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2015年7月21日 (火)

月亭方正 独演会 全国武者修行 in 沖縄

7月19日(日)、よしもと沖縄花月で『月亭方正 独演会 全国武者修行 in 沖縄』が行われました。沖縄での約1年半ぶりとなる独演会には、老若男女幅広い層の観客が集まり沖縄ではあまり聞くことのできない落語を堪能する一夜となりました。

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前説で登場したのは、よしもと沖縄の芸人・ありんくりん。「はいさーい」と元気に登場した彼らは、沖縄の方言を用いた声出しやカチャーシー(沖縄の手踊り)を取り入れた前説を披露し、会場の雰囲気を和ませます。

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前説を担当した、ありんくりん の比嘉 竜太(写真奥)と伊保 クリス



観客全員で「スタート」とコールすると、囃子と観客の割れんばかりの拍手の中、月亭方正が登場。方正は、開口一番「うれしいですね。このよしもと沖縄花月で落語をやることが小さい頃からの夢でした」とボケると会場全体が笑いに包まれました。さらに物販で販売している自身の本が1冊しか売れていないことに触れ、「よしもと沖縄花月は特別な劇場になっているらしいです。本や手ぬぐいを買わないとここから出られないんですよ」とポツリ。観客へ一生懸命に物販の購入を勧めていました。

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ダイエットや自身の子ども、大阪の面白い所や言葉の荒さについての小話を披露すると、1席目の落語「手水(ちょうず)廻し」を口演。
「手水廻し」とは、朝に顔を洗うための道具をくださいとお願いする時に使う大阪の言葉。とある旅館に泊まりに来た客が発した「手水」という言葉を女中が間違えるところから始まる古典落語です。「手水」を「長頭」と勘違いし、隣町に住む長頭の男がグルグルと頭を回してしまうシーンのオーバーな動作に会場は爆笑の渦に包まれ、オチに進むにつれて勢いを増していく役の掛け合いでさらに観客を魅了しました。

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1席目が終わると再びありんくりんが登場し、高座の前で「タクシー運転手」と「アイドルオーディション」の漫才を披露しました。沖縄のローカルネタと方言を散りばめた漫才に、会場は終始笑い声が溢れていました。

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中入り後再び登場した方正は、「中入りの間に本が2冊売れました」と報告。すると、観客の一人からいきなりサインを求められるという予想外の出来事が発生。方正と観客のやり取りに会場中和やかな雰囲気に包まれました。自身の妻の天然エピソードから始まった2席目で披露したのは「井戸の茶碗」。「井戸の茶碗」とは、紙屑屋の清兵衛と老人の千代田卜斎、武士の高木佐久衛門の3人が織りなす人情噺。登場人物が全員正直者で意地の張り合いをするコミカルな噺を披露し、約50分という長い時間観客を楽しませました。

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終演後、会場の外では本やグッズにサインを求める観客が長蛇の列を作り、最後までにぎやかで笑いの絶えない独演会となりました。

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