SALTY's 1st LIVE~塩顔たちは集うことにした〜
7月1日(水)、東京・ヨシモト∞ホールにて『SALTY's 1st LIVE~塩顔たちは集うことにした〜』が開催されました。
東京よしもとの若手ランキングシステム『彩〜irodori〜East』に参戦している700組以上の芸人の中から、話題の"塩顔男子"な5人の芸人が集結した今回のライブ。何が起こるのか、全貌が明らかにされないまま迎えた当日、会場は立見のお客様もいるほどの満員です。
登場したSALTY'sは早速、オリジナルソング「ソルティードック」を熱唱。楽器の演奏もしているのかと目をこらしてみていると......激しいパフォーマンスを繰り返していたギタリストのギターが壊れるというハプニングが! も、おかしなメイクを施しているサクソフォニストは大学で学んだ技術を惜しげもなく披露すると、観客からはものすごい歓声が挙がりました。
演奏後は自己紹介を。ボーカルの塩村(テゴネハンバーグ・松村)、ギターの塩澤(ピスタチオ・小澤)、ベースの塩野(アルドルフ・小野)、キーボードの塩添(相席スタート・山添)、サックスの塩チョ(西村ヒロチョ)と自らを名乗り、5人組のエアバンドだと説明します。
著名なエアバンドに影響を受けているのか、一人だけ、なぜか白塗りの塩チョ。塩ギツネというコンセプトだそうですが、当初はマンドリルの予定だったんだとか。塩顔ではないという理由からマスクをかぶるという話もありつつもサックスやフルートを演奏するため、メイクすることに。「しばらく考えたんだけど、なぜマンドリル?と思った」と言う塩チョに、塩村は「動物でいちばん塩顔だから」と説明しました。
ここで"レジェンド・オブ・ソルティー"として、NON STYLE・石田が呼び込まれます。
一礼して迎えるメンバーに、戸惑いに満ちた表情で手をひらひらと振った石田は「のっけから言うのはなんなんですけど、苦手なタイプのライブ!!」と吐露。レジェントと呼ばれたことに対して「俺は塩っていうても岩っぽい。岩塩やから」と訂正しつつ、楽曲は「すごくいい」と誉めます。
塩村から以前、このイベントへのオファーを受けたそうですが、「根本から、まず聞きますね。何がしたいんですか?」とメンバーに質問。塩添から「石田さんにはリコーダーとして入ってもらう案も出ていた」と説明されて、SALTY'sの決めポーズを一緒にやってみるも、「俺、めっちゃキライやん!」と発言します。
しかし、戸惑いながらもそれぞれに的確且つ丁寧な感想を伝える石田。「塩チョやっけ? エアなのに吹いたらあかんやん!」と言えば、塩村は「塩チョはがっつり吹いてます。エア=息でもあるので」と説明。「石田さん、一人ひとりのことをしっかり観てくれている。今後、プロデューサーに!」と塩澤が提案すると、客席から賛同する大きな拍手が起こるも「勘弁して。(Day of the legendとしてアーティスト活動をしている相方の)井上に憧れてるみたいになるやんか」と断固拒否していました。
その後は"レジェンド・オブ・ソルティー"の石田に聞きたいことをぶつける面々。MCも石田に任せます。
SALTY'sの今後の目標として、武道館でのライブを挙げる塩添。「普通のイベントならルミネ(theよしもと)を目指すんでしょうけど、僕らは目の前のSHIBUYA CLUB QUATTROを目指してます」と真剣な表情で話す塩村に、石田は「リアルなことを言うたらライブ活動は知れているというか。だから、PVを撮ってしまえばいいんですよ」とアドバイス。「PVみたいなのがあったら、めちゃくちゃ宣伝してくれはりますか?」と詰め寄る塩村に、「そりゃあしますよ」と快諾します。
「真っ白い衣装の替えは何着持っている?」という質問に「俺はほぼ毎日着てるから、上だけで20着、下だけで10着かな。その中でもルミネ用、営業用、大会用と分けている。古びてきたら、もう1着揃えればいいんちゃう?」と返答。「お酒が好きな石田さんが、人生史上いちばん美味しかったお酒はどんな状態で呑んだか?」という問いかけには、「やっぱり誰かと一緒に(イベントやネタを)つくるという苦楽をともにして呑みたい。やから、6割うまくいって、2割反省、3割完全にミスして"なんでこんなことやってしまったんや"くらいの割合の打ち上げが、いちばんうまい。大成功したときはただただ浮かれてるけど、どうせ呑むなら実のある時間やと思いたい!」と語ると、メンバーは感心しきりでした。
また、「井上さんは何顔?」という問いに「えー......なんか......パクチー?」と答えると、会場大爆笑。「遊びやご飯に誘いやすい後輩は?」という質問には、「そうねぇ、(楽屋とかに)残ってくれてたら誘いやすい。あと、"今日このあと仕事ですか?"とか聞いてくれたら」と後輩からのお誘いを待っていることを告げると、「バンザーイ! 先輩すぎて、気楽にいっていいのかわからなかったんです」(塩添)とメンバー全員、大喜びでした。
その後は、「これからの野望」についてもトーク。芸人らしい、ある意味ストイックな野望を含め、様々な質問を受け止めてくれた石田に、「勉強になりました」(塩村)と感謝するSALTY'sでした。
最後に、オリジナルソング「好奇心の病」を披露。その後、スクリーンから流れた「ソルティードック』のPVには大きな歓声と拍手が起こりました。
イベント終了後、ロビーでお客様をお見送りするSALTY's。"塩"対応で無表情もしくは微笑を浮かべながら「ありがとう」「また来てな」を繰り返すメンバーを、お客様は遠巻きに見つめながら会場をあとにしていました。
PVの公開や次回の活動についてなどは今のところ未定ですが、現在「ケータイよしもと」では特集企画を配信中。塩顔ユニット・SALTY'sが今後どんな活動をしていくのか? ぜひとも注目してください!
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