングアクトまでの間は、今別府と男前がトークでつなげました。オープニングアクトは1日目と同様、FM OSAKAの企画『ROAD TO KOYABU SONIC』のオーディションで1位を獲得したROYAL comfortが務めることに。1シンガー、1DJ、1MCからなり、結成1年にして梅田クラブクアトロでのワンマンライブを大成功に収めたという注目株。テレビ番組のエンディングテーマにもなっている『いつまでも』ほか3曲で盛り上げ、会場の熱気を煽りました。

そしていよいよ本編スタート。トップバッターを飾ったのは演歌の大御所、小林幸子さん! シークレットでの登場だったので小林さんのお名前がモニターに映し出された瞬間、会場からどよめきが起こりました。そして真っ白なドレス姿の小林さんが『もしかして…』を歌いながらステージへ登場するとさらに大歓声、朝10時半とは思えない盛り上がりぶりでした。会場からは自然と合いの手が発生、小林さんも「フー!」と応えます。そしてドレスの電飾が灯るとまたまた大歓声。さらにはステージが上昇! ステージが動き始めた時のお客さんの驚きと喜びのリアクションは、インテックス大阪5号館を震わすほどでした。

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ステージを終えて「フェスに出るのは初めてでうれしいです」と小林さん。小籔も「盛り上がるのは当たり前」と“当たり前”を連呼しているところにCOWCOWが「呼んだ~!?」と乱入してきました。「あたりまえ体操 小林幸子バージョン」を考えてきたという二人。さっそくご本人の前で披露したところ、本当によく調べていると小林さんも感心しきったご様子。さらには、小林さんも交えての「あたりまえ体操 小林幸子バージョン」も行われ、小林さんは舞台上での軽い打ち合わせにも関わらず、コミカルな動きと表情で完璧な「あたりまえ体操」を見せてくれました。

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この後、小林さん、COWCOW、そして小籔が囲み会見も開きました。その模様は、こちらからお楽しみください。

場内の興奮冷めやらないまま、さらに温度を上げて盛り上げたのはCharisma.comのお二人。『コヤソニ』は初登場です! 小籔曰く「CDをもらって聞いて、コヤソニに出てもらおうと思ってオファーしました」。『GEORGE』ほか、アゲアゲのライブで楽しませてくれました。

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ここでシークレットゲストのご登場、今度はまさに“飛び込み”です! ステージに現れたのは、去年も遊びに来てくださった笑福亭鶴瓶さん! 場内は大歓声で、午前中だというのにクライマックスのような盛り上がりです。おしゃれな鶴瓶さんに、「そのジャケットええですね」と小籔が言うと、「あげるわ」とその場で脱いでプレゼント。そのやりとりにRGも便乗すると「おいはぎやんか!!」と応えつつも、鶴瓶さんは首に巻いていたストールをRGにプレゼントしていました。そして最後に、鶴瓶さんから「お客さんがいい。お客さんがすごくいい感じ。だからやりやすいんや」と嬉しいお言葉をいただきました!

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続いても初登場のアスタラビスタがパーティーチューンで盛り上げます。男性5人のMCは大迫力、あっという間にインテックス大阪5号館が巨大なダンスホールに。『カルテル』『北谷グラフィティ』など全5曲を披露、会場を揺らしました。

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ここでまたしもてスペシャルゲストの登場!? 『Bad Romance』をBGMに現れたのは、1日目に続きレディ画家!?と思いきや、「どーもー!和声リッキー・マーティンでーす!」といつものスタイルのHGでした。2日目も絵のチャリティーオークションを行うということで、今回は『KOYABU SONIC 2013』をテーマに制作することになりました。

ステージはまたまた初登場、レキシのライブです! ほら貝の音が轟き、メンバー登場。ファンキーなサウンドでのっけから会場を揺らします。『Good bye ちょんまげ』をさわりに、池田さんのMCを。芸人さながらのMCに会場は大爆笑。そして『キラキラ武士』『大奥〜ラビリンス〜』『狩りから稲作へ』と全3曲で沸かせました。ライブ後、池田さんとRGによる“阿吽の呼吸”ともいえるやり取りも大爆笑、ナイスコンビネーションでした。

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お次は、ビッグポルノ曰く「私たちのマイメン!」、サイプレス上野とロベルト吉野のステージです。『ぶっかます』『よっしゃっしゃっす〆』など会場を底から上げて、盛り上げます。“そういうこと言っちゃいけない”MCでも笑わせ、アッパーなライブを展開しました。ライブ後の小籔やRGとのトークでは、サイプレス吉野さんが自身の電話番号を公開するという一幕もありました。

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舞台転換中は楽屋中継を。ここではスペシャルレポーターとしてなかやまきんに君が現れ、ロバートや土肥ポン太と“爆笑レポート”をお届けました。

そしてこちらも『コヤソニ』初登場、インストバンドYOUR SONG IS GOODのステージです。「死ぬほどノリノリになること間違いないです。これが音楽だ!ということを教えてくれるでしょう」という小籔の言葉は煽りでも何でもなく、新曲を中心としたダンスチューンを次々と飛ばしてインテックス大阪5号館を揺らしました。

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初登場が続きます。吉本新喜劇座長、小籔千豊が満を持してお届けする“Aチーム”による『吉本新喜劇』です。池乃めだか、島田一の介、Mr.オクレ、内場勝則、未知やすえ、すっちー、松浦真也、清水けんじ、森田まりこ、酒井藍という、ここでしか観られない顔ぶれによる『吉本新喜劇』は、内場と未知がカップルという設定で展開。二人の関係が舞台上で明かされると、客席から「ヒュ~!」という冷やかしが沸き起こり、普段の劇場で見るノリの違いが新鮮でした。また、1日目の田島貴男さんと千鳥によるトリオ漫才“田島千鳥”が登場した時と同じく、「吉本新喜劇」の文字がモニターに映し出された瞬間、会場のお客さんが一斉に立ち上がり、この日一番の“瞬間最大視聴率”をはじき出しました。

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『吉本新喜劇』を終えての感想を舞台終了後に聞いています。こちらの記事もぜひお楽しみください。

続いてもお笑い、今度はネタコーナーです。土肥ポン太、天竺鼠、ロバート、COWCOWが出演。音ネタが多く飛び出し、音楽とお笑いの融合はネタステージでも見られました。

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再びライブへ。この方たちをなくしては『コヤソニ』は語れない、裏の番長・スチャダラパーさんが登場、『GET UP AND DANCE』からスタートです! ロボチューさんも参加して3MC、4DJで会場の熱狂の渦に巻き込みます。約30分のステージでは新曲も2曲披露し、 “スチャダラ節”で沸かせました。

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去年は『今夜はブギー・バック』で池乃めだかとのコラボを果たしましたが、今年もあるのでは…?と否応なく期待が高まります。そしてBOSEさんが「今年はクソえげつあにです! ここで伝説を作ります!」と煽って煽って煽った末にステージ袖から現れたのは、小沢一郎さんのお面をつけたロバート・秋山! その脇を山本と馬場が固めて補佐をする「体モノマネショー」が、『コヤソニ』だけのスペシャル版で繰り広げられました。この意表を突いた絡みに会場は大ウケで、終始爆笑でした。

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スチャダラパーさん、ロバートにもコラボを終えての感想を、小籔を交えて聞いています。こちらもぜひお読みください。

大阪を代表するアーティストも『コヤソニ』に華を飾ってくれました。『愛しい人へ』『キラッサマー』など盛り上がること必至のナンバーで引っ張ります。最後は『ギフト』で会場が一つに。そんな余韻に浸っているところへ、浪速のアルファベットスターことバイク川崎バイク、通称BKBが舞台に! 満員のお客さんと「バイクだけにブンブン」を楽しんだり、ET-KINGの頭文字でETKコール、「ずっとこの時間が続いたらええのな、永遠に 止まるな この時間、ETK! ヒーィア!」と決めたりなど、大暴れ。メンバーの BOOBYさんにもナイスETKを強要し、BOOBYさんは「いい タイミングで かまされた!ETK!」とBKB顔負けのナイスETKを披露されました!

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舞台転換中には、ハリセンボン・箕輪がステージに。ネタコーナーで出演する予定でしたが、台風による交通機関の乱れで春菜が来られず、はるかのみの参加に。小籔やRGらとトークを繰り広げました。

これまでのパーティーのような盛り上がりとは一転、場内が水を打ったような静けさになったのはハナレグミさんのライブ。歌声はもちろん、ギターの弦の刷れる音までもが響き渡るような静寂の中、『ON TIME』『サヨナラCOLOR』などオリジナルのほか、くるり『男の子と女の子』、大沢誉志幸さんの『そして僕は途方に暮れる』のカバーも披露しました。

続いてはネタコーナーへ。「脂の乗り切ったえげつない芸人ばかり」という小籔の紹介を受けて、麒麟、シャンプーハット、サバンナ、レイザーラモンが漫才を披露しました。

再びライブへ。サニーデイ・サービスの登場です。曽我部さんは1日目も出演、「AFRAに曽我部」という『コヤソニ』が縁で生まれたユニットで楽しませてくれました。サニーデイ・サービスでは『白い恋人』『サマーソルジャー』などヒット曲のほか、新曲『One Day』も披露、『コヤソニ』もいよいよクライマックスへと向かう中、その熱気をさらに煽るようなライブを見せてくれました。

なかやまきんに君による楽屋レポートもこれで最後になりました。麒麟、シャンプーハット、バイク川崎バイク、天竺鼠とともに「こんな『コヤソニ』はいやだ」という大喜利を始めたのですが、きんに君が回答するごとに、ハナレグミさんの時とはまた異なる意味で会場が水を打ったような静けさとなりました。

そして『KOYABU SONIC 2013』のトリ、カジヒデキさんのライブがスタートです! 実は、台風の影響を受け16時の飛行機にギリギリ飛び乗っての来阪となったそうです。「僕らがはじけていないと、お客さんは納得しない!」と、『甘い恋人』『ビーチボーイのジャームッシュ』『シヴィラはある日突然に』など全6曲、力いっぱい走り抜けました!

と、ここでネタコーナーで出演する予定だったどぶろっくが滑り込みで来場! 彼らもまた、台風の影響を受け、羽田空港で足止めに。ですが、8時間も待機して飛行機に乗り、『コヤソニ』に来てくれました!! いい声、巧みなギターで、おなじみの下ネタソングを聴かせてくれたどぶろっく。彼らの心意気に会場は大盛り上がり、最後には会場が一体となっての『魅惑のパンティーライン』を聴かせてくれました。

サプライズはまだまだ続きます! なんとどぶろっくとハナレグミさんのコラボレーションも実現! ハナレグミさんと一緒に妄想ソング『もしかしてだけど』を歌いました。ハナレグミさんの美声で聴く『もしかしてだけど』はかなり貴重で、このコラボにインテックス大阪5号館には、大きな感動と興奮が渦巻いていました。

素晴らしいアーティストと芸人、そしてお客さんと共に2日間を駆け抜けた『KOYABU SONIC』 もいよいよ大ラスへ! 今年も台風という憂き目に遭ったものの、『コヤソニ』でしか観られない伝説のステージがいくつも生まれました。大トリはもちろん、ビッグポルノ! 1日目と同様、speedmaterさん、AFRAさん、3曲目からゲストプレイヤーにチャットモンチーの福岡さんも交えて、『KING TIMER』『Tea! Tea! No! oh,,,喫茶?』など全5曲を絶唱、2013年の夏を締めくくりました。

エンディングはもちろん、出演者全員で『KING TIMER』を。大きな感動の中、幕が閉じられるのかと思いきや、最後の最後で「重大発表」が待ち受けていました! 普段は喋らないスモールポルノの男前がマイクを持ち、「今日、話したいことがあります!」と大勢のお客さんの前で語り始めました。それは何と、この日会場に来ていた彼女へのプロポーズ! 舞台上に彼女を呼び出し、お客さんの前で結婚を申し込んだ男前。彼女の返事は「よろしくお願いします」。その瞬間、大きな歓声に包まれ、まさにハッピーエンドとなりました!

終演後、レディ画家のオークションが行われ、1日目に競り落としたご夫婦が再び参加。「KOYABU SONIC」がテーマの絵がどうしても欲しくて参加されたとのこと。オークションは1対1のデッドヒートを極め、最終的には前出のご夫婦が競り落としました。「明日からお昼ご飯を切り詰めます!」と言う旦那さんですが、その表情は満面の笑み。「すごく嬉しいです!!」とご夫婦で声を揃えていました。なお、オークションの収益金は大阪府福祉基金に募金します。

9月15日、16日の2日間、音楽と笑いの熱いライブを展開した『KOYABU SONIC 2013』。途中、悪天候に見舞われたものの、多くのお客様にご来場いただき、本当にありがとうございました! 『KOYABU SONIC 2013』、これにて閉幕です。

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