大学生のお笑い団体戦『NOROSHI2015』決勝戦で、日本一面白いサークル決定!
今、大学生たちの笑いがアツい! サークルを代表する学生芸人がチームを組み、「漫才・コント・ピン」の3種目で競い合い、全国イチ面白いサークルを決めるお笑い団体戦『NOROSHI2015 presented by 大学芸会』。3月9日(月)、東京・ルミネtheよしもとにて行われた決勝戦では、エントリー総数27大学140組から予選6日間、準決勝2日間を勝ち抜いた8組が激突。笑いにかける大学生たちのハイレベルな戦いの末、審査員も「しゃべりも、ネタの設定の作り方も素人離れしている」と絶賛の「早稲田大学お笑い工房 LUDO ありがとう」が優勝し、日本一の栄光を手にしました。
ジャルジャルがMCを務めた決勝戦には、タンクトップ2人のパワーで押し切る漫才など勢いで攻めた「エントリーNo.76 上智大学SCS チーム恐喝」、4人で完成度の高い漫才、コント、ピンネタ全てを見せた「エントリーNo.56 日本大学文理学部落語研究会 チーム跳び蹴り」、ブシドーワタナベの猟奇的な一人コントが笑いと悲鳴を呼んだ「エントリーNo.61 明治大学お笑いサークル木曜日Z チームZ友」、正統派からシュール系までバラエティに富んだネタを披露した「エントリーNo.57 創価大学落語研究会 赤組」、ネタの発想やワードに偏差値の高さを感じさせる「エントリーNo.53 一橋大学お笑いサークル IOK チームロジーナ茶房」、決勝8組中3組をしめたサークル「早稲田大学お笑い工房 LUDO」から、静と動を活かしたフリップネタが爆笑を巻き起こした「エントリーNo.21 早稲田大学お笑い工房 LUDO チームテキサス」、"ベイベ"のワードひとつで笑いをとるIZAWA from JAPANらキャラクターの濃いメンバー揃いの「エントリーNo.15 早稲田大学お笑い工房 LUDO SANNEN from LUDO」、受賞経験多数の4年生による実力派チーム「エントリーNo.6 早稲田大学お笑い工房 LUDO ありがとう」が出場。各チーム、持ち味を活かしたネタを披露し、堂々たる戦いを繰り広げました。
優勝した「早稲田大学お笑い工房 LUDO ありがとう」は、まんぷくユナイテッドが、熱血教師をやってみたいというボケのとんちんかんな芝居にテンポよく突っ込む漫才を、ピンネタの幹事長ヨシヒロは、赤ワイン(?)片手にウザキモいキャラの一人コントを、Gパンパンダは、夢見る少年と、夢のない現実を語るヒーローのシニカルなコントを、と、いずれも学生離れしたハイレベルなネタを披露。審査員を務めた、『アメトーーク!』(テレ朝系)などの放送作家・遠藤敬さんも、「漫才は、しゃべりがしっかりしている。なおかつキャラわけがすごくできていて、流れもいい。ピンは、体一つで演じる、舞台度胸が見えた。コントは、ネタの設定の作り方が、一次元でなく二次元で一歩踏み込んだもので、素人離れしている。優秀です」と絶賛し、納得の優勝となりました。
優勝が決まった瞬間、ありがとうのリーダーは、「うれ"じ"い!!」と、言葉になりきらないほどの喜びの声を。他メンバーも「決勝戦だからこそ新ネタと臨もうと、3組とも寝ずに頑張ったのが報われました」、「お笑いサークルに入ってると、すぐに"一発芸やって"とか軽く見られるんですが、これで意外とガチでやってるということを認めてもらえる」と、熱い思いを語りました。また、ありがとうのメンバーの一人が、1年後に芸人になると宣言。『NOROSHI』からスター誕生なるか!? ちなみに、好きな芸人はエレキコミックとのことです。優勝チームには、賞状と、優勝賞金30万円、大会コンセプトの"大学生の鼻息"を象った加湿器付きトロフィー、さらによしもと劇場出演権が贈られました。
準優勝は「日本大学文理学部落語研究会 チーム跳び蹴り」。惜しくも優勝を逃した悔しさはありつつも、「3、4年生の仲のいい4人で、楽しんでネタをやろうというのが一番の思いでした。喫茶店でネタ合わせをしていた時、勉強してる女子高生に睨まれるくらい腹抱えて笑ったものをやれてよかった。準優勝できて光栄です」と、清々しい表情。そして、審査員特別賞は、優勝チームの後輩の「早稲田大学お笑い工房 LUDO チームテキサス」が受賞。「他のチームを見て、自分にはしゃべる技術がないなと実感しました。もっと技術を身につけて、来年もこのチームで出て優勝したいです」と、早くも先を見据え意気込みを。
司会を務めたジャルジャルも、大学生たちの笑いにかける熱意と実力に驚愕。福徳は「最初は、正直、大学生のネタは鳥肌たつかなと思ったんですけど、意外や意外、本当にレベルが高い」と驚きを。後藤は、「終わった後、抱き合ってるの見て、チームでやっていいなと思いました。だから僕らも、銀シャリ、プラスマイナスあたりとユニット組んでチームで動きたいなという衝動にかられました」と笑わせました。気になった出場者は、福徳は「上智大学SCS チーム恐喝」のタンクトップを着て漫才をした"まーらいおんズ"をあげ、「発想について行けなかった。これを理解できない自分がちょっと悔しくて、すごいなと思いましたね」と。後藤は、「明治大学お笑いサークル木曜日Z チームZ友」の高島彩アナと結婚したいというピンネタを披露した"ブシドーワタナベ"をあげ、「スタンバってる時から、こいつヤバイやつじゃないかなと見てたんですけど、やっぱりヤバイやつでした。印象に残すということはすごいことですから、可能性はあると思います」と感想を。また、受賞者の中で一人しか芸人にならないと知り、「みんな芸人にならへんの?あんなに熱い戦いして!?」(後藤)と驚くと、受賞者たちは「こういう経験すると(芸人も)いいかなと」と揺れる思いを告白。それを聞いた2人は、「よくあるパターンや。社会人として働くけど、あの時の思いが忘れられず、会社辞めてNSC入って、周りよりおっさんなる」(後藤)、「やるんやったら早く入った方がええよ」(福徳)とアドバイスを。そして最後は、「芸人になったらライバルになるわけですからね、また違う形でルミネで会いたいですね」(後藤)とエールを送りました。
ライブレポートは後日公開します。
【ジャルジャル】