よしもとニュースセンター : おかずクラブ第二回単独ライブ『もうどうにもとまらない』

８月４日（火）、東京・ヨシモト∞ホールにて『おかずクラブ第二回単独ライブ「もうどうにもとまらない」』が開催されました。

今年の初めに出演した『ぐるナイ大晦日恒例！　おもしろ荘　若手にチャンスと愛を...誰か売れて頂戴SP』（日本テレビ系）で優勝したことをきっかけに、メディアで話題となっている女性コンビ・おかずクラブ。熱の籠った演技力が以前から注目されていた彼女達は、ゆいＰが現在放送中のテレビドラマ『ブスと野獣』（フジテレビ系）で俳優・矢本悠馬さんとダブル主演を務める（！）など、バラエティのみならず、ドラマでも活躍。まさに大ブレイク中です！
昨年2014年７月24日（木）に初単独ライブ『おかずクラブは今夜もあなたのおかずです』から、約１年。すっかり人気者となった彼女たちの２度目の単独とあって、会場は立見がたくさん出るほどの超満員！　期待と熱気が充満するなか、流れるのはテレビアニメ『マーマレード・ボーイ』の主題歌......。

２人がパロディする『マーマレード・ボーイ』オープニング映像が映し出されると、早くも笑いの渦と化します。最初のコント「ゲリラ豪雨」は、そんなアニメの設定さながらの展開に。姉・みさきと弟・のりおは実は血のつながっていない兄弟。ゲリラ豪雨が起こったある日、２人の気持ちがついに......！
少女時代、胸をときめせていたアニメや漫画の世界観。なのに、なぜか２人が演じれば、さらに芝居が熱が帯びるにつれて、どんどん笑い声は大きくなっていきます。

続くコント「モンスター・ペアレント」は、その名の通り、運動会のリレーに理不尽なクレームをつける母親を題材にしたもの。鬼気迫る演技を見せるゆいＰの傍らで、表情なく母の言うことを繰り返す娘・マリアを演じるオカリナ。相対する２人の凄みが狂気をはらんで、笑いへと変わっていきます。
３本目のコントは、彼女達の代表的なコント「エリカとすみれ」の最新作「山登り篇」。おなじみの格好へ山登りへと繰り出した２人。ほかの登山客との交流を楽しみながら、頂上を目指していたのですが、ある地点で周囲の異変にエリカが気付いて......。これまた、おなじみとなったすみれの台詞「これがお前のやり方かぁーーー!!!」は、この日もとんでもない迫力。ゆいＰの絶叫に、客席は各種喝采です。

４本目のコント「女刑務所」は、収容されていた１人の女（ゆいＰ）の元へ、新しく女（オカリナ）が収監されたところから物語は展開。最初は険悪な２人ですが......。また５本目のコント「蚊」で２人が演じたのは、蚊の夫婦。働かないダメ夫と甲斐甲斐しい妻。妻のある変化によって、２人にとんでもないハプニングが。さらに、オカリナがまさかの行動に出ると、会場は爆笑です。
最後のコント「MAD MAX」は、あの大人気映画のパロディ！　もちろん本家のような迫力はないものの、ハイテンションコントをやりきる様はバカバカしくもあり（もちろん誉めています！）、勢いのある彼女達らしくもあり、とにかく圧倒されます。

昨年11月５日（火）に同劇場で行なわれた『実録！芸人奮闘ドキュメント徳井と綾部の漂流日記』（http://news.yoshimoto.co.jp/2014/11/entry34702.php）にゲスト出演した際、平成ノブシコブシ・徳井から「２人は突進型のボケ」と評されたように、今注目を集めている彼女達らしい勢いのあるボケが盛り込まれたコントばかり。さらに幕間には、コントの感想を語りながら楽しく着替えをする２人の元に、安部総理（ビスケッティ・佐竹）などの有名人が続々と押し寄せる映像も流されました。

最後は今年の話題作『ビリギャル』になぞられて、絶対的に無理な状況からTGC（東京ガールズコレクション）へ出演する女の子のパロディ映像が。その後、セクシー（？）な衣装をまとったゆいＰとオカリナが登場し、ランウェイさながらに盛り上げました。

大きな大きな拍手で迎えられたエンディング。２人は満面の笑みを浮かべながら、客席へ何度も何度もお辞儀します。
「もうお腹いっぱいだと思われている方もいるかもしれませんけど」と言いながら、最前列に座っていた男性のお客様に食いつくゆいＰ。自分とオカリナを指して「どっち目当てですか？」と訊くも、２人連続で「オカリナ」と答えられて「えぇーー!!」と絶叫。オカリナに「そういうときもあるんだよ」となだめられるも納得がいかないようで、もう１人のお客様にも質問。ようやく、自分の名前を挙げられたようで、ホッとした表情を浮かべます。

「私たち、『～おもしろ荘』に出させていただいてから、１ヵ月で42～43本の番組に出させていただきました。本当にみなさんのおかげです。ありがとうございます！」（ゆいＰ）と感謝すると、さらに大きな拍手が。「また単独やりたいね！」と笑顔で頷き合ったオカリナとゆいＰでした。