ハルダンゲルヴァイオリニストの山瀬理桜が、ニューアルバム『フィヨルドの愛の唄』リリース記念ミニコンサートを開催!
5月20日(水)、東京・山野楽器 銀座本店 イベントスペース JamSpotにて、よしもと所属のハルダンゲルヴァイオリニストの山瀬理桜による『「フィヨルドの愛の唄」発売記念ミニコンサート&サイン会』が開催されました。
ノルウェーの民族楽器「ハルダンゲルヴァイオリン」の日本第一人者である山瀬。デビュー10周年を記念してリリースした3枚目のアルバム『フィヨルドの愛の唄』には、オリジナル同名曲を始め、ハルダンゲルヴァイオリン界の巨匠であるクヌート・ハムレ氏との共演曲や東京・三鷹の森ジブリ美術館でしか観ることのできない宮崎駿監督短編アニメ『水グモもんもん』で使用された「恋のはなびら」などが収録された注目の1枚となっています。
満員のお客様が待つ中、客席後方から「クラップダンス」を演奏しながら登場した山瀬。「平日でありながら、多くのお客様にお集りいただき、本当にありがとうございます」とお礼を述べつつ、「4月22日でメジャーデビューして11年目に入りました。その初日にこのアルバムが発売され、非常に幸せなアーティストだなと思っています。応援いただいた皆様に感謝を申し上げます」と頭を下げました。
ダンサーを迎えて「ノルウェーダンス」という曲を披露する際には、ノルウェーの音楽には打楽器がないそうで「足のリズムや手拍子で、リズムを取ります」と説明。曲中には、客席からの手拍子が響きます。現地では冠婚葬祭時に使用されるというハルゲンダル・ヴァイオリン。「結婚式になくてはならない音楽で、みんなでフォークダンスを踊りながら楽しい時間を過ごすんですよ」と笑顔で伝えます。
続いて披露した「ハリング」は、ノルウェーの著名な芸術家であるグリーグの楽曲。「ヘンリック・イプセンが書いた戯曲『ペール・ギュント』のために作曲したもので、「ムンクがポスターの絵を描いたそうです」などの知識も盛り込みます。情景の伝わる詳細な説明とともに音楽を楽しめるのが嬉しいミニコンサート。お客様は演奏する様をじーっと見つめたり、ときにはリズムを取ったりとみなさん、思い思いに楽しんでいました。
「ふるさと」「カナリヤ」披露後は、舞台に腰掛けてチューニングの様子を披露。「私は早いほうなんですよ。チューニングで雰囲気が変わるのも、ハルダンゲルヴァイオリンの醍醐味なんですよ」と語る山瀬。非常に珍しいハルダンゲル・ヴァイオリンを身近に感じていただくため、客席に降りて近くで演奏姿を披露する様に、お客様も興味津々でした。
その後、「ラインレンデル」「鐘」と弾き続け、同アルバムにも収録されている山瀬が音楽監督を担当した短編アニメ『水グモもんもん』から「恋のはなびら」を披露。最後はダンサーの2人も登場し、「またね」という楽曲でコンサートを締めくくりました。
コンサート終了後は、サイン会を開催。笑顔で話しかけてくれるお客様ひとり一人と接する山瀬。つかの間のふれあいを大いに楽しんでいました。
●CD情報
フィヨルドの愛の唄
商品番号:VICC-60925
価格:3000円(税抜)
収録内容
フィヨルドの愛の唄(山瀬理桜)/宮崎駿監督短編アニメ『水グモもんもん』~"恋のはなびら"(山瀬理桜)/サンキュー・フォー・ザ・ミュージック(ABBA)/ウエディングマーチ(ノルウェー民謡)/鐘(ノルウェー民謡)/春よ、来い(松任谷由実)/クラップダンス(ノルウェー&スウェーデン民謡)/ハリング~音楽劇『ペール・ギュント』より(E.グリーグ)/フィヨルドの風(山瀬理桜)/コングストゥーネン(ノルウェー民謡)/映画『青木ヶ原』テーマ曲(寺嶋民哉)/またね(北欧民謡)
●今後のコンサート情報
『フィヨルドの愛の唄』ティータイムコンサート
日時:6月3日(水)
場所:大阪府・帝国ホテル大阪 4階チャペル
山瀬理桜『北欧音楽と文化』講演会
日時:6月13日(土)
場所:鳥取県・鳥取ガス ショウルーム サルーテ
第8回水無月チャリティーイベント「ハルゲンダルヴァイオリンコンサート」
日時:6月26日(金)
場所:愛知県・ウエスティンキャッスル名古屋
山瀬理桜ハルダンゲルヴァイオリンコンサート
日時:7月18日(土)
場所:鳥取県・とりぎん文化会館 小ホール
山瀬理桜 北欧クリスマス2015コンサート
日時:11月2日(月)
場所:佐賀県・浪漫座
日時:11月30日(月)
場所:東京都・銀座ヤマハホール
日時:12月13日(日)
場所:愛知県・豊川市小坂井文化会館(フロイデンホール)
日時:12月17日(木)
場所:兵庫県・西宮市プレラホール
コンサートのお問い合わせ:リオンミュージック 03-5428-3566