千鳥が"ラッスンゴレライ"を創作!?『大阪よしもと漫才博覧会』開催発表記者会見
2月12日(木)、東京・ヨシモト∞ホールにて『次世代の大阪凄腕漫才師が東京に集結!「大阪よしもと漫才博覧会」開催発表記者会見が行なわれ、テンダラー、千鳥、銀シャリ、アキナ、和牛、バンビーノ、8.6秒バズーカーが出席しました。
3月11日(水)から13日(金)までの3日間、東京・草月ホールにて『大阪よしもと漫才博覧会』を開催。各日、昼と夜それぞれ2ステージ計6公演が予定されており、250組500名以上のネタが披露されます。なお、チケットは全席自由席で、お得な3日間の通し券も用意されているとのことです。
MCを務めるあべこうじは「今日はそれぞれ誰を観に来た感じですか? 銀シャリではないよという方!」と観客に呼びかけて笑わせると、「僕は普段、東京にいるので、大阪の芸人さんに詳しい方を」と、テンダラーを呼び込みます。
東西のお客さんについて訊ねられた浜本は「大阪のお客さんはミーハーなんで、"誰々さんや!"(ってキャッキャしてたかと思えば)"あ!......知らん"って言いながらアンケートも書く感じ。東京は知らん人でも前向きに見てくれる」と分析。同ライブに現在出演が決まっているメンバーについては「我々も初めて観るコンビもいる」(浜本)と言いつつ、「青田買い的なのが好きなお客さんもいると思うので、次なるスターを見つけてほしい」(浜本)「コントをする方々も来ますからね」(白川)と、来場を呼びかけました。
そんなテンダラーは現在、ジャパンツアーの真っ最中。昨年11月にはアメリカ・ロサンゼルスでも単独ライブを成功させましたが、浜本は「2ヵ月間、ECCに通って英語で漫才をやりました。最後に大切なのは、言霊。なんとか伝われっていう気持ちだった」と振り返りました。
ここで、同ライブに出演が決まっている厳選された大阪芸人5組が登場! 1分ネタを披露しました。
トップバッターは銀シャリ。ネタの冒頭では、橋本は「8.6秒バズーカーはあとから出て来ますよ!」と発言。鰻もネタ終わりに、「彼らは赤で、僕らは青。色合い的にいいので便乗していきたい」と語ります。そんな鰻は昨年、1コマ漫画『どう使うねん』(竹書房・刊)を発刊したのですが、「先輩に渡しても、1コマやからすぐ読めるんで出番の合間に返される」と笑う橋本。「でも、買うてくれた先輩がおったんやろ?」と振った浜本は、鰻の口から「浜本さんが買ってくれた」と言わせていました。
舞台を広く使う漫才を披露したアキナに、「浪速の伝統! 師匠に"舞台は広く使え"と言われてるんです」と賛辞をおくる浜本。昨年は『キングオブコント』『THE MANZAI』のファイナリストに選ばれ、NGKでの単独も成功させた彼らですが、ルミネtheよしもとでの東京初単独(4月3日開催)は「キャパ500席くらいですか? 今200席くらい売れてます」と真顔で報告する山名。アピールとして、秋山が「取れへん......絶対取れへん」という『キングオブコント』で披露したコントからワンフレーズを見せます。
「売れるためにリズムネタをつくってきました」(水田)と切り出した和牛は、"カツ丼のつくり方"として「豚肉のロースにぃ~♪」と某人気アーティスト風に歌い上げます。
あべが「和牛の漫才は、もうちょっとお喋り中心でしょ?」と投げかけると、浜本が「対応力こそ浪速! 脂が乗ってますから。今、サーロインくらいやんな?」と、コンビ名にかけてフォロー。ネタ終わりには、水田が最近一押しだという「OH~!」というギャグを披露。浜本からは「元料理人なので、ライブ当日はまかないをつくってもらいたい」と無茶ぶりをされると、水田は「炊き出しですか。じゃあ、豚汁をつくります」と、先ほどのネタにかけて返しました。
「ダイアンなのかと思いきや、ダンソン!」(浜本)と紹介されたバンビーノ。ネタ終わりに「シャー!」と威嚇したポーズを取ると、「未だかつてありますか? "もうええわ"以外で終わった漫才は! 浪速は威嚇するんです!」と浜本。全て肯定的にアピールしていきます。
オーストラリア・シドニーでネタを披露したそうですが、「かなり盛り上がったので、次回も是非と言われている」と報告する石山。ブラジルへサッカー留学の経験を持っているらしく、「実はダンソンの中にはポルトガル語も混ざってるんですよ」と明かします。また、浜本から「こいつも元料理人なので、ライブ当日、まかないをつくってほしい」とオファーされた藤田は「じゃあ、僕は洋食やったんでナポリタンを」と言いつつ、あべに「じゃあ歌つくるでしょ!」と振られて、水田が披露したワンフレーズを熱唱。和牛・川西に「そんなに流行ってないのに、取ったらいかん!」とツッコまれます。
8.6秒バズーカーのネタ披露の際に、あべから「認めたくないんでしょうけど、みんな、ちょっと乗っちゃってた」と指摘されて笑う面々。NGKでの初単独ライブ(3月23日開催、ルミネtheよしもとでは4月4日開催決定)を控えている彼らですが、「先行の時点で、5000枚(の応募を)超えているみたいです」と報告する田中。一般では数枚しか発売されないそうで、あべに「何秒で完売?」と訊かれたはまやねんは「8.6秒です!」と即答し、「だいぶプロになってきました」とニヤリ。また、「はまやねんは、まかないで何つくる?」と振られると、「だし巻き玉子」と答えつつ、水田の歌のフレーズを熱唱。「流行り出した!」と明言する浜本です。
会見中盤には、大阪・よしもと漫才劇場のオープニングで披露しているというバンビーノと8.6秒バズーカーのコラボネタも披露! "ラッスンゴレライ"と"ダンソン"のコラボに、「どういうこと?」と戸惑う浜本。白川は「ジュリアナ世代は、あの中に入りたなる!」と目をらんらんと輝かせていました。
さらに、チュートリアル、ブラックマヨネーズ、博多華丸・大吉からのVTRメッセージも。オススメの大阪芸人では、チュートリアル・徳井と博多大吉はWヤングの名前を挙げていました。また、ブラックマヨネーズ・小杉は、矢野兵動を。「兵動さんが理路整然と笑いを取っているのに対して、矢野さんは野犬」と笑わせました。
大いに盛り上がった会見の最後には、"東京進出した漫才師"としてゲストの千鳥がサングラス着用と、8.6秒バズーカーに寄せた出で立ちで登場!
「うわ~! いちばん、そんなんせぇへんタイプやったやん」(浜本)「せこい!」(白川)というツッコミを、「お前ら、よう目なんか出しとるなぁ。東京では目出しちゃダメですよ!」と受け流すノブ。あまりに盛り上がっていたため、出づらくなっての思いつきでサングラスをして出て来たようですが、浜本に「リズムネタやりぃや!」と振られると、「ありますよ!」と言い切る大悟。"ラッスンゴレライ"をやるかと思いきや、水田の歌のフレーズを口ずさみます。
全員から総ツッコミを受けた大悟が「オリラジがやったりしてたけど、わしらはあんまり知らんやん。できるの?(笑)」と心配そうに囁くと、ノブは「できる!」とキッパリ。ついに"ラッスンゴレライ"をやってみることになったのですが、「今日の晩ご飯はラッスンゴレライ!」「ちょっと待って、ちょっと待って、お兄さん」「なぁ~に?」「なんじゃそりゃ!」「シャキーン!」など、うろ覚えどころか、かなり創作されたものに。会場が大爆笑に包まれる中、「漫才師やから、すぐ会話しちゃう!」と弁解する大悟でした。
囲み取材では、千鳥の"ラッスンゴレライ"の感想を求められた8.6秒バズーカー。田中が「うれしかったです。千鳥さんとダイアンさんに憧れて芸人始めたんで」と語ると、「どこがやねん!」(大悟)「漫才やってくれ!」(ノブ)とものすごい勢いでツッコみます。
浜本に「東京に住み出してから、大悟の顔にできもんが......」と指摘された大悟は、ライブについて「大阪芸人のセンターマイクの使い方を観てほしい。内に入ったり、外に開いたり......センターマイク中心に観てください」と、アピールしました。
●ライブ情報
大阪よしもと漫才博覧会
開催日:3月11日(水)~13日(金)
昼公演:開演12時 夜公演:開演16時30分
会場:草月ホール
チケット:1公演=前売2500円/当日2800円(全席自由)
1日通し券=4000円 全公演通し券=6000円
チケットよしもとほか、各プレイガイドで発売中!
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