殴られ屋(4/17)
4月17日(金)、東京・ルミネtheよしもとにて『殴られ屋』が開催されました。
本ライブは、番組の企画でプロボクサーのライセンスを取得し、昨年2014年11月にデビュー戦で勝利を飾ったロバート・山本が「殴られ屋」として、ストレスの溜まった芸人からの怒りの拳を受け止めるというイベントです。
MCのニブンノゴ!・森本&ロバート・秋山によると「2009年6月に一度開催された」そう。来場いただいたお客様へ「こんなよくわからないイベントに来てくれてありがとうございます」と感謝した森本は、「なぜ2回目を開催することになったんですかね」と訊ねる秋山に「第1回開催時にいた社員さんがルミネに帰ってきて、やりましょうということになったらしいですよ」と説明します。
昨年デビュー戦を戦ったことで、秋山曰く「殴らせることが怖くなくなった。敢えて拳をもらいに行くこともある」と語っているという山本。この日もストレスが溜まっている芸人の拳を受け止める覚悟ですが、森本は「ストレスの度合いによって(殴る側の)持ち時間が変わってきます」と補足します。
会長のニブンノゴ!・大川とセコンドのロバート・馬場とともに、舞台後方から入場した山本。昨年初めて経験したボクシングの試合について「熱狂してるんです。お笑いはこうやって静かに観てますけど」と感想を述べるも、秋山に「静かに観られてるのは、いつもお前がスベってるからだよ」と冷静に返されていました。
1人目の挑戦者は、横澤夏子。「某所のダーツバーに行った時、店員の拍手の仕方がムカついた」と細やかな観察力で、その店員のモノマネを披露。「そんなヤツいる?」と驚く森本に、「あと、こういう人にもムカついています」と真似して見せた横澤に与えられた持ち時間は、30秒。
長い髪を振り乱しながら豪快に腕を振り回すも、さすがプロ。山本は、体を俊敏に動かしながら横澤の攻撃を交わします。タイムアップ後、横澤は「当たらなくて悔しい!(自分の)髪の毛が邪魔だった」と顔を歪めました。
続いて登場したのは、怪獣。
まずはまゆみちゃんが「コンビを組んだのに、前相方の川口さんの話ばっかりしてくる!"あいつのキレあるツッコミ、よかったなぁ"とか言うんです~~」と吐露。同情した大川から60秒の持ち時間が与えられると、ガートできる顔ではなくボディを狙います。なんとか逃げ切った山本曰く「ボディはガードできないからくらうか、逃げるしかない」そうで、森本は「この作戦はよかったね」と誉めます。
すーなかは奥さんとの問題を。「いろんな意味で溜まっています!」という彼に与えられた時間は、15秒。短い時間ながらも確実に当てにくるすーなかの積極的な攻めに、山本は肩で息をしながら「圧力があるんで回って逃げるしかなかった」と訴えつつも、「まだ大丈夫です」と余裕を見せました。
イベントも終わりに差しかかった頃、とろサーモン・久保田が「俺にもやらせろ!」と飛び入り参加。スタート前は勢いと強さを感じたものの、弱々しく腕を振り回したり、バランスを崩したりするヘタレな久保田に全員拍子抜け。あまりに情けない様子に、客席から大きな笑いが起こりました。
「やっぱりレベルが違うな」と感嘆する森本。対して、「私ならどうにかできる!」(秋山)「じゃあ、私も......」(大川)と言い出した2人は暗視カメラを装着して、真っ暗な中で無抵抗な山本を襲うというミニコントを披露。不思議な空気が流れる中、「暗闇で何もできないのだから、もっと練習しておくように」と通達された山本は一言も発さず。微妙な空気が流れる中、イベントはふんわりと幕を閉じたのでした。
【ロバート】【ニブンノゴ!】【怪獣】【とろサーモン】【久保田和靖】【横澤夏子】