よしもとニュースセンター : 酒井藍が初の主役に挑戦！「大坂の陣新喜劇」番外編は"女だらけ"のスピンオフ企画

　昨年10月、今年4月と上演され、大好評を博してきた特別公演「大坂の陣新喜劇」。その第3弾となるスピンオフ企画「大坂の陣新喜劇番外編〜女たちの戦国時代〜」が、5月24日（日）〜27日（水）に開催されます。今作は、史上初となる"女だらけ"の新喜劇。豊臣秀頼など男役もすべて女性が演じ、女優陣の魅力を前面に打ち出した舞台になる予定です。ぽっちゃりキャラで人気の酒井藍が初の主役に挑戦するほか、3人のゲストもすべて女形として特別出演。4月8日（水）に行われた記者会見には、酒井藍、未知やすえ、金原さなえ、すち子がそれぞれ役柄の衣裳をまとって出席しました。

司会の清水けんじに呼び込まれ、華やかかつ凛々しい姿で登場した4人。さっそく、それぞれ意気込みを語ることに。豊臣秀頼役の金原は、「女だらけの新喜劇でまさかの男役。（秀頼役は）1回目（『君臣豊楽』淀殿の見た夢）では清水けんじさん、今（『戦国降幕』笑う忍）は内場（勝則）兄さん。そのイメージをくずさず、女性ファンがたくさんできるように演じたい」と挨拶。

大野修理役のやすえは、「かねてからいけずな役、ニヤッとする役をしてみいたいと思っていたので楽しみ」とやる気満々。さらに「いじわるなヤツは嫌われるというイメージもあるが、明るくじんわりといじめていく役を演じたい。そのためには、楽屋でもどんどんいじめていきたいと思います」と宣言すると、金原と酒井は「え〜っ！」とブーイングが上がっていました。

幕が開くまで役柄は明かせないため、「謎の女役」の酒井。「新喜劇に入ってまる8年。初めて主役をさせていただけるということで、とってもうれしいです！　頑張ります！」と喜びを爆発させます。しかし、「8年目にしてマドンナの座を射止めた。やっと会社が私の魅力に気付いたかと思っています」の言葉には、清水から「別にマドンナではないです。（ポスターの）真ん中に載ってるだけで」と冷静なツッコミが...。ちなみに物語は冬の陣と夏の陣の間の１カ月を描いており、金原と酒井の恋愛話が軸になっているとのことです。

淀殿役のすち子は「第１弾の時はすごい長い髪の毛でしたが、今回はこのまま（おかっぱヘアで）いきます。動きやすさをとりました」。桑原和子、水玉れっぷう隊アキとともに、男性ながら女性役に扮します。金原については「すごく男役が似合ってる。『笑う忍』の幸村役・清水さんと比べても断然こっち！」と清水いじりをからめつつ大絶賛。「何をやってもキレイでかわいらしい。でも、ここからまたいけずな感じが出てきますよ」とも話し、やすえのワルっぷりも楽しみにしている様子。酒井に対しては、主役の座を奪われた悔しさも!?　最後は「こんな楽しいメンバーで、ポスターを見れば面白いものやとわかってもらえるはず」と力強くアピールしていました。

質疑応答では、初主演に向けた新ネタについてきかれ、「すごくヌーディなメイクをしもてもらっているので、セクシー系のギャグができたら」と酒井。女性だけの新喜劇が実現したことに関しては、やすえが代表して「不安はあるが、女性座員も増え、個々のギャグやネタもしっかりしてきているので、女性だけでもこれだけお芝居ができるということを見せていきたい」と心境を述べました。

女性の魅力とパワーが炸裂する「女たちの戦国時代」。皆さん、ぜひ劇場に足を運んでご覧ください！

●公演概要