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2015年8月21日 (金)

竹野内豊のサプライズ登場で場内は大歓声! 映画『at Home アットホーム』千原せいじ×村本大輔トークイベント付き試写会

8月20日(木)、東京・秋葉原UDXシアターにて、映画『at Home アットホーム』のトークイベント付き試写会が行われ、千原兄弟・千原せいじ、ウーマンラッシュアワー・村本大輔が登壇しました。

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8月22日に公開される映画『at Home アットホーム』は、本多孝好の同名小説が原作。一見どこにでもいる、幸せそうに見える家族でありながら、実は血のつながりのない犯罪者たちによる疑似家族の奇妙な絆が描かれた作品です。

まずはMCのあべこうじが挨拶し、本イベントの趣旨を説明したあと、せいじ、村本が登場。まずはせいじさんから一言、と言われ、「え~、気持ちを込めて、いい作品が作れたと思います」とカッコつけた感じで言い放ち、あべに「役者の感じで言うの、やめてもらえます?」とやんわりダメ出しされると「よくこんなん言うてはるやん」と開き直るせいじ。村本は「今回この映画に出させていただいて、こんな面白い人たちがいるんや、という人に巡り会いました。竹野内さんと松雪さん......という人たちがすごいらしくてね、これから伸びていくと思うんで、ぜひ応援してあげてください」と、ワケのわからない挨拶をしたため、せいじに「おい! おまえ何言うてんねん」と呆れられます。

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その直後、せいじが突然、「あっ! あかんで自分。このご時世に、完全にマルボロのデザインをパクってるやん!」と村本のシャツのロゴにツッコミを入れます。村本が「そんなん言うたらシャツのメーカーさんに迷惑がかかってしまいますから......」とあたふたしている間に、また別のことを思い出したせいじが「あっ!」と声を上げ、「おいおまえ、現場で先輩に恥をかかすなよ!」とキレはじめます。「おまえ、現場で松雪さんナンパしてたやろ! 『飯行こう』ってしつこく誘ったらしいやん。オレ『お兄ちゃん、どうしましょう?』って相談されたんやで」と発言。これには村本も「えっ!? 相談されたんですか!?」とかなり驚いたようすでしたが、「オープニングからネットニュースになるようなこと何本も放り込むのやめてもらっていいですか?」と困惑顔を見せていました。

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ふたりとも映画では"怖い人"を演じているという話になると、せいじが「結果、評判ええよ」と自慢げに語り、これから本編を見るというお客さんに、「このあと見たら、『ああ、上手やわぁ~』ってなると思うよ」と自信満々のようす。実際には「自分はあんなんじゃないと思う」と、あくまでも演技であることを強調します。

一方村本も「僕の演技、せいじさんより評判いいらしいですよ」と対抗したため、「そんなことないよ!」とせいじが反論します。しばらく「オレの方がすごい」という小学生のような言い合いが続いたあと、しびれを切らしたあべが「僕が観た感じでは、本当の猟奇的な感じがリアルだったのはせいじさんかな」とまとめると、村本が「種類が違いますよね。僕は演技力で勝負してるけど、せいじさんはほとんど地でやってるから」と負け惜しみ(?)のコメントを発していました。

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村本は撮影中、竹野内さんがケータリングを用意してくれて、しかもわざわざ村本の楽屋まで「食べてくださいね」と言いにきてくれたことや、子役の池田優斗くんの誕生日に、優斗くんの両親役の竹野内さんと松雪さんが「パパとママからだよ」とサプライズでプレゼントをあげていたエピソードを話すなど、タイトル通り"アットホーム"な現場であったことを明かしていました。それを聞いたせいじは「へ~、しゃべることいっぱいあってええな」とどこかさみしげに話し、「オレ(竹野内さんや松雪さんと撮影で)絡んでへんから...そんなんなんか、ええなぁ」とまるで石ころを蹴るかのような動作をして、さみしさを表現します(笑)。

と、ここでスペシャルゲストとして主演の竹野内豊さんが客席後方からサプライズ登場! 何も知らされていなかった客席からは大歓声があがります。あまりの歓声に、村本も思わず「僕らの前説感、ハンパないじゃないですか」と漏らすほど。

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その竹野内さんに「僕の演技どうでしたか? 僕とこの小手先ゴリラ(=せいじのこと)と、どっちの演技がよかったですか?」と迫る村本に対し、村本の演技を「初めてとは思えない。不気味でしたよね。ホントに何を考えてるかわからない」としつつも、「タイプが違うから難しいですけど、どちらかというと千原さんの方が......」と控えめに答える竹野内さん。続けて「まぁ、このあいだ、ストーカーをやられてるっていってたんで......」と、まるで村本の方がストーカーをしていたかのように竹野内さんがボケると、「違います! あれは僕がストーカーされてたんです!」と村本が慌てて否定し、会場は大爆笑となりました。

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すかさずその話題に食いついたせいじが「おれ、アフリカにおったからようわからんねんけど、なんでストーカーされてイヤなん?」と、せいじならではの角度から疑問をぶつけます。その疑問に「なんでアフリカにおってん!」とブツブツ言いながらも、「ちょっと変わってらっしゃるというか、ヤバめの方で、家に狐のお面をかぶって夜中にやってきたりとか、家の周りを撮影して、家にそのビデオがいっぱいあったりとか、ちょっと笑えない感じの狂気的な方で......」と若干答えづらそうに話す村本に、「よかったやん。その人が役作りにつながったんやん、結局。その人のおかげやで」とスーパーポジティブな意見を言うせいじに、さすがの村本も返す言葉が見つからないようす。

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本作は8月27日に始まる「第39回モントリオール世界映画祭」フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門への正式招待が決定しているのですが、竹野内さんは、「(2人をお笑い芸人だと知らない)海外の方が彼らの演技を観たらすごく怖いと思う」と、2人の演技を評価していました。それに対し、先ほどまで自信満々だったせいじはなぜか「人生であんまり褒められたことがないから、すっごい恥ずかしい(笑)」と今度は照れモードに。

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竹野内さん自身の役作りについては、「実際には血縁がない家族をどう表現しようか考えましたが、現場に入ったら皆さんが自然体でいらっしゃったので、撮影が進行するにつれて皆の距離感が徐々に縮まっていって、いい空気感を出せたんじゃないかと思う」と語っていました。

さらに、竹野内さんも先ほどの村本の「松雪さんナンパ事件」が気になっていたようで、「あれはホントなんですか? ホントに本番直前にご飯に誘ったりしたんですか? それとも盛ってる部分があるんですか?」と村本に疑問をぶつけます。対して村本は「僕なりに色々作戦立てて考えて、リサーチもして。で、クランクアップの日に『ご飯行きます?』って誘ったら、『なんであんたと行かなきゃいけないのよ』って言われて、大恥かかされましたよ!」と、自分が断られたのをまるで松雪さんが悪いかのように責任転嫁する村本に、竹野内さんも思わず爆笑。

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最後に竹野内さんが映画について「先入観なくフラットに観ていただければ、見終わった後、それぞれの心の中に感慨深いものが残るのではないかと思います」とのメッセージを残し、大盛り上がりの中トークショーは幕を閉じました。

●映画情報

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『at Home アットホーム』

8月22日(土)より全国ロードショー

監督:蝶野博(『未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~』) 原作:本多孝好「at Home」(角川書店刊) 脚本:安倍照雄(「手紙」「不思議な岬の物語」) 

出演:竹野内豊 松雪泰子 坂口健太郎 黒島結菜 池田優斗 村本大輔 千原せいじ 板尾創路 / 國村隼ほか

製作:映画「at Home」製作委員会 制作プロダクション:KATSU-do 制作協力:株式会社ブースタープロジェクト 配給:ファントム・フィルム+KATSU-do 2014年/日本/カラー/110分/DCP 

©映画『at Home』製作委員会 

公式サイト:athome-movie.com



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