コンビ結成秘話も飛び出した「夏休みSP!夜更かしピスタチオ寄席」
8月14日(金)、よしもと沖縄花月にてピスタチオのソロライブ「夏休みSP!夜更かしピスタチオ寄席」が開催されました。
会場は、子供連れや観光客が多く、静岡や東京など遠方から足を運ぶ観客の姿も見受けられます。そんな中、トレードマークのベストに身を包んだピスタチオが登場すると、大きな拍手と子供たちの歓声が沸き起こりました。
伊地知大樹が「みなさまが呼ぶ声が聞こえたので、沖縄にやってまいりました。本日はわれわれの美しさだけでも覚えて帰ってください」とあいさつ。ピスタチオ自ら、ピスタチオファンのことを"ピスタチアン"と呼んでいるらしいが、そんなピスタチアンと一緒に伊地知パートと小澤パートに分かれて、ピスタチオのネタを全員で行うことに。「ポイントは恥じらいを捨てること!」とアドバイスを受けて、全員で白目をむきながら楽しくネタを披露。会場が一体となって息の合ったネタに伊地知も思わず「沖縄ピスタチアン、最高!」と叫んでいました。
コント「壁ドン」では、さまざまなタイプの壁ドンネタを披露。男らしさやカッコ良さから少しピントがずれた返しが連発し、最終的には小澤慎一朗のファッションや顔の気持ち悪さが目立つ羽目に。「不動産屋」コントでは、部屋を探しに不動産を訪れた小澤に対し、面倒くさいとブツブツつぶやく店主役・伊地知との攻防戦が繰り広げられました。そのほか、ホームルームネタや水泳大会、野球、海水浴などのショートコントで会場は終始笑いに包まれていました。
コントやトークの合間には、会場の両端のモニターにコントが映し出されます。ゲーム音楽に合わせて、原宿などを歩く様子や心霊写真と称して、仏像や家系図に紛れ込むピスタチオに会場は大爆笑。映像からピスタチオを見つけると、会場からは「いたいた!」と喜びにはしゃぐ声が飛び交いました。
客席とのトークコーナーでは、ピスタチオモードをオフといことで「オフタチオ」に変わり、独特な喋り方から普通の喋り方に戻ります。相方と一問一答ということでさまざまな質問に2人が答えていくことに。最初は「相方に生まれ変わったら?」という質問。小澤は、伊地知が以前、歌舞伎町でナンバー1ホストだったという経歴から「女性と遊びまくり、喧嘩してみたい」と願望を。女性と遊びまくりたいという小澤に伊地知は、「こんな(ブサイクな)小澤でもファンはたくさんいる。フラれてもいいから、まず外に出れば、運命の人と出会ってモテるようになる!!」と名言を。ビシッと決まった名言に会場からは拍手と歓声が沸き起こりました。
「相方に感謝していること」という質問では、小澤が「嫌だ恥ずかしい」と言いながらペンを進め、書いた答えは「コンビ組んでくれてありがとう」。もともとピンで活動していた伊地知とコンビを解散したばかりの小澤。毎月1回開催される舞台で、伊地知は常に上位だったといいます。そんな伊地知と小澤が一緒にコンビとして活動する約束をして1年後、伊地知が舞台で1位を獲得。ピンであれば次の(売れる)段階に進めるので、コンビ結成は不可能だと思った小澤に「お前と一緒にやることに決めたから、また来月から頑張ろうや」と伊地知が連絡してきたという。ピスタチオの感動的なコンビ結成秘話に会場からは温かい拍手が沸き起こりました。
一方の伊地知は「生まれてきてくれてありがとう」という言葉が。小澤がギリギリアウトなビジュアルで生まれてきたおかげで、ピスタチオが結成できたと締めくくりました。
舞台が終わると、最後に「お子様写真撮影会」を開催。白目になったり、握手したり、子供を抱っこしたり、いろんな表情を見せる2人に子供たちも大喜びの一夜でした。
【ピスタチオ】