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2013年12月14日 (土)

-祝・明和電機20周年ライブ in 赤坂BLITZ-

12月13日(金)、都内の赤坂BLITZにて、明和電機の20周年を記念した『-祝・明和電機20周年ライブin赤坂BLITZ-』が行われました。

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前売り券が完売という客席を見渡すと、子供連れのファミリーもおり、幅広い層に支持されることがうかがい知れます。
土佐信道社長のアナウンスにより和やかなムードに包まれると、ステージ上に設置された明和電機オリジナルの楽器たちによる『明和電機社歌』(自動演奏)で開演。
その曲終わりで、指パッチンによって木魚を鳴らす“パチモク”を背負った土佐信道社長が、拍手と歓声を浴びながら登場します。

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パチモクとコイ-ビートでしばらくリズムを刻んだのち、土佐社長の紹介で、研究員、経理のヲノさん、土佐正道会長らお馴染みの制服を着た役員がステージへ次々現れ、10年ぶりの新曲『明和電機のヤックウィ~ン』(配信中)を披露。

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ノリノリで熱唱する会長は、楽器が鳴りっぱなしになるトラブルに見舞われると、「1日10人と会話することを試したんですけど、これがなかなか難しい」などと一人喋りでつなぐ一幕も。名物化している会長のトークは、この日も随所で発動し、その度に社長の失笑と客席の笑いを誘っていました。

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楽器紹介などが行われた後、「みなさんに買っていただくことで、このステージの楽器は修理が出来るんですねえ(笑)」という社長の口上とともに、明和電機のおもちゃ紹介コーナーへ。
大ヒットを記録したオタマトーンを始め、「ドトールで使ったら目立ちました」(社長)という本日発売の“魚コードUSB”や今後発売予定の商品を次々紹介し、おもちゃだけで『SMOKE ON THE WATER』を演奏するなど、客席からは感嘆の声や拍手が起きました。

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その流れで、明和電機がプロデュースしたNUTの『おめでトーン ありがトーン』を披露。間奏での『かえるのがっしょう』パートでは、オタマトーンを持参してきた観客と合奏を試み、途中から同曲のMVにも出演している“フロイスロボ”が登場し、沸かせます。

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会場全体がお祭りムードに包まれますが、直後には「ボイス不条理コーナー」へと移行し、不穏なムードに一転。社長が高校時代に作ったという『カナリア』や、明和電機きっての不条理キャラ(?)サバオをフィーチャーした『ママは試験管』などを連続で披露します。

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そこから往年の名曲コーナーへ移ると、勇ましい『イカリを揚げよう』では、社長が“オタマトーンメガ”に乗って登場!

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ここでのMCでは、今日のためにかけつけたクワクボリョウタさん、スズキユウリさんという明和電機出身のアーティスト2人を改めて紹介すると、ノスタルジーあふれる『お陽さまみえたらふとん干して』では、LEDを駆使したクワクボさんの影絵、スズキさんが開発に参加したシンセサイザー“Ototo”とのコラボを実現させました。

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いよいよライブもクライマックスへと突入し、『風のピタゴラス』、『ギンギラギンにさりげなく』などを披露し、缶ビールでの乾杯も相まってムードは最高潮に!

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「20年前、明和電機はこの曲でスタートしました」という社長の紹介で始まった『地球のプレゼント』を最後に、一旦全員がはけます。

客席からアンコールの拍手が続くなか、スクリーンに映しだされたのは、石井竜也さん(米米CLUB)からの明和電機20周年お祝いコメントで、明和電機との出会いや、再コラボへの意欲などを語ってくれました。

再び明転となると、現れたのはいかついサングラスにオールバック、白いマフラーという出で立ちの社長&会長。2人は『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』を歌いながら客席になだれ込むと、右手に装着した“ハリセンボーン”でお客さんの頭部を投打し、思わぬサービスにどのお客さんも大喜びでした。

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ヤンキーというよりツッパリと化した社長は、『ゴッドファーザーのテーマ』専用のサックス“武田丸”などを紹介し、その世界観を凝縮した曲『ツクババリバリ伝説』を披露。
演奏中、パーツが外れてしまった武田丸を片手に、「こうしたものを直しながら前へ進むという、F1のようなライブをやってます」と笑いを誘った社長は、本日のために集まったという歴代の工員を壇上に呼び込みます。

明和電機の歴史がズラリと並んだところで、観客と一緒に振り付けをしながら『明和電機社歌』を合唱。大盛り上がりでフィナーレを迎えますが、ヲノさんが「社長!」と突然割り込みます。続けざまにヲノさんの「明和電機20周年おめでとう!」という掛け声とともに、客席には無数の紙テープが!
実は社長には内緒で、観客全員に紙テープが配布されており、このタイミングで実行したのです。このサプライズに照れながらも、「イエー!」と喜ぶ社長、そして最後は明和電機流の1本締めで終演を迎えました。

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カーテンコールでは社長一人で登壇し、「新しいもの、昨日と違うもの、面白いものを作っていっていきたいと思います。応援よろしくお願いします」と深々と挨拶。
20周年という節目を迎えた明和電機に、あたたかい拍手が送られました。

なお、『ナンセンスマシーンズ展』が来年1月21日~2月9日に、金沢21世紀美術館で行われるなど、明和電機の今後の活動予定、グッズなどの最新情報は公式サイト(http://www.maywadenki.com/)でご確認ください。


『-祝・明和電機20周年ライブin赤坂BLITZ-』
【セットリスト】
明和電機社歌(自動演奏)
パチモク&3コイビート
明和電機のヤックウィ~ン
エーデルワイス
一番ステキな体で行こう
おめでトーン ありがトーン
カナリヤ
サバオの歌
ママは試験管
ミッドナイトinイースター
麦の歌
イカリを揚げよう
お陽さまみえたらふとん干して
風のピタゴラス
コール&レスポンス
ギンギラギンにさりげなく
地球のプレゼント
(アンコール)
サティスファクション
港のヨーコヨコハマヨコスカ
犬のおまわりさん
ツクババリバリ伝説
明和電機社歌