よしもとニュースセンター

５月25日（月）、吉本興業株式会社東京本部にて『吉本新喜劇 小籔座長東京公演2015 開催発表囲み会見』が行なわれ、吉本新喜劇座長の小籔千豊が出席しました。

昨年2014年６月、東京・六本木にある俳優座劇場で初めて開催された同公演。キャパ約300人の会場で行なった７公演全て即日完売となり、大盛況で幕を閉じました。
今年は昨年観られなかったと残念がる多くのお客様の声にお答えして、東京・池袋にあるサンシャイン劇場にて６回公演を開催。１部の新喜劇では「執事小籔は絵になるね」という演目を披露し、２部では日替わりゲストの博多華丸・大吉、矢野・兵動、中川家、千鳥、ピース、平成ノブシコブシをそれぞれ迎えてのトークを繰り広げる予定となっています。

スーツ姿で登場した小籔。2011年に東京所属となって以来、「東京の格式ある劇場で、吉本新喜劇をやらせていただくのが夢だったので、昨年叶ったときは感無量でした」とコメントします。
東京の方々が吉本新喜劇に触れていただく機会を常々作りたいと思っていたそうですが、「会社に"お前みたいな誰も知らんヤツのイベントは観に来ぉへん"と言われていました。最近はありがたいことに露出も増えて来たので、まぁいいかということになったんやと思います」と小籔らしい表現を交えながら話します。
１部の新喜劇については「大阪でやっていたいくつかの作品の中で自信があるものをお届けします。大阪では新ネタをいつもやっているのでたまにおもんないこともあるんですけど（笑）、信頼と実績の商品を持ってきますのでおいしくいただいてもらえるはず」と説明。２部のゲストについては「僕が『すべらない話』でしているような新喜劇の楽屋での話はみんな持っているんですが、僕らだけで話してもお客さんは興味を持たないだろうということで、ゲストのみなさんに花を添えていただこうということになりました」と語りました。

自身の現状を「他の方に比べたらまだまだですけど、自分の人生では今がいちばん売れてまして。テレビやラジオで自他ともに認める活躍しています」と言い切ると、報道陣から笑い声が。「（新喜劇メンバーでは）僕しか知らないという方もいらっしゃると思うんですけど、他にも面白い芸人はたくさんいます」と言いながら、ポスターの顔写真を指して丁寧にメンバーを紹介していきます。
「池乃めだかさんやチャーリー浜さんはもちろんビッグネームですけど、松本真也はこの前『アメトーーク！』にも出ました。宇都宮まきと森田まりこは『こまかすぎて伝わらないモノマネ選手権』に出まして。宇都宮は10本のレギュラーを持つ売れっ子です。酒井藍という女の子は（東京の方は）誰も知らないと思いますけど、大阪で２人で歩いてたら全員が藍ちゃんに声をかけるくらい知名度があります。実は売れっ子がおるんです」（小籔）

稽古状況について、「新喜劇の稽古は前日に本読み２回、立ち稽古１回、舞台稽古１回と通し稽古は４回だけ」と語ると驚く報道陣。小籔は「それが伝統ですよ。僕、１年半ずーっと新喜劇に出続けたことがあるんですけど、ランナーズハイならぬ劇場ズハイっていうんですかね。今日が何曜日かわからんようになって、（四季の移り変わりも）なんか寒なったなくらいしかわからへんときがありました」と笑います。
「嫁も子どもも吉本新喜劇のおかげで飯を食えているし、僕がテレビに出させていただいているのもそのおかげ。死んだレジェンドが雲の上から観たときに"がんばってるな"と思ってもらえるように、少しでも恩返ししないといけないんです」と今後も変わらぬ吉本新喜劇愛を宣言。自らの現状については「ここまで出させてもらえるようになるとは思わなかったし、今日のようにたくさんのカメラに囲まれる状況も予想してなかった」と冷静に話しつつ、昨年、東京公演が実現できたときは「いつ座長を辞めてもいいな」という思いもよぎったそう。「僕より面白い、すっちーっていう座長が出て来たんで、バトンを渡したい。また今度、東京にも連れてきます」と語りました。

「東京でブレイクしてほしい新喜劇メンバーは？」という質問に対して、まずはすっちーの名を挙げた小籔。「座長になりましたし、大阪の劇場も盛り上げて欲しいですね。島田一の介というハゲたオッサンは、死ぬほどブレイクする可能性があると思います。バラエティで熱湯風呂とかさせていただけると面白いんですけどね。酒井藍ちゃんは将来、吉本新喜劇を背負って立つ芸人。朝の連ドラとかもいいんじゃないでしょうか。宇都宮は大阪各局で信頼を集めているので、お天気コーナーでもやらせていただければ。松浦は、ゆずの岩沢さんが大阪でテレビを観ていたときに芸人さんのレベルじゃない！と驚いたそうで。ゴンチチのチチ松村さんにも誉められたらしいです。どこかでバンドのギターが抜けるとかバックバンドがいないというときは、オファーをいただければ。ブレイクして欲しいのは、全員です」と仲間愛に溢れたアピールを続けました。

東西の笑いのツボに関しては「それ、良く違いがあると言われますよね。僕は１年目のときから東京の劇場に出させていただいてますけど、違いはないなとずっと思っていました。違いはテレビで中継してるかしてへんかだけです」と語りつつ、「昨年（の同公演）はシャレにならんくらいウケました」とキッパリ。「（笑い声で）耳がキーンとなるくらいウケましたので、今年は耳栓してやろうかなと思うてます」と強気に語りながらも、昨年はチケットの売れ行きが気になって「社員と肩を寄せ合って震えていた」と告白。「今年はキャパが倍になったので、今から震えています。みなさん、大きく取り上げていただいて震えを止めていただきたい」と呼びかけます。
「今回、お客さんが入らへんかったら僕のせい。売れたって調子に乗ってるなとかボロカス言われるでしょう」と自分自身に毒づきながら、「東京所属になったとき、（今のようにならなければ）大阪へすぐに帰ることもあったでしょう。そうなったら、"帰って来たな、あいつ。ええときだけ東京行って。カス！"と言われるやろうなと震えていた」と当時の心境を吐露。家族を残して東京へ来ているようで、「家族に"東京に引っ越す言うたら、どう？"と訊いたら、子どもが"嫌！"と。嫁も"嫌やなぁ"と言うので。電話しても嫁はんは大人やから相手してくれるんですけど、嫁が子どもに"パパから電話やで。代わる？"と言うても"ええわ"みたいに言われて。"今、妖怪ウォッチ観てるから......"って言われるんですけど、そんなん理由になるかいな！と。そんなことがあったので、家族に電話するのはもうやめました」と自虐的に語り、笑いを誘いました。

「吉本新喜劇なんて、なんのこっちゃわからん劇団やと思います。けど、大阪までなかなか足をお運びいただけない状況ならば我々から出向かせていただきますので、北海道物産的な感じで来ていただければ。面白い若手やベテランを味見しに！　吉本新喜劇に関しては自信があります。５回はニヤッとさせますんで、ぜひ来てください！」と小籔が多くの方々の来場を切望する同公演は、８月18日（火）から22日（土）まで東京・サンシャイン劇場にて開催。皆様のご来場、お待ちしております！

●公演情報
吉本新喜劇 小籔座長東京公演2015
開催日：８月18日（火）～22日（土）
出演：小籔千豊、島田一の介、清水けんじ、今別府直之、大島和久、太田芳伸、佐藤太一郎、
　　　松浦真也、清水啓之、いちじまだいき、宮崎高章、若井みどり、浅香あき恵、
　　　楠本見江子、高橋靖子、宇都宮まき、森田まりこ、井上安世、酒井藍、服部ひで子
　　　※宇都宮は、22日１回目公演は休み
日替わりゲスト：矢野・兵動（18日）、平成ノブシコブシ（19日）、博多華丸・大吉（20日）
　　　　　　　　ピース（21日）、中川家（22日１回目）、千鳥（22日２回目）
場所：サンシャイン劇場
チケット料金：大人＝前売5000円／当日5500円、中人＝前売3000円／当日3500円
※大人＝高校生以上、中人＝５歳～中学生。５歳以上は有料。４歳以下は膝上のみ無料
チケットよしもと、チケットぴあ、ローソンチケットにて発売！
チケットのお問い合わせ：0570-550-100（問い合わせは10時～19時まで）

特設ページ：http://www.yoshimoto.co.jp/shinkigeki/koyabu/

【小籔千豊】