よしもとニュースセンター : 仏教の次は花火！笑い飯哲夫が大阪観光大学で「おもしろ花火講座」を開催

仏教に精通し、般若心経についての著書もある笑い飯哲夫が、4月16日（木）、大阪観光大学大講義室にて、特別講義「笑い飯哲夫のおもしろ花火講座」を開催しました。哲夫は仏教だけでなく「花火鑑賞」も趣味としており、「漫才師になれなかったら花火師になりたかった」というほどの花火好き。『M−1グランプリ』優勝の際には新潟の「片貝まつり浅原神社秋季例大祭奉納大煙火」に尺玉７発（200万円）を自費で奉納しています。そんな哲夫の"花火愛"あふれる講義を聞こうと、教室には約150人の学生が詰めかけました。

白衣をまとって登場した哲夫は、講義のサブタイトルとしてつけられた「花火が2倍楽しくなる」について、「『プロ野球が100倍楽しくなる〜』といったタイトルがありましたが、『2倍』というのはとても正直。花火はもともと楽しめるものなので、僕がここで話しても100倍にはなりません」と持論を展開。「花火大会がいいのはわかっているが、混むのがイヤな人」と挙手を求め、「そういう思いを2時間後には払拭します」と宣言してさっそく本編に突入しました。

まずは、知っておきたい花火の基礎知識を伝授。1号玉から10号を超える尺玉までの「大きさ」に始まり、「菊」「牡丹」「冠菊」といった「種類」、花火が打ち上がる時の「音」などについて、笑いを交えながら解説します。気になる混雑回避法についても、「びわ湖大花火大会」を例にとってわかりやすく説明。行きも帰りもノンストレスで乗り切る秘策を披露しました。

さらに、2015年の全国花火大会スケジュールを見ながら、花火大会ごとの特徴をコンパクトにまとめて紹介。その中でも特にオススメという「熊野大花火大会」と「片貝まつり浅原神社秋季例大祭奉納大煙火」については、見どころや当日の移動タイムスケジュール、現地に赴き撮影した鑑賞ノウハウや花火の様子がわかるVTRなども使い、余すところなく語り尽くしました。締めくくりには、度肝を抜く演出も!?　学生たちは笑ったり頷いたり、そして花火の美しい映像にはため息を漏らしながら、2時間超の熱い講義に耳を傾けていました。この模様は7月1日（水）発売のDVD＆ブルーレイ『花火が2倍楽しくなる笑い飯哲夫のおもしろ花火講座』に収録される予定です。どうぞお楽しみに！

講義を終えた哲夫は、「仏教に関する講義の仕事が増え、講義慣れしてきたので『いけるかな』と思っていたが、（花火という）新しい題材でやってみると、仏教よりもお笑いを入れるのが難しい。それぐらい風情があるんかな」とコメント。さらに「花火は神様に奉納するもの。日本の神様は、仏以上にいじれないものなんだなと思いました」とも。「神様の方がバチが（当たったら）怖い。途中から、いじりすぎてバチが当たらないようにと心がけていた」そうです。

今回はDVDだけでなくブルーレイ版も同時発売。これについては「会社から『Blu-rayを出さないか』と言われた時、『売ってくれる気なんだな』と。以前に出したお寺のDVD（『見たら必ず行きたくなる笑い飯哲夫のお寺案内DVD〜修学旅行でなかなか行けない奈良のお寺編〜』）は売れているという話を聞かないんですが（笑）、（今回は）プッシュを感じています」と期待を込めました。

先日、奈良国立博物館の文化大使に任命されただけに、最近、連続して起こっている文化財に油のような液体がかけられる事件についても質問が。哲夫は「任命式の日にも（事件が）起こったので、就任に反対している人がやったのかと思った」とボケつつ、「見かけたら、大使の名にかけてとっつかまえようと思う」とキッパリ。「文化財を守ることで、文化も守りたい」と決意を新たにしていました。