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2015年5月11日 (月)

極上漫才の夜

4月30日(木)、東京・ルミネtheよしもとにて『極上漫才の夜』が開催されました。

Mー1グランプリ』『THE MANZAI』の優勝者やファイナリストが多数出演するライブとあって、客席は超満員。立見が出るほどの大盛況の中、極上の漫才が披露されました。

トップバッターは今後、賞レースでの決勝進出が期待されるニューヨーク。若手ランキングシステム『彩~irodori~East』では横澤夏子、ラフレクランとともに「TOP」を務める彼らは、「漫才師になっていなかったら」という題材でネタを。「ゴールデンウィークとかけまして」というところを「ゴールデンウィークと解きまして」と発した嶋佐に、屋敷が「かけろや!」とツッコむと大きな笑いが起こります。
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続いては、昨年の『THE MANZAI2014』ファイナリストの囲碁将棋。心理テストを題材に、得意の野球ネタを盛り込んだ漫才には大盛り上がり。さらに、「カラオケにハマっている」という一言から見せた、ある意味、ゆがみまくっている文田の解釈に、大爆笑。絶妙な掛け合いと構成力で、落ち着いた漫才を見せます。
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今年3月に開催された『第2回ルミネtheよしもと100ステージ争奪!! オールナイトネタトーナメント!!』で優勝し、同劇場100ステージ出演中のとろサーモン。最前列の空いている席をいじりつつ、相変わらず破天荒な久保田。「趣味が欲しい」という切り口からネタを進めていく2人ですが、彼らの漫才はいつもアドリブ満載。大いに湧く客席に、久保田は「今日のお客さんはいい!」と上機嫌です。
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独特な空気を生み出したは、POISON GIRL BAND。2人の滔々としたしゃべくりから繰り出される異空間的な展開に、最初は困惑した様子の観客でしたが、ネタが進むにつれて大きくなる笑い声。後半になって突然、漫談のようにべらべらと独り語りを続けた阿部は、吉田に「え、俺いらないの?(笑)」とツッコまれると、「2人で(これからも)頑張っていきましょう」と笑ったのでした。
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『THE MANZAI2013』王者のウーマンラッシュアワーには、大きな歓声が。出て来て早々、「ベテランもすごい方々が出ていまして、若手も出ている。出番が減るから、(漫才のうまい若手がこれ以上出てくるのは)やめてほしい」とキャラクター通り毒づいた村本は、端から端へと舞台を歩き回りながら大演説。中川は大声を張り上げて、自らを落とし続ける相方へ必死に抵抗していました。
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中盤には、今後の活躍が期待される若手3組が登場。
芸歴1年目の新星・モリナワタは「ボディビルダーがやりたい」という題材で、ネタを。緊張ゆえなのか彼らの個性なのか、無表情のまま朴訥とした口調のしゃべくり漫才を見せます。続くは、男女コンビ・相席スタート。ちょっぴり大人な題材をネタにすることの多い2人らしく、この日も大人な展開で戸惑いとクスクス笑いを起こします(ご来場の大人な男性陣は、大爆笑でした)。見た目にインパクトのある鬼越トマホークは、デブとハゲという容姿をネタにした漫才を。2人の個性的なキャラクターに、観客も興味津々の様子でした。
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後半のトップバッターは、2丁拳銃。「名前を間違われるのは嫌だ」という小堀の主張から、言い間違いやごちゃごちゃになってしまう言葉を並べていくという展開に。後半は得意な歌ネタを盛り込みながら、安定感のある漫才を見せます。
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紅白の着物姿で登場と、迫力満点の東京ダイナマイト。しょっぱな噛んでしまった松田ですが、顔色一つ変えずに乗り切り、笑いを誘います。「干支がわからない」という題材から「大統領の演説はカッコいい」という題材へ移しながら、ゆったりと漫才を進めていく2人。淡々としたやりとりから、多くの笑いを起こします。
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続いては、『Mー1グランプリ』『THE MANZAI』両大会でチャンピオンとなっている実力派・パンクブーブーが登場。まずは「引っ越し」をテーマに動きのある漫才で会場を湧かせると、続く「リストラは大変」というテーマでも、コントを取り入れた漫才をテンポよく見せていきます。
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1人で舞台に現れた中川家・礼二は、「漫才言うてるのにね。ちょっと(剛が)調子崩しまして、僕だけでベラベラと喋ります」と挨拶。「新幹線の移動が多い」というフリから得意な鉄道ものまねを披露すると、ドッと笑い声が。子どもの頃、母親の化粧台の前で「発車進行!」と繰り返していた話、大阪のおばちゃん話などリズム感ある語りで、爆笑を。最後は「一人でも二人でも変わらへんでしょ?」と客席へ話しかけながら「2人でやるときに、また観に来てください」と呼びかけました。
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トリは、『THE MANZAI2014』チャンピオンの博多華丸・大吉。大歓声で迎えられながら、大吉は「スーツの色は気にしないでください。こんなにテカテカしてると思わなかった」と笑わせます。「さっきの礼二くん、すごかったね」と2人で讃えて、ネタへ。華丸の得意なモノマネ、そして「ゆるキャラになりたい」「オーロラビジョンに映りたい」などさまざまな願望について楽しそうに掛け合う姿に、会場は大きな笑いに包まれました。
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