二代目・三波伸介さん率いるトリオ「まんてんトリオ」が『キングオブコント2015』に参戦表明!
7月6日(月)、千葉県・よしもと幕張イオンモール劇場にて、二代目・三波伸介さん率いる「まんてんトリオ」が『キングオブコント2015』参戦についての囲み取材を行いました。
2009年12月8日、父親である初代・三波伸介さんの祥月命日に、二代目を就任。喜劇専門劇団「萬天舘」の座長としても活動しながら、2012年6月に「てんぷくトリオ」を結成した三波さん。
「メンバーを紹介します」と挨拶して、まずは現役プロレスラーのシラノさんをPR。タイガー・ジェット・シンさんとの対戦経験もあるらしいのですが、「プロレスをやっている場合じゃないよ」と誘ってトリオに加入させたと言い、シラノさんは「ちょっとだけと言ってたんだけど、ここまで来てしまった」と語ります。
謎の美女・オケイさんはヘアメイクアーティスト。別の人が入っていたそうですが、「その人がミュージカルダンサーだったので、長期公演に入ってしまって(トリオに)参加できなくなった。そこでネタを覚えているのは、この女だけだったので入ってもらいました」と、今回を以て正式メンバーとなったことを発表。すると、派手なことが苦手だというオケイさんはから耳打ちされた南さんは「私は最初から(トリオに)付いてたから、初代メンバーですって言ってます」と代弁しました。
賞レースに参戦するのは、今回が初めて。「親父が亡くなって3年。夢枕に立ちまして......って言ったら面白いかなと思ったんですけど」と冗談を言いながら、「"キングオブコント"(という言葉の響き)は、昭和最後の喜劇王と言われた親父を思い出して。それに、(この大会自体)高校球児を観て感動するような気分になります。(同大会に挑戦する)みなさんの頑張りに心を焚き付けられて、私が"やってみたいな"とつぶやいたところ、この2人に"やろう、やろう! チャレンジしよう!"と言われたので、挑戦することにしました」と参戦の経緯を語ります。
3人でのネタを少しだけ披露したのち、「我々の芸は目新しいことはまったくない。浅草オペラが基点となっている伝統芸能です」とアピールしました。
今大会での目標を訊かれ、最初は「1回戦突破」と告げた三波さんですが、初代と「てんぷくトリオ」を組んでいた伊東四朗さんから直筆で届いたメッセージがサプライズで読み上げられると、仰天。「てんぷくトリオ絶頂期と同じ年令だなぁ。この際並べ! いや越えて見ろ! その時私は泣く!」という言葉に、「泣く!とは出来が悪くてでしょうか?」ととぼけながらも「伊東さん、尊敬しております。これは1回戦突破とはいかなくなってきましたね。目標は"優勝"と、控えめにそうさせていただきます」と意気込みました。
『キングオブコント2015』1回戦は同日、同会場よりスタート。MCを務める大西ライオンは登場早々、美しい声色を響かせて噛み倒しながら大会の主旨を説明します。「またネタ時間を過ぎても、ご心配なく!」と言った瞬間、「ここ、心配ないさー! 言うべきでしたね。でも、ご心配なく、ともう言ってしまったので......」と説明すると、客席からは和やかな笑いが起こりました。
昨年はシソンヌ優勝で幕を閉じた同大会。8代目チャンピオンは誰の手に輝くのでしょうか? 今後の予選をぜひともチェックしてください!