吉本新喜劇 小籔座長東京公演2015(8/22)
8月18日(火)~22日(土)、東京・サンシャイン劇場にて、『吉本新喜劇 小籔座長東京公演2015』が行われ、5日間で8公演、いずれも満席という大盛況で幕を閉じました。
同公演は昨年6月、東京・六本木にある俳優座劇場で初めて開催し、チケットは全公演即日完売。
今年は、その倍以上のキャパとなるサンシャイン劇場に会場を移し、1部が吉本新喜劇、2部が日替わりゲストを迎えてのトークという2部構成で上演。ここでは、最終公演となった22日(土)18時開演の部をレポートします。
期待感にあふれるなか、お馴染みのテーマ曲とともに、1部の新喜劇『執事小籔は絵になるね』が開幕。
社長同士がお互いの子供の見合い話を進めるなか、社長令嬢の恋路は別にあり、執事に扮する小籔座長も一役買うことになりますが...。
動く石像に扮した浅香あき恵、『オクレの叫び』となったMr.オクレなど、美術品に扮した座員が次々登場すれば、松浦真也がギターネタを見せたり、島田一の介が満を持して「ダメよダメよダメなのよ~!」を放つなど最後まで大盛り上がり!
休憩を挟み、2部では小籔をMCに、日替わりゲストに千鳥の2人を招いたトークを展開。
なんばグランド花月(NGK)にも出演している千鳥だけに、新喜劇との関わりも多い千鳥ですが、まずは大悟が、新喜劇メンバーはトイレで小便をする音が違うとの持論を切り出し、辻本茂雄の場合は「ジャガー!」という轟音で、Mr.オクレは「ペチャペチャ」とツバを吐くような音だと言い張ります。
また、島田一の介から「島出身だから魚にうるさいやろ」とお寿司屋に連れていってもらうという大悟ですが、「ネタのデカさを売りにしている寿司屋が大嫌いなんですよ!」とまさかのカミングアウトをし、頭を抱える一の介の姿も。
一方のノブは、川畑泰史らと頻繁に合コンしていた時代を回想し、全くモテない川畑が「2次会、お前らでいけや...」と肩を落として一人帰る姿を再現して笑いを誘います。
女性座員からも様々な話題が飛び出し、男子校育ちの清水啓之が異常なほど女性に触れられないエピソードを服部ひで子が明かせば、酒井藍のイビキがうるさくて口と鼻をつまんだところ、放屁したとの奇跡体験(?)を森田まりこが暴露。
終盤に入ると、桑原和男、チャーリー浜、島木譲二といった大ベテランが起こした奇行や信じがたいエピソードが続出します。
そんな話をひと通り聞いた小籔は、「新喜劇という地場に30年くらいまみれたらそんなんなってくるのかな」と不安を口にし、「よいお年を!」「カルネ」とチャーリー浜の口癖(?)を真似するのでした。
最後は、街中でからまれていたところを今別府が救ってくれたとの美談を大悟が披露。
その時の大悟は、今別府が着ていたコンバースのTシャツが印象的で、「靴のTシャツ着てる!」と思ったそうです。
しかし、この話の真相は、吉本社員がタクシーで大悟を救出し、今別府はただタクシーに同乗していただけだと判明したところで、罵声を浴びる今別府でした。
トークコーナーも大盛り上がりに終わったところで、小籔は、なんばグランド花月までよしもと新喜劇をできれば見に来て欲しいとしながらも、「北海道物産的に我々が(東京に)持ってきます。来年もやらせていただく機会がありましたら、みなさまお越しいただけたらと思います」と観客にメッセージを残し、大きな拍手に包まれながら終演を迎えました。
終演直後の小籔にコメントを求めると、去年の公演で観客の笑い声が大きすぎて、耳栓をしながらしようかなと会見で話したことに触れ、「耳栓せずにやったんですが、今思えば耳栓しておけばよかったなというくらい、ウケましたので大成功かなと思いますね」と満足気な表情。
また、東京のよしもと以外の劇場で、吉本新喜劇を上演することについては、「これをやりたくて、東京よしもと所属になったので、5日間8公演が全部完売となり、お客様にも喜んでいただいて、よかったなと思います」とし、さらには「僕が東京の仕事が一切なくなるとかにならない限りは、来年もぜひ、やらせていただけたらと思います」と来年の開催にも意欲を見せました。
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【若井みどり】【浅香あき恵】【楠本見江子】【高橋靖子】【宇都宮まき】【森田まりこ】【井上安世】【酒井藍】【服部ひで子】【千鳥】【Mr.オクレ】