なんばグランド花月地下に新たな情報発信ランドマーク誕生!「YES THEATER」完成披露会
滋慶学園グループと吉本興業グループが共同出資する「エフエムちゅうおう」が、来たる4月4日(土)、「笑いの殿堂」なんばグランド花月地下に多目的形劇場「YES THEATER」をオープンさせます。総座席数326席、最新のプロジェクトマッピングシステムや音響・照明設備を備え、音楽、演劇、映像上映などさまざまなエンターテインメントを創出する場としてはもちろん、あらゆるメディアに配信可能な発信機能を持つYES-fm(コミュニティーFM)のサテライトスタジオ(4月20日(金)移設予定)をファサード部分に設置。大阪のエンターテインメントの中心地ともいえる難波千日前の、新たな情報発信ランドマークとして期待と注目が集まっています。4月3日(金)に行われたメディア向けの完成披露会では、その高いスペックの一部が紹介されました。
司会・進行を担当したのは、吉本新喜劇の西川忠志と福本愛菜。できたてピカピカのステージに立ったふたりは、早くも興奮を隠せない様子です。
まずは大阪スクールオブミュージック在校生で構成される「SO・ON project」の皆さんが登場。元気いっぱいの歌とダンスで、背景のプロジェクションマッピングと相まった迫力あるステージを見せてくれました。
パフォーマンス終了後は、YES THEATERプロデューサーの喜多静一郎が、設備に関する説明を。舞台はオフブロードウェイのミュージカルを持ち込むに十分な広さがあり、出演者も40〜50名という大人数で利用できるよう広い楽屋スペースを確保。日本全国やアジアに向けて新しいコンテンツを生み出すというコンセプトのもと、専用の光ファイバーを使ってそのままネット配信できる機能も備えました。ほかにも映像や照明、音響など最新鋭の設備を揃えています。そして何より大切なのが、「若いパフォーマーやアーティストが育つ場」としての機能。「ここから次々と新しい若い世代が育っていってほしい」との願いを語りました。
また、気になる出演者については、劇場支配人担当、バックアップ 森啓志が発表。4月4日(土)から「なんばYES THEATERグランドオープンスペシャルイベント」と題し、さまざまなイベントが行われますが、出演者の方々からVTRメッセージも届きました。
1組目は、4月6日(月)に公演を行う雅楽師の東儀秀樹さんです。「難波という活気あふれた場所なので、お客さんたちの反応にも期待している」という東儀さん。「雅楽といっても深刻なものではなく、自由に楽しんでもらえる内容。平安時代の貴族の雅を感じさせる格好で出る場面があったり、はたまた『ハナミズキ』や『Jupiter』、さらに出したばかりのアルバム『日本の歌』から誰でも知っている曲もたくさん用意しています。ぜひ楽しみに遊びにきてください」と呼びかけました。
2組目は、Rev.from DVLの皆さん。「私たち行けるんですよね?」「行ってみたい!」と賑やかなおしゃべりに続き、「4月11日(土)に、私たちのワンマンライブが決定しました!」と発表を。「何なら大阪をホームグラウンドにしちゃいましょうよ!」「いやいやいや、庭にしちゃおう!」「大阪に行く機会も増えるということですっごくうれしいです」と盛り上がりつつ、「グランドオープン、おめでとうございます!」とお祝いの言葉を贈りました。
ほかにも注目の公演が目白押し。スペシャルイベント以降のプログラムにも、どうぞご注目ください。
最後は、「YES THEATER」管理運営事務局統括の大澤真二が挨拶。現在、コミュニティFMはスマホアプリを使って世界中で聞くことができるため、「YES-fmは地域の皆さんに愛されつつ、いかに全国、アジア、世界の方々に聴いていただけるかというのを基本コンセプトに番組づくりをしてきた」とのこと。同劇場はその第2ステップとしてとらえており、「難波からさまざまなショーを、全国そして世界に発信できないだろうかと考えた。それを実現するためにも、使われる方、足を運ばれるお客さまに愛され、素敵なコンテンツが発信できるようスタッフ一同頑張っていきたい」と意気込みを述べました。
質疑応答では、さまざまな質問に喜多、大澤、森の3人が回答。自主公演と貸し出しの比率については、自主公演を全体の2割程度としているそう。なんばグランド花月と回線をつないでいるので、番組収録でも利用も期待されます。点検などを除くと年間250日程度は利用可能で、大阪にはこの規模のホールが少ないこともあり「ぜひ皆さんに愛していただいて、ここで出し物を作りたいという方が増えていくことを願っている」と期待を寄せました。また、サテライトスタジオの移転に合わせ、YES-fmの番組編成も変わる予定で、「何社かが共同で利用する形で、他の放送局さんのコンテンツも配信していくことになる」とのこと。
忠志と福本には「この劇場で新喜劇をやるとしたら?」との質問も。忠志は「プロジェクションマッピングを使い、いくつか場面を変えて新喜劇ができれば新たな一歩になるのでは」と提案。さらに「芝居好きは芝居のハシゴができたら満足感でいっぱいになるもの。NGKを見ていただき、ここで吉本ではない作品も見ていただき、大阪の方たちの芸術的な心の肥やし、蓄えみたいなものをこの一体で繰り広げていけたら、こんなにうれしいことはない」と話していました。
● 公演概要
YES THEATER グランドオープンスペシャルイベント
4月4日(土)「ミナミアイドルフェスティバル4.4」
4月5日(日)「ミナミアイドルフェスティバル4.5」
4月6日(月)「東儀秀樹コンサート」
4月8日(水)「ミナミアイドルフェスティバル4.8」
4月9日(木)「ミナミアイドルフェスティバル4.9」
4月11日(土)「Rev.from DVL Live And Peace vol.3,5」
4月12日(日)「Root Fiveファンクラブ ライブ」
会場:YES THEATER(大阪市中央区難波千日前11-6 なんばグランド花月地下)
【西川忠志】【福本愛菜】