「すべては千葉雄大の笑顔のため」!? 映画『Mr.マックスマン』スペシャルトークショー
8月12日(水)、東京・六本木ヒルズアリーナにて、映画『Mr.マックスマン』のスペシャルトークショーが行われ、キャストの千葉雄大さん、山本美月さん、永瀬匡さん、久保田悠来さん、青木玄徳さん、丸山敦史さん、なだぎ武が登壇しました。
テレビ朝日と吉本興業が共同制作した本作は、第7回沖縄国際映画祭の「TV DIRECTOR'S MOVIE」部門で上映された特撮ヒーローアクション。ひょんなことから不思議な力を手にしたテレビ局アナウンサー・谷口正義が、正義のヒーロー「Mr.マックスマン」に変身し、さまざまな事件を解決していくという、新・ヒーローの恋と家族の物語です。
まずは映画の予告編が上映され、変身シーンで笑いが起こったり、いろんなキャストのみなさんが映るたびに歓声があがったりと、さっそく盛り上がりをみせる場内。
その後キャストのみなさんが登場。谷口正義役を演じた主演の千葉さんは「中学生のとき、卒業アルバムの『なりたい職業』という欄にアナウンサーって書いたので、今回アナウンサー役を演じられて嬉しかった」と明かします。谷口の幼なじみで、報道記者役の山本さんは「与党とか野党とか、普段使わない言葉が多くて一苦労でした」と笑顔で振り返りながら、2度目の共演となった千葉さんについて、「まったりとしているというか、居心地のいい感じです」と話すと、千葉さんは「よく言われるんですよね。癒し系とかマイナスイオン出てそうとか......」と、どこか自虐気味に(?)話し、笑いを誘っていました。
千葉さんと同じくアナウンサー役の永瀬さんが「僕は小学生のときに『なりたい職業』欄に"海賊"って書いて、先生に怒られてプロ野球選手って書き直しました」と笑わせると、久保田さんも今回の役どころである報道番組のディレクター役について「今後の再就職に役立つなと思いました。履歴書に書けることが1つ増えました」と話し、こちらも負けじと場内を沸かせていました。AD役を演じた青木さんが「現場ではアドリブを要求されることが多かった」と振り返ると、千葉さんが「久保田さんが超適当なことばっかり言って。ホントにヤメてほしい(笑)」と暴露しますが、アドリブで結構笑わせようとしていたらしい久保田さん本人は涼しい顔で、「千葉くんの笑顔が見たかったんで」とさらりと受け流し、またもや場内を沸かせていました。唯一の敵役(?)政治家の秘書役の丸山さんは「僕だけ完全アウェイです(笑)」と言いながらも、メガネで見た目から"ザ・悪"な役作りをしようと努力したことを明かします。
ヒーローマニアの喫茶店店主を演じたなだぎは、開口一番「今日は私のためにありがとうございました!」と挨拶し、会場を沸かせたあと、今だから話せる話として「僕の役は、本当は別の方が演じられる予定だったんです。それが、撮影日の前日の夜に突然『あした、空いてますか?』とマネージャーから連絡があって。台本もなく、まったくどういう役かもわからないまま現場に行って演じたんです」という驚きのエピソードを披露。千葉さんが「いざ撮影に入ると、セリフがたくさんあるのにミスもせず演じられていて、すごいなと思いました」と称賛すると、なだぎは「セリフ覚えて、(頭が)パンパンだったのに、千葉くんが結構アドリブ入れてくるんですよ!」と笑わせ、「余裕はなかったけど、アドリブにはアドリブで返したいなと思ってがんばりました。やっぱり、千葉くんの笑顔が見たいから」と先ほどの久保田さんのフレーズをかぶせます。するとさらに久保田さんが「すべては千葉雄大の笑顔のために、ということで」と断言したため、場内は大爆笑でした。
この日のMCはテレビ朝日アナウンサー・加藤泰平さんだったのですが、実は彼がこの映画の主人公・谷口正義のモデルだそうで、ご本人も「ついさっき、プロデューサーの方にそう言われてビックリしました」と驚きを隠せないようすでした。谷口は"いつも失敗ばかりで恋も仕事も空回りなアナウンサー"という役どころなのですが、加藤さんがモデルだと知った千葉さんに「今日の司会で、(オープニングの大事なところで)噛んじゃったり、(進行用の大事な)紙を落としたりしているのを見て、『こういうところかな?』ってちょっと思いました(笑)」と言われ、ご本人は恐縮しきり......なんていう一幕も。
トークショーも終盤にさしかかり、「ではそろそろ......」と締めの挨拶に入ろうとしたそのとき、「待て待て~!」と突然イベントを壊そうとする"ワックスマン"と名乗る悪役軍団が乱入! 「いいかおまえら! これからこのステージは我々が支配する!」と叫び、キャストに襲いかかるかと思いきや、なぜかショートコントを繰り広げるワックスマン。ただ、このままではイベント存続の危機! というわけで、急きょ千葉さんがマックスマンに変身し、ワックスマンと戦うことに! このシーンは特に、観に来ていた子どもたちが興奮するシーンとなったようです。
無事ワックスマンたちが制圧され、キャストやマックスマンが改めて勢揃いしたところで、マックスマンと千葉さんが並んで立っていることに疑問を抱いた加藤アナが「これはどういうことですか?」とたずねると、「説明が難しいんですが......、変身前の僕と変身後の僕です」とあっさり話す千葉さん。おそらく千葉さんがゴセイレッドを演じていた『天装戦隊ゴセイジャー』時代ではありえなかったであろうゆるい設定(?)に、思わず場内に笑いが起こっていました。
●映画情報
『Mr.マックスマン』
10月17日(土)全国公開
公式HP: mr-maxman.com
©2015『Mr.マックスマン』製作委員会
【なだぎ武】