よしもとニュースセンター : サクラライブ

3月18日（水）、道頓堀ZAZA HOUSEにて「サクラライブ」が開催されました。ジュリエッタ、トット、祇園、ななまがり、ラフ次元の5組が、毎月行っている人気のユニットライブ。この日も多くのお客さんが来場し、客席は満員となりました。

この日のMCはラフ次元。メンバー10人が登場してのオープニングから、いつも通りの大盛り上がり！　気合を入れるべく髪を切ってきたトット・桑原は、全員から「髪形だっさ！」といきなり総ツッコミを入れられてしまいます。「スネ夫みたい」「戦闘機の先っちょ？」などさんざんな反応に落ち込む桑原でしたが、いつしか攻撃の矛先はジュリエッタ・井尻の頭髪へ...。気付けば「ダサい VS. 薄い」の対決に発展していました。

と、ここでななまがり・初瀬が「今日で卒業なのにほっとかれてる！」とクレーム。そう、今回の公演をもって、ななまがりが「サクラライブ」を卒業。記念すべきライブなのですが、冒頭から全くスルーされているため、「寂しがってもっと！」と悲痛な雄叫びを上げていました。

オープニングVTRに続き、まずは5組がネタを披露。トップバッターのトットは、桑原の髪形への違和感を引きずりつつ、結婚相談所をテーマにした漫才を。結婚相手を求める多田に対し、所員の桑原が次々と女性を紹介していきますが...。不動産情報のような謎の略語の数々に客席は大爆笑！

ジュリエッタはドラマ撮影を舞台にしたコント。主人公のバスケ部員を演じる井尻がNGを出すたび、それに比例してテンションを上げていくディレクター・藤本のやりとりで笑わせます。

祇園の漫才は、木崎のナルシストぶりが炸裂。初っぱなから、櫻井の話が耳に入っていないかのごとく暴走し、話題が家庭教師に移ってからもその勢いはとどまらず...。やがて狂気をはらんだ木崎流・家庭教師像が演じられていくことに！

おじいさんと孫のほのぼのコントと思わせて、まさかのSF的展開で驚かせたななまがり。どんどん早まる時間の流れに巻き込まれるおじいさん・森下と、ハヤテのごとく時代を駆け抜ける未来人ぶりを見せる初瀬が笑いを巻き起こします。

ラストを飾ったのは、靴を擬人化した漫才を見せたラフ次元。理想の靴を求める梅村のもとに、さまざまな靴が現れては去っていきます。空が演じ分ける多彩な"靴キャラ"と、それに翻弄されまくる梅村のやりとりで爆笑をさらいました。

お次はメンバーが入り乱れてのショートコント乱れ打ち「サクラポップ」。1本目の「再会」では、木崎、藤本、空、多田が登場。久しぶりに再会した友人同士らしい空と多田、PCで仕事中のサラリーマン・木崎、ウェイター・藤本という、偶然カフェに居合わせた4人が、ひとりまたひとりと歌い出し、いつしかミュージカルのような展開に！　

2本目は、「禁煙ブームに一石を投じる」というタバコにまつわるコントです。何があっても禁煙しないという固い決意のもと、タバコを吸い続ける初瀬と桑原に、井尻が必死の説得を試みますが、用意周到すぎるふたりの前に為す術もなく...？

「森下の詩」と題した3本目。櫻井がMr.Childrenの曲に乗せて森下への思いをとうとうと歌い上げ、森下はただそれをじっと聴いています。次々と明かされていく森下の性癖に、何度も大きな笑いが起こっていました。

4本目は「コンビニ」。かわいいレジのお姉さんに恋い焦がれるふたりの学生（藤本、空）。なかなか声をかける勇気が出ないなか、現れたのは梅村扮するタンクトップ先生！　その暑苦しすぎるキャラで場を圧倒します。後半には強盗（木崎）が乱入して最大の危機を迎えますが、どこまでも"最強"なタンクトップが立ちはだかり...。

最後は「さよならブリーフ」。ブリーフを愛してやまない森下が、「サクラライブ」とともにブリーフも卒業することを宣言。しかし「持っているとはいてしまう」ことから、この場で破きたいと言い出します。悩める森下に力を貸そうと集結したメンバーも、もちろん全員ブリーフ着用。さらになかなかブリーフが破れないなどハプニング続きの展開となり、ステージ上は大混乱に！

さまざまなゲームで盛り上がる「サクラコーナー」も「サクラライブ」名物のひとつ。この日は「今ここゲーム」に挑戦します。「今ここで『誰が』『何をする』、そしたら『誰が』『何をする』」という文章を完成させるこのゲーム。２つの「誰が」は空がランダムに引き、ふたつの「何をする」をコンビごとにスケッチブックに書いて見せるというもので、一番いい文章を作ったコンビには賞金が与えられます。

最初に挑戦したのはジュリエッタ。「今ここで」「井尻が」に続くフレーズは、井尻自ら書いた「一番男前の顔をしてゆっくり変顔をする」。「そしたら」「多田が」に続くフレーズは、藤本が書いた「『もう頑張らなくていいんだよ...』と頬にキスする」。見事なコンビネーションに爆笑が起こった瞬間、照明が落とされ、スポットライトを浴びた井尻と多田が、その通りの行動を！　梅村曰く「別にやらなくてもいいんですよ」とのことでしたが、"実演"はこの後もずっと行われることに...。

ほかにも祇園が書いた「今ここで森下が『エアーディープキス』をする。そしたら初瀬が『今のを7倍で体全体でやる』」、ななまがりが書いた「今ここで木崎が『相方の好きなところにキスする』、そしたら多田が『喜びの言葉を絶叫する』」など傑作が続々。トットが書いた「今ここで櫻井が『人のギャグを全力でやる』、そしたら藤本が『楽しくなって参加する』」では、櫻井＆藤本による「ラッスンゴレライ」まで飛び出し、お客さんを大喜びさせました。

優勝したのは回答でも実演でも結果を出した藤本！　「井尻さんは関係なし！」という判断が下され、コンビではなく単独での勝利となりました。

エンディングでは、恒例のカレンダープレゼントに加え、なんと重大発表が！　スクリーンに映し出されたのは、「サクラライブ in NGK」の開催が決定したといううれしいニュースでした。しかも、サブタイトルは「ジュリエッタ・トット・祇園・ラフ次元この中の誰かがNGKでマジでプロポーズします!!SP」！　お客さんからは驚きの声と大歓声が上がります。もちろんメンバーも大興奮。出演しない初瀬も「見に行かせてくれ！」と懇願しましたが、一方で「この発表で、俺らの卒業がかすんだ...」と落胆するひと幕も。こちらは、ライブ後に行われたトークライブ「サクラトーク」のほうでたっぷりと語られました。

NGKでの「サクラライブ」は5月31日（日）！　皆さん、今から予定を空けておいてくださいね！

● ライブ概要