チュート・徳井画伯が革命的なスフィンクスを!? 『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』アフレコ会見イベント
2月2日(月)、都内のスタジオにて3月20日(金)公開の『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』アフレコ会見イベントが行われ、同作でサー・ランスロット役の日本語吹替え版声優を務める徳井義実(チュートリアル)が登壇しました。
人気シリーズ最終章として、話題を呼んでいる本作。
徳井が声を担当するのは、大英博物館内で登場する"円卓の騎士"の一人・ランスロット役で、本編ではダン・スティーヴンスさんが演じています。
この大役に、「こんなにガッツリ出てくる登場人物とは思ってなくてビックリ」したそうですが、探り探りアフレコを進めると、「最後にはランスロットが(自分の)中に入ってきましたね。ランスロットが中に入ってきて、ランスロットに喋らされたというか」と憑依的なアフレコが出来たと満足気。
その自己評価はまんざら大げさでもないようで、「"スタッフがプロ(の声優)の方と間違えたんですよ"なんてエピソードを聞かされて、二度三度は"そんなことないですよ"と軽くいなしてたんですけど、四回五回言ってくるんで、これはホントなんだなと。今後の自信にして行こうと思ってます」と自信を深めます。
ランスロットという人物像については、ハンサムで、強い中世の騎士ながらも「まっすぐに物事を見るがゆえに、ちらほらお馬鹿なところがあるという、そういう愛すべきキャラクター」と分析する徳井。
MCのタケトが「コミカルで男前って、徳井さんにピッタリな役ですね」と持ち上げると、徳井は「そういうことになりますよね」と肯定するのでした。
公開アフレコでは、途中でタイミングが合わず、「ちょっと早かった」と反省の声もありましたが、なんとかやり遂げると、映画のキーとなる石板がお目見え。
今回のイベントの成功で、パワーがみなぎり、ゴールド部分が増えるはずですが、逆にゴールド全部は皆無になってしまいました。
するとスタッフからタケトの手元にメモが渡され、そこには「アフレコ自体は100点なのですが、これだけ見せられても、この作品や他のキャラクターの良さがイマイチ伝わらないのでは?」とのこと。
そこで、個性的な画風から"画伯"との異名を持つ徳井が、名前だけを聞いて、そのお絵かきに挑戦する運びとなります。
「僕が絵を描いて、みなさんに笑われることによって、映画がヒットするっていうその道すじが全然見えないです」と愚痴る徳井でしたが、ベレー帽&スモックの画伯ファッションに着替えさせられ、ステージには徳井が「テレフォンショッキングみたいなヤツ」(『笑っていいとも!』で電話をかける際に手元を隠していた"テレ隠し"のこと?)と称したテーブルも用意。
こうして徳井画伯を大フィーチャーしたイラストコーナーが始まり、最初のお題は「トリケラトプスの骨格標本」です。
徳井は「わからん」と言いながらもペンを進め、どうにか描き終えると、タケトから「体の部分がホッケを描いたのかな?」と言われる始末。
続いてのお題は「エジプトのスフィンクス」で、描き終えた後、正解の写真を見て「ちょっと付け足していい?」と泣きを入れて差し出したのがご覧のように、眉毛のある猫で爆笑!
ちなみに描き足したのは、耳でした。
ラストのお題は「モアイ像」。
「渋谷にもありますからね」とタケトはモヤイ像をヒントに出しますが、「渋谷、あんまりいかへんからな」「だいたい三茶、池尻やからなあ」と徳井からは心の声が漏れ聞こえます。
そして、徳井の描き上げたモアイ像には、胴体と手足、さらには乳首らしき点も。
あまりにも違いすぎて、「そのタイプね。足なかった?」「ディック・フライな目やな」と動揺をごまかすのに必死な徳井でした。
イラストコーナーが終えると、先ほどの石板は半分がゴールドに変容。
そこでタケトの口から、徳井画伯が本日描いたイラスト3点をオフィシャルホームページに掲載、並びに今週末から東京・TOHOシネマズ日劇にて展示されることが発表されると、「マジで!?」と遂に動揺を露わにする徳井でした。
フォトセッションを挟んで行われた囲み取材では、画伯作のイラストについての質問が集中。
記者から半笑いで「さすがですね」と切りだされると、「一生懸命描いて出すと、みなさんに失笑されるというのが39年続いてますから、おそらく50年、60年続いていくんでしょうけど...」などと諦めた様子です。
自信作を訊かれると、スフィンクスと即答した徳井。
なんでもライオンなどネコ科の動物を描く際は、今回のトリケラトプスのように真横から捉えていたため、今回のスフィンクスは「僕の中ではすごく革命的」「真正面から見てるっていう構図が、人生で初めての構図やったんで」としたり顔です。
さらに、表情について触れられると「なんともいえん表情、菩薩のような薄ら笑みを浮かべて...」とまさしく自画自賛が止まりません。
夏休みの宿題で、車のハンドルの絵を描いて提出したら「ふざけるな!」と先生から激怒されたという中学時代の辛い思い出も語った徳井。
「入選の経験は?」「個展の予定は?」との記者からのいじり質問に「僕、工藤静香さんじゃないんで、二科展とかには出してないです」「僕がこの画力で個展開いたら、正気の沙汰じゃないです。取材来てくれます?」と返すのがやっとでした。
『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』は、3月20日(金)、TOHOシネマズ 日劇他全国ロードショー
詳細は公式サイト(http://www.foxmovies-jp.com/nm-3/)にてご確認ください。
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